転職するときに、転職エージェントの利用を検討する人は多いでしょう。転職エージェントでは転職希望者の相談から再就職、再就職後のフォローまで、無料でサポートが受けられます。
転職成功のカギとなる自己分析やキャリアの棚卸もプロによる第三者の視点でアドバイスしてもらえるため、応募企業とのマッチング度も高く、採用の可能性が高まるでしょう。
現在、転職成功者の約80%の方が、最低3つ以上の転職エージェントや転職サイトに登録していると言われています。
求人サイトには掲載していない非公開求人を紹介してくれるのも、転職エージェントならではの魅力です。応募企業とのやり取りも行ってくれるから、仕事をしながら転職先を探す人にもオススメ。
若い世代の転職に強いエージェント、外資系企業の転職に強いエージェントなど、転職エージェントにはそれぞれの特徴があるので、自分の希望に合わせて利用するとよいでしょう。
今回は、転職エージェントの使い方と共に、オススメの転職エージェントや、転職エージェントを使った方がいい人の特徴などを紹介します。
「転職エージェント」と聞くと、どのようなイメージを持つでしょうか。「登録したら最後、しつこく連絡がありそう。人材紹介会社が薦めたい求人を押しつけられそう。」と思っている人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
皆さんのサポートがしたい一心で、マッチングしそうな求人を紹介してくれます。
紹介された求人すべてに必ずしも申し込む必要はないので、希望に合う合わないの意思表示をしっかりすれば、ピンポイントの求人紹介につながります。エージェントにすべておまかせというよりも、一緒に相談しながら最適な転職先を見つけるという気持ちで利用すると、よりよいですね。
目次
転職エージェントを使った方がいい人の特徴
そもそも「転職エージェントは使わない派」という方もいますよね。
自分のペースで転職活動をしたければ、転職エージェントを使わず企業の採用ページや転職サイトから応募するという方法もあります。
そこでまず、あなたが転職エージェントを使うべきなのかを考えてみましょう。
転職エージェントを使った方がいい人の7つの特徴を紹介します。
転職エージェントがおすすめな人
- 転職をしてもよいかわからない!「転職の相談」がしたい人
- 20代で転職がはじめての人
- 短期間で転職先を探したい人
- 書類選考の通過率を上げたい人
- 面接が苦手な人
- 年収アップの転職がしたい人
- 地方都市からの転職を目指している人
これらに該当する人は、転職エージェントを使った方が転職成功率がアップする可能性が高いです。
1. 転職をしてもよいかわからない!「転職の相談」がしたい人
「現在の職場に不満があって転職を考えているが、転職すべきか迷っている」など、転職すること自体に悩んでいるという人は転職エージェントに相談をしましょう。
業界の動向を熟知しているキャリアアドバイザーが、相談者の経験やスキルを考慮して今後のキャリアプランを提案してくれます。
また「今の仕事は向いていないのでは?」など自分の適性がわからない人も転職エージェント向きです。アドバイザーと一緒にキャリアの棚卸しをしながら適職を見つけられます。
2. 20代で転職がはじめての人
30代40代に比べ、20代は売手市場で求人が豊富なため、特別なスキルや経験がなくても再就職できる可能性が高いです。
そのため「なんとなく良いなと思った会社に転職して、イヤならまた転職すればいい」という転職グセがついてしまう危険性もあるのです。
転職を繰り返すことでキャリアがうまく積み重ねられなかった場合、30代40代になったときのキャリア形成にも影響が及びます。
ですからはじめての転職では、転職エージェントのプロに相談しながら、長く勤められる会社を探しましょう。
20代の転職で何から手をつけていいかわからない人も、転職エージェントを利用するといいですよ。早いうちに上手な転職を経験しておけば、今後のキャリアアップ転職にも役立つことでしょう。
3. 短期間で転職先を探したい人
転職エージェントを利用すると、たくさんの求人の中から自分の希望に近い求人を提案してもらえるため、自分に合った会社と出会える可能性がより高くなります。
さらに面接スケジュールの調整はキャリアアドバイザーがしてくれるので、複数の選考を並行して行え、非常に効率的です。
キャリアアドバイザーの視点で客観的に自分の価値を判断してもらえるため、条件が合わない企業へ応募し続けるというムダがなくなるのも、早期に再就職できるポイントでしょう。
4. 書類選考の通過率を上げたい人
「キャリアや経験は充分あるのに、なぜか書類選考で落とされてしまう……」という人は、応募書類の書き方に問題があるのかもしれません。
転職エージェントでは、履歴書や職務経歴書の上手なまとめ方や修正したほうがいい点など、プロの視点から応募書類の添削が受けられます。
企業が求める人物像や社風に合わせた自己アピールを一緒に考えてもらえるので、書類選考の通過率も上がるでしょう。
5. 面接が苦手な人
「面接でうまくアピールできない」「面接での受け答えに自信がない」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。
面接が苦手な人は、自分の長所やアピールポイントがきちんと整理できていない可能性があります。プロのキャリアアドバイザーと相談しながらアピールできる部分を考えましょう。
アピールポイントを整理することで、自信を持って面接できるようになりますよ。また応募する企業に合わせた面接対策ができるので、質問内容なども想定しながら回答の準備ができます。
面接後に「働きたい」という強い意志をキャリアアドバイザーに伝えれば、キャリアアドバイザーが企業へサイドプッシュ。徹底的にサポートしてくれるのが、転職エージェントの魅力です。
6. 年収アップの転職がしたい人
「年収アップの転職がしたいけれど、企業と年収交渉をするのは難しい」と悩んでいる人も、転職エージェントを利用すべきでしょう。
転職のプロであるキャリアアドバイザーが転職者の市場価値を正しく判断し、あなたの希望に近づけるべく企業に年収を交渉してくれます。
年収以外でも、待遇面などデリケートな問題を転職者に代わり調整してくれるので、よりあなたの希望に近い条件での転職も実現可能です。
7. 地方から都心部への転職を考えている人
現在地方都市で働いている方で、首都圏や都心部で新たに仕事を探したいと思っている方も多いでしょう。
大手の転職エージェントなら、全国の求人情報を取り扱っているため、地方にいながら首都圏の求人情報を得ることができます。
働きたい地域の優良企業を知りたいなら、企業の内情など生の情報を知ることができる転職エージェントを利用しましょう。
転職エージェントの利用の流れ(登録~内定まで)
転職エージェントを使った就職活動は、スピード感があります。利用申し込みをすると、登録者一人ひとりにキャリアアドバイザーとよばれる担当者がつきます。
そしてアドバイザー(あるいはアシスタント)が書類選考から企業との面接・内定・入社までの、転職に関するあらゆるサポートを迅速に行ってくれるのです。
うまく選考が進めば、1ヶ月たらずで内定までこぎつける転職者もいるのです。それではサービス登録から内定までを、6つのステップで紹介していきます。
※こちらでは一般的な流れを紹介しています。転職エージェントによって細かい利用の流れが異なります。
転職エージェント利用の流れ
- 転職エージェントに利用登録
- 転職エージェントのキャリアアドバイザーと面談
- 転職エージェントから求人の紹介
- 企業の書類選考
- 企業との面接
- 企業からの内定通知
1. 転職エージェントに利用登録
まずはインターネットから転職エージェントの利用申込みを行いましょう。リクルートエージェントやマイナビエージェントなど、多くの転職支援サービスは無料で利用できます。
申し込みに必要な情報は、おもに「個人情報」「これまでの職歴」「転職先の希望条件」の3つ。申し込みが完了したら後ほど、メールや電話で転職エージェントとの面談日を決めます。
もちろん今の会社に在籍しながら転職活動をしている人も多いので、たとえば平日の19時以降などでも面談は可能です。自分の希望日程で調整しましょう。
ちなみに、申込みの内容によっては、サービスに申し込んでも求人紹介ができないと断られる場合もあります。
転職エージェントはいくつもありますので、他のエージェントを利用して転職活動を行いましょう。
もし複数のエージェントで紹介できないと言われてしまう場合は、ちゃんと理由を聞いて条件提示の見直しも検討する必要があるかも知れません。
2. 転職エージェントのキャリアアドバイザーと面談
転職エージェントとの面談は、オフィスにある個別専用ルームで行われます。
※オンラインでの相談が可能な場合もあります。
大手転職エージェントは、駅チカの大きなビルにオフィスを構えていることが多いので、訪問するのにも交通の便がいいです。
転職エージェントのオフィスに到着したら、まずは受付で氏名と何時の面談の約束で来たかを伝えましょう。
部屋に通されたら、キャリアアドバイザーと呼ばれる担当者との面談スタートです。面談は1時間ほどで、まずは現在の転職市場の状況など簡単な説明を受けます。
その後、これまでの職歴や転職のきっかけ、希望の職種・業界について1対1でヒアリングが行われます。
このとき、事前に提出した履歴書などをベースとして話が進むので、書類の準備をしっかりしておくようにしましょう。
転職目的や希望する転職先企業の特徴をはっきりと伝えると、エージェント側も転職先を提案しやすいです。
3. 転職エージェントから求人の紹介
面談でのカウンセリングを元に、希望に合った求人を紹介してもらえます。
求人票には載っていないような社風や職場環境、入社後のキャリアアップなどに関しての情報も提供してもらえるのは転職エージェントならではの情報力です。
紹介された案件が気に入らなければ断ることもできますし、その場で決める必要はありませんのでじっくり考えて決めましょう。
面談が終わった後、転職エージェントとのやりとりは基本的にはメールになります。とくに20代後半の求人が多い年代であれば、1日に何社もの求人紹介がメールで届くでしょう。
あなたが希望する求人かどうか精査して、応募の有無をメールで返答していきましょう。
4. 企業の書類選考
キャリアアドバイザーより転職を希望する企業へ、応募書類が提出されます。
応募後は、転職エージェント経由とはいえ、いきなり面接ではなく基本的には書類選考を通すということを覚えておきましょう。
また希望者には、履歴書や職務経歴書などの応募書類を添削してくれます。
より強くアピールするべき点や書き換えたほうがいい表現などを的確に指摘してもらえるので、企業の目にとまりやすい履歴書を作成できるでしょう。
選考結果はキャリアアドバイザーを通して転職希望者に報告されるのが一般的です。
5. 企業との面接
書類選考に通過すると、いよいよ企業との面接です。面接の日程は、エージェントが企業と調整してくれるので、あなたが直接コンタクトをとる必要はありません。
また転職エージェントでは、面接対策を行っているところもあります。
模擬面接で面接の基本的なマナーをおさらいするほかに、過去の面接で実際に聞かれた質問を元に対策を立てます。
事前に質問に対する回答が用意できるので、自信を持って面接に臨めますね。
面接当日は、時間に遅れないことや身だしなみを整えるなど、社会人としてのマナーをきちんと守って面接に臨みましょう。
面接の結果は、企業から直接連絡がくるのではなく、キャリアアドバイザーから教えてもらいます。
キャリアアドバイザーが応募者の評価されたポイントなどを企業側に確認し、詳細をメールや電話で報告してくれるのです。
面接での良かった点や悪かった点をフィードバックしてもらえるので、たとえ不採用だったとしても、次の面接に活かすことができます。
6. 企業からの内定通知
面接後、内定となった場合の連絡は企業よりキャリアアドバイザーを通して報告されます。
内定が決まった後の各手続きについても、エージェントがアドバイスをしてくれるので、相談しながら転職の手続きを進めていきましょう。
現職場での退職の伝え方など、退職についてわからないことがあればキャリアアドバイザーに相談することもできます。
入社日の調整もキャリアアドバイザーが行ってくれるので、転職希望者にとってはとてもありがたいですね。
予定通り現職場の退職手続きが済めば、入社日に新しい職場での第1日目がスタートします。
転職エージェントを利用した場合の転職活動は、以上の流れになります。
転職エージェントを利用することで転職のプロに相談ができたり、面接のアドバイスがもらえたり、面接や入社の日程調整をしてもらえたりと、無料とは思えないほどの手厚いサポートが受けられます。
一人で転職活動を進めるよりも、効率的に転職先を見つけられるので、まずは1つの転職エージェントに転職相談をすることから始めてみてはいかがでしょうか。
転職エージェントとの面談までに準備するもの
転職エージェントを使って早期内定を勝ち取れるかどうかは、アドバイザーとの面談までの下準備にかかっているといっても過言ではありません。
面談は基本的に1回ですので、その時間を活かしてこそ、そのあとの求人紹介がスムーズに行くのです。
それでは、エージェントとの面談までに準備するものを紹介します。
1. 履歴書と職務経歴書はエージェント指定の形式で作成する
転職活動において「履歴書」「職務経歴書」の準備は必須です。
転職エージェントを利用する際にも、これら2点を事前に転職エージェントにデータで提出するよう求められるでしょう。
たとえばリクルートエージェントであれば「キャリアシート」と呼ばれる履歴書と、職務経歴書は専用サイトを使って少ない手間で作成もできます。
このように転職エージェントによってフォーマットが違うので、登録後の説明をよく確認のうえ準備しましょう。
なおこれらの書類は、企業提出用ではなく転職エージェントに自分の経験やスキルを伝えるためのものです。
企業に提出する際には、アドバイザーが修正の提案をくれるので、手直しをして提出する流れになります。
いずれにせよ、アドバイザーとの面談で、履歴書や職務経歴書の有益なアドバイスをもらえるように、しっかりと書類をつくりましょう。
2. 転職の目的と転職先の条件を本音ベースでまとめる
「転職先を早く見つけたい」という気持ちから、面談では求人内容や選考のことばかりが気になるものです。
しかし理想の転職先を見つけるためには、面談で本当に自分が希望する転職先の条件をしっかり伝えることが重要です。
転職エージェントでアドバイザーと面談できるのは、基本的に最初の1回だけ。
そこで建前上の転職の目的や転職先の条件を伝えてしまうと、紹介してもらった求人に違和感を覚えるかもしれません。
アドバイザーはプロですので、登録者の本当に求める条件を見極めてマッチする求人を紹介してくれます。
限られた時間で自分の希望を的確に伝えるためにも、事前に整理し、本音ベースで伝えることがとても大切なのです。
転職エージェントの賢い使い方3つのポイント
転職エージェントを利用したからといって、必ずしも転職が成功するわけではありません。
そこで、転職成功率を上げるための、転職エージェントの賢い使い方を知っておきましょう。
1. 転職エージェントからの連絡は即返信!信頼関係が重要
自分で企業に応募した場合、企業の採用担当者からの連絡にはすぐ返信をしますよね。
それは「自分は信頼できる人材である」「入社の強い意志」をアピールするためです。
転職エージェントとのやり取りも同様に、できるかぎり早めの返信を心がけましょう。
レスポンスのよい人には「信頼」と「やる気」を感じられ、アドバイザーも自信をもって企業側にプッシュしてくれます。
また選考が進むにつれ、企業との面接日の設定や内定の受理・辞退など、アドバイザーとの重要な連絡事項が増えます。
その場合はアドバイザーから「○○日までに返信をください」といわれますので、必ず期日中に答えましょう。
アドバイザーへの即返信は、すなわち企業への返信速度になりますので、早めの返信が肝心です。
2. 転職エージェントは複数(2社以上)登録しよう
転職エージェントを利用する人のほとんどが、複数のエージェントに登録しています。
複数登録すると、相性の良いアドバイザーに出会えたり、より多くの求人を選べるというメリットが期待できるでしょう。
まずアドバイザーについては、やはり相性の良し悪しがあります。転職エージェントの中でも、経験値の高い人もいれば新人が担当にあたることも。
アドバイザーの変更を申し出ることはできますが、よほどの理由がないかぎり、あまりオススメできません。
そこで転職エージェントを複数登録しておけば、より信頼できるアドバイザーに出会える可能性が高くなります。
また転職エージェントは、各社違った求人情報を保有しています。利用するエージェントが多いほど、より多くの求人を網羅できるというわけですね。
転職エージェントは登録から求人紹介、入社のサポートまで無料で利用できるため、自分が管理できる範囲で複数の転職エージェントに登録するのが賢い使い方です。
3. 各転職エージェントが得意とする分野を知る
転職エージェントは種類がたくさんあり、年代や職種に関わらず豊富な求人情報を保有しているエージェントもあれば、「看護師専門」「美容師専門」「20代・既卒向けの求人が豊富」「ハイキャリア向け」といったように、特定の求人を専門に取り扱う転職エージェントもあります。
つまり、転職エージェントの強みを知って利用すれば、自分に合った求人に出会える確率も高まります。
マイナビエージェントのように、年代や職種に関係なく豊富な求人を扱う転職エージェントと、専門的なエージェントと両方を利用するのも方法のひとつ。
転職エージェントを利用するのがはじめての人は、次にオススメの転職エージェントを紹介するので参考にしてください。
どのエージェントを使うべき?オススメの転職エージェント5つ
転職エージェントには大きくわけて「総合型」「特化型」2つのタイプがあります。
「総合型」転職エージェントは、あらゆる業界・職種の求人を取り扱っています。転職サイトでおなじみの、いわゆる大手転職エージェントは総合型に当てはまりますね。
利用者も多いため転職サポートの実績が豊富で、たくさんの求人から選べるというメリットがあるでしょう。
「特化型」転職エージェントは、特定の業界・業種にしぼって求人を集めています。専門性が高いので、特定の業界にしぼって転職したい人に向いているでしょう。
特徴 | エージェント例 | |
---|---|---|
総合型 | ・豊富な求人数や非公開求人が充実 ・実績を積んだキャリアアドバイザーがいる |
・リクルートエージェント ・マイナビエージェント ・dodaエージェント |
特化型 | ・IT・外資系・看護など特定の業界や職種を絞って求人を紹介してもらえる。 ・専門性が高い |
・レバテック (エンジニア・ITデザイン系) ・ロバートウォルターズ (外資系) |
どちらか迷った人はまずは「総合型」に登録するとよいでしょう。そのうえで、目指す業界が決まっている人は「特化型」と併用していくのがオススメです。
それぞれのタイプからオススメ転職エージェントを紹介します。
【総合型】迷ったらとにかくリクルートエージェント
業界最大の求人数が魅力のリクルートエージェント。リクルートエージェント経由で転職した人の退職率は約4%と、定着率が高いのも見逃せない特徴です。
転職についてまだ漠然として考えていないけど、自分の適性を相談したいという方は、まずはリクルートエージェントに登録すれば間違いないでしょう。
リクルートエージェントの評判などは「リクルートエージェントの詳細」でより詳しく紹介しています。あわせてご覧ください。
【総合型】20代を得意とするマイナビエージェント
新卒の就職に強いマイナビエージェントでは、第二新卒や20代の転職にも力を入れています。
そのため、20代の若者の方や第二新卒の方にオススメのエージェントです。
サポート期間は3カ月のエージェントが多い中で、マイナビは無期限でエージェントのサービスが受けられます。
「今すぐの転職じゃないけどとりあえず相談したい」という人も気軽に利用できますね。
「マイナビエージェントの詳細」の記事では、より詳しく紹介しているので、こちらも参考にしてください。
【総合型】全国を網羅しているdodaエージェント
求人数が豊富で経験やスキル、年齢を問わず幅広い層の人が利用できると評判のdodaエージェント。
またdodaは日本全国に拠点があり、首都圏以外の人もサービスが受けられます。
上京して転職したい人や、地元に帰って転職したい人はdodaエージェントに相談しましょう。
【特化型】IT関連に特化したレバテックキャリア
レバテックキャリアは、ITエンジニアやデザイナーに特化した転職エージェントです。
アドバイザーもIT業界について熟知しているため、前職での経験や保有スキルを伝えることで、最適な転職先を提案してくれます。
この専門性の高さで、レバテックキャリアの評判も上々。「年収アップの転職がしたい」「もっと企画から携われるようになりたい」といった、IT業界でのキャリアアップ転職を希望する方は、まずレバテックキャリアに登録しておいて間違いないでしょう。
【特化型】英語を活かした転職ならロバート・ウォルターズ
ロバート・ウォルターズ・ジャパンは、1985年にロンドンで設立された人材紹介会社です。日本には2000年に東京に進出し、大阪にもオフィスがあります。
日本では英語力の高い人達にはすでに有名で、世界でも名の知れている転職エージェントです。
日本でのビジネスが長いことから、企業からの信頼を得ており、書類通過や内定決定率が高いと評判です。
外資系や、日系グローバル企業の転職を形態を問わず、英語を活かしたハイキャリアの外資系企業への転職をサポートしてくれます。
コンサルタントは全員バイリンガルで、業界ごとのチームとなります。満足度93%を誇り、外資系ならではのスピード感をもって選考を進められますよ。
外資系企業のハイキャリア、ネイティブレベルの英語力がある人はとくにオススメです。
転職エージェントの使い方でよくある質問
はじめて転職エージェントを利用する方に向けて、よくある質問をご紹介します。
転職エージェントのしくみをよく理解した上で登録すれば、より安心して利用できますよ。
転職エージェントはどうして無料で使えるの?
転職エージェントは人材を紹介した企業から報酬を得られるため、求職者に無料でサービスを提供できます。
エージェントは求職者を企業への入社が決まると、転職者の年収の約30%ほどを成功報酬として受け取ることができるのです。
企業側にとって高いコストがかかるように見えますが、エージェントを通して条件に合った人だけが面接に来るため、選考の手間や時間が省けるという利点があります。
このようなビジネスモデルのため、登録者は充実した転職サービスを受けられるのです。
転職エージェントの「非公開求人」ってなに?
非公開求人とは、転職エージェントに登録しなくては見られない求人のことです。
市場にある求人情報の約90%は、一般の求人情報サイトなどには載らない情報といわれます。
その理由は、企業が求人内容を伏せたいからというものがほとんど。たとえば新規事業の立ち上げ、マネージャークラスの求人などは、外部に知られたくない情報である可能性もありますよね。
それらの求人は非公開として、転職エージェントに登録し募集にマッチする求職者のみに紹介されるのです。
転職エージェントと転職サイトってどうちがうの?
転職エージェントと転職サイトの違いは以下の通りです。
転職サイト | 転職エージェント | |
---|---|---|
求人を探す | 自分で登録・探す。 | 自分で登録後、エージェントが求人を紹介。 |
応募書類を作る | 自分で作成。 わからないことはネットや本を見て作成。 |
キャリアアドバイザーが添削・アドバイス。 |
応募する | 面接日の調整などは自分で行う。 | 面接日の調整はキャリアアドバイザーが行う。 |
面接対策 | 面接対策はない。 対策はインターネットや本を見て行う。 |
キャリアアドバイザーによる面接対策や模擬面接で本番に対応。 |
条件交渉 | 自分で行う。 | キャリアアドバイザーが転職者の意見を聞いて行う。 |
入社日設定 | 自分で行う。 | キャリアアドバイザーが代行。 |
転職エージェントなら転職活動におけるすべてを担当者がサポートしてくれますが、転職サイトは求人情報を提供してくれるだけで、履歴書の送付や面接の日程調整などはすべて自分でしなければなりません。
ただ転職サイトは、空いた時間を利用してマイペースに転職活動を進められるという利点があります。
「よい求人があれば転職したいから転職サイトを利用しよう」「転職が難しい年齢だから転職エージェントと転職サイトを併用しようかな」など転職の時期や、年齢、スキルによって使い分けるとよいでしょう。
両方とも利用して、よい求人が見つかれば応募するというやり方も良いと思います。
転職エージェントは今すぐ転職しない場合でも相談していい?
今すぐ転職するつもりはなくても、転職エージェントに相談できます。ただし、求人内容は日々変わりつづけるので、転職時期は2~3ヶ月を目安に登録することをオススメします。
転職時期はできるだけ早い方が、エージェント側もより力を入れて対応してくれるでしょう。
というのも転職エージェントは、求職者が企業に内定することで、企業から仲介料をもらうビジネスなので、できるだけ早く企業に就職させたいと考えます。
求職者との相談だけで終わってしまうと、エージェントには利益が発生しないため、エージェントとしては短期間で内定まで繋げられる求職者の方が良いのです。
ですから、もし相談するなら転職時期や転職目的がある程度定まってからの方が良いと思います。
【まとめ】転職エージェントを上手に活用して転職を成功させよう
今回はこれから転職エージェントに登録する人向けに、転職エージェントの賢い使い方や、利用手順などをご紹介しました。
転職エージェントの利用を迷っている方は、利用するのは無料ですから、どこか1社でもよいので実際に相談してみるとよいでしょう。
利用してみて、気に入れば継続して利用してもいいですし、満足できなかったら他のエージェントを探したり、転職サイトから直接企業を探してもかまいません。
また「企業に直接応募しているけど、書類選考が通らない」という人も、転職エージェントを活用することで、選考通過率がアップするかもしれません。
そのほか「転職できるか自信がない」「今の仕事が忙しいから誰かにサポートしてもらいたい」という人は、転職エージェントを使えば第三者からのサポートを受けられます。
転職エージェントを上手に活用して、理想の転職を実現させましょう!
- 監修者:石峰朱実(キャリア・コンサルタント)
- 各種学校、公共事業にて主に就職支援を担当。また転職エージェントでの面接指導にもあたっており、人材業界での10年の勤務経験も含め、就転職支援では20年超のキャリア。>>詳細はこちら