後悔しないUターン転職のやり方

「実家に住むから転職先は地元に帰ってからゆっくり探してもいいよね?」

「Uターン転職は仕事と住む場所、どっちを先に決める?」

「Uターン転職ははじめてだから何から手を付けていいのかわからない!」

はじめてのUターン転職、後悔しないためには何をすればよいのか、どうすれば効率よく進められるのか困っていませんか?

Uターン転職で失敗したくない人は、事前準備をしっかり行ってから、求人探し、面接、退職・引っ越しの順番で行うとよいでしょう。

地元に帰ってから仕事を探すのはリスクが高すぎるため、今の仕事を続けながら転職先を探すのがオススメです。

今回は、後悔しないUターン転職の方法について紹介します。

Uターン転職のスケジュールと進め方

Uターン転職は通常の転職と異なり転職活動と引っ越しをしなければいけないため、何から手を付けていいのか、その方法がわからない人も多いのではないでしょうか。

後悔しないUターン転職を実現するためのスケジュールは、次の順番で行います。

  1. 1. 事前準備をする

  2. 2. 地元の求人を探す

  3. 3. 面接を受ける

  4. 4. 退職と引っ越しをする

ここからは、それぞれのスケジュールの進め方を順番に見てみましょう。

1. Uターン転職を成功させるための事前準備

Uターン転職は、ただ無計画に地元に帰ればいいというものではありません。

地元に帰ってから円滑に転職するためには、事前準備が必要です。

「Uターン転職の気持ちを固める」「期間・費用の確認」「住環境に関することの情報収集」の3つを必ず行うようにしましょう。

Uターン転職する気持ちを固める

家庭の事情で地元に帰ることが決まっている人は、地元に戻る気持ちが固い人が多いでしょう。

ですが「都会の生活に疲れた」「生活する環境を変えたい」などの理由からUターン転職を考えている方、いままで都会で築いたキャリアや人間関係を捨てて、いちからやりなおす覚悟はありますか?

本当にUターン転職をしてもいいか、気持ちを確認しましょう。

いままで都会で築いたキャリアや人間関係を捨てて、いちからやりなおす覚悟はありますか?

また、Uターン転職することのメリット・デメリットを知っておくことも後悔しないUターン転職を実現するポイントです。

Uターン転職のメリット・デメリットについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

Uターン転職のメリット・デメリット

Uターン転職に必要な期間を確認

求人を探す、応募書類を作成する、面接を受けるなどの転職活動に必要な期間は1カ月~3カ月です。

内定をもらったあとに現在の仕事を退職するわけですが、円満退職に必要な期間は1カ月~2カ月。

この期間に引き継ぎなどを行いながら、引っ越しの準備を進めましょう。

早い人では3カ月あればUターン転職は可能ですが、半年ほど前から準備をすると余裕を持って進められますよ。

Uターン転職に必要な費用を確認

引っ越し代と交通費を考える男性

Uターン転職の場合、引っ越しの費用が必要になります。

引っ越し費用は、基準運賃・料金に実費と付帯サービス料が足されたもの。

引っ越しの距離や荷物の多さにより異なりますが、引っ越し費用は10万円~45万円はかかると見ておきましょう。

※引っ越しの運賃・料金の参照)近畿運輸局

さらに地元に帰って実家に住む場合は必要ありませんが、賃貸住宅に住む場合は引っ越しの費用に加えて、部屋を借りる際の初期費用も必要。

賃貸住宅を借りるときに必要な初期費用は、敷金(家賃の1~2カ月分)・礼金(家賃1~2カ月分)、仲介手数料(家賃1カ月分)、火災保険(1万5,000円~2万円)、前払い家賃1カ月、プラス日割り家賃です。

たとえば家賃6万円の物件に住む場合に必要な初期費用は、以下の通りとなります。

家賃6万円に賃貸住宅を借りる際に必要な初期費用例
敷金 12万円(2カ月分で計算)
礼金 12万円(2カ月分で計算)
仲介手数料 6万円
火災保険 2万円
前払い家賃 6万円
日割り家賃 日数による
合計 38万円+日割り家賃

以上のことからUターン転職で賃貸住宅に住む場合、引っ越しと初期費用で約80万円必要ということになります。

地元企業へ面接に行く際の交通費も必要なので、Uターン転職にかかる費用として85万円~90万円あると安心ですね。

住環境に関する情報収集を行う

「生活費の負担が軽くなるような支援制度があったらいいな」

「空き家に住んだら家賃を節約できそう!」

「家族と一緒に地元へ戻るこの機会にマイホームが欲しい」

このように、地元に住むにあたって求人情報以外に知っておきたい情報はありませんか?

地元の住宅情報を調べられる情報サイトを3つ紹介します。

  • 国土交通省ふるさとサーチでは、47都道府県の各地域の空き家情報や、移住支援など、Uターン転職に関する施策情報が見られます。

    各地域の特徴や魅力も紹介されており、客観的な視点からその地域の良さを知ることができます。

  • ニッポン移住ナビでは、各地方の支援策が見られるほか、移住体験ツアーや、都市部で行われる就職相談会など、Uターン転職者が利用できるイベントを紹介。

    東京・大阪などの首都圏にある、各地方の出張ハローワークの場所もニッポン移住ナビから検索が可能です。

  • カムバックひょうご東京センターでは、就労や移住の相談のほかに、ひょうご出会いサポート東京センターと連携しお見合いの斡旋を行うなど、興味深い施策も調べられますよ。

たくさんの情報を調べてUターン転職に役立てたいですね。

2. 地元の求人を探す

Uターン転職の求人は、求人サイトやハローワーク、Uターン転職フェアなどのイベント、転職エージェントから調べられます。

求人サイトから探す

仕事の合間に気軽に探せて、面接などの日程調整もメールでやり取りできる求人サイトはやっぱり便利。

オススメの求人サイトは、リクナビNEXTです。

毎週2.6万人以上が新規登録し、転職した人の約8割がリクナビNEXTを利用しているという人気・実力ともにナンバーワンの求人サイト。

魅力は豊富な求人数で、地域・職種を問わずあらゆる転職者にマッチする求人を揃えています。

都会よりも求人の少ない地方ですが、リクナビNEXTならぴったりの求人が見つかりそうですね。

ハローワークで探す

ハローワークの求人検索機は求人を調べる際に地域を特定すると、その地域の求人を見ることができます。

地元へ帰らなくてもその地域の求人が探せるので、求人サイトと並行して利用したいですね。

大阪の「ハローワークなんば」のように、職業相談ができたり生活関連情報が得られる「地方就職支援コーナー」を設置しているハローワークもあります。

Uターン転職フェアなどのイベントで探す

面接を受ける男性

地元まで足を運ばなくても、1日で地元の複数企業の採用担当者と話をすることができるUターン転職フェアのようなイベントも見逃せません。

たとえば12月に東京と大阪で行われる「高知就職・転職フェア2018冬」には、高知県内の求人企業約60社が参加。

当日は、採用担当者による個別面接を行う企業もあり、ブースで仕事内容や採用条件に関する話が聞けます。

「UターンIターン就職相談ブース」では、就職相談が受けられるほか、フェアに出展していない企業の求人も紹介してもらえ幅広い情報が得られそうです。

転職エージェントを利用する

「求人サイトを見たけどピンとくる求人がない」「条件的にはいいけど、どんな会社なのかもう少し詳しく知りたい」など、情報不足を感じている人は、転職エージェントがオススメです。

転職の相談から採用まで、転職活動をサポートしてくれる転職エージェント。

転職エージェントを利用すると、求人の紹介や応募書類の添削、面接対応などで内定までをフルサポートしてもらえます。

転職を考えているすべての人に転職エージェントの利用はオススメですが、Uターン転職を考えている人にはとくにオススメです。

転職エージェントのメリットをまとめたので、参考にしてください。

求人が多く選択肢が増える

転職エージェントでは、求人サイトに掲載していない非公開求人を保有しており、登録すると利用者の経験やスキルに合った非公開求人を紹介してもらえます。

非公開求人は、求人サイトに掲載すると応募が殺到するような人気企業の求人、同業他社には秘密にしたいプロジェクトのメンバーなど魅力的な案件が多く、求職者に人気です。

面接の日程調整をしてもらえる

複数社面接を受ける人は、各会社に自分で連絡をして面接日の設定をしなければいけません。

Uターン転職の場合、往復の交通費などを考えると面接日をコンパクトにまとめる必要もあります。

転職エージェントでは、求職者に代って企業と面接日の調整を行ってくれるので、1日で複数社の面接を入れるなどの調整が可能。

日程調整をする負担なく、効率よく面接を受けることができて交通費の節約にもなるのがうれしいですね。

また、地方企業でも東京や大阪に支店がある場合、そこで面接を受けてよいかの交渉もしてもらえます。

二次面接の交通費や入社日の調整など、自分では言いづらいことも交渉してもらえるところもメリットです。

企業情報の詳細を教えてもらえる

転職エージェントは、業界の動向や社風、現場の雰囲気、企業の成長性など求人票を見ただけではわからない企業情報の詳細を知っています。

インターネットの口コミサイトを見ても、地方の企業情報はなかなか手に入らないもの。

企業情報が多いほど、アンマッチが少なく満足度の高い転職が実現できます。

Uターン転職者には、全国に支店がありUターン転職者も利用できる、リクルートエージェントdodaがオススメです。

地元へ帰ってから仕事を探すのは遅い理由3つ

「実家に住むからすぐに働かなくても大丈夫!」と先に退職することを考えている人はちょっと待って!

「仕事を辞めてから」「実家に帰ってから」仕事を探すのは、とてもリスクが高いんです。

  1. 仕事がすぐに見つからないかも

    「希望していた職種の求人がない」「求人自体が少なくて働きたいと思える会社がない」などで、なかなか仕事が見つからない可能性があります。

    親の目もあって適当な会社に再就職したものの、「思っていた仕事と違う」と感じ早期退職、ということにもなりかねません。

  2. 賃貸契約時に不利になるかも

    賃貸マンションを借りるときは必ず、入居審査があります。
    無職だと賃貸契約の審査に通過しにくくなるかも。

    安定収入があるかどうかが賃貸契約の入居審査に通過するポイントになるため、賃貸契約をスムーズに済ませたい人は、内定をもらっておいたほうがよいでしょう。

  3. 手続き関係の手間が増えるため転職活動に集中できないかも

    一時的にでも無職になる場合、国民保険と国民年金に加入しなければいけません。

    また転居後は、電気・ガス・水道・インターネットの手続きや、各種住所変更、転出・転入届などやらなければいけないことが多く忙しくなるでしょう。
    そのうえ転職活動、となると転職活動を集中してできない可能性があります。

    転職活動が疎かになると、転職先を妥協しがちになるので注意が必要です。

3. 面接を受ける

転職したい会社が見つかれば、面接を受けるのですが、Uターン転職の場合通常の転職と異なり、地方で面接を受けることも多いため、日程調整が大変。

さらに、Uターン転職の面接で志望動機を聞かれたときの答え方もきちんと準備しておく必要があります。

日程調整

複数の企業を受ける際、都会から地方への移動の交通費を考えて面接は1日ですむように調整しましょう。

Uターン転職の場合、何度も往復しなくてすむように二次面接を一次面接の翌日に設定してくれる企業もあるようです。

効率よく受けられるよう、面接日は事前に応募企業と相談の上調整をしましょう。

志望動機を確認

一般の転職と同じようにUターン転職の場合も、志望動機は大切です。

Uターン転職の場合、地元に戻るいきさつや理由と志望動機がごちゃまぜになりがちなので注意。

「地元で働きたい」理由ではなく、「応募企業で働きたい」理由が必要です。

志望動機の考え方は一般の転職と同じで、今までの経験から応募企業や地域に貢献できることをアピールするとよいでしょう。

都会の企業ならではのノウハウなどがあると、地元で働いてきた応募者と差をつけることができていいですね。

またUターン転職者は「都会の生活が恋しくなってすぐに戻るのではないか?」「出身とはいえ、地元の人とうまくやれるか?」など地元でずっと働いてきた人より、定着の面において不安を持たれます。

「都会でやれることはやったので未練がない」や「もともとある程度の年齢になったら地元に戻って地域に貢献するつもりでいた」など、長く働けると思ってもらえるエピソードを入れるといいアピールになるでしょう。

4. 退職と引っ越しをする

内定をもらったら、現在勤めている会社へ退職の報告し、退職の準備を行います。

その時期に、引っ越しの準備を並行して行いましょう。

退職

地元で気持ちよく新しいスタートが切れるよう、今の会社は円満退職するのがベストです。

退職日については就業規則がある場合、就業規則の期日を守って設定します。

就業規則による定めがない場合、民法では退職の2週間前に会社へ申し出ればよいことになっていますが、引き継ぎの期間を考えて少なくとも1カ月前には退職の意志を申し出ると、迷惑をかけずにすむでしょう。

また、離職票、年金手帳、雇用保険被保険者証、厚生年金基金加入員証など、退職の際に受け取るべき書類を受け取っておくことも忘れずに。

※離職票は再就職先が決まっていない人のみ必要です。
退職後の10日前後で交付されるので郵送の手続きをとっておきましょう。

引っ越し

内定をもらったら、再就職先の企業に入社日を確認します。

現職を退職後、入社日より前に引っ越しを済ませておきましょう。

古閑 美貴

引っ越しと転職活動では転職活動が先なんですね!

池上 彰子

そうですね。
明確な勤務地がわからないと、住む場所を決めにくいというのが理由のひとつです。
「通勤時間を短縮したいから会社の近くに住みたい」「仕事とプライベートは分けたいから会社と少し離れたところに住みたい」とそれぞれ希望にあった場所を選びたいですよね。

古閑 美貴

たしかに!
私は満員電車が苦手だからできるだけ近い方がいいな。

池上 彰子

それに転職後に住居を探すと、メリットもあるんです。
転職先企業が、どの地域に住むのが便利かを教えてくれたり、物件探しや引っ越しのサポートをしてくれることもあるみたいですよ。

坂本 勇治

サポートがあるのはいいですね。
でも引っ越しをしておかないと、転職活動に不利になるんじゃないですか?
引っ越しが終わるまで入社日を待ってくれますかね?

池上 彰子

通常の転職では、内定から1カ月、遅くても2カ月以内に入社することを求められますが、Uターン転職の場合プラス半月~1カ月ほど待ってもらえるので、慌てて引っ越しをしなくても大丈夫ですよ。

後悔しないUターン転職の方法まとめ

今の仕事を続けながら、求人探し、面接、退職・引っ越しの順番で行うのがUターン転職成功の秘訣です。

押さえておきたいポイントは以下の3つ。

  • Uターン転職にかかる費用や住宅情報などを事前に集めておく
  • Uターン転職にかかる費用は15万円~90万円
  • 求人探しは地元に戻る前に済ませる

求人は地元に戻らなくても探せる、求人サイトやハローワーク、転職フェアなどでチェックしましょう。

Uターン転職は、面接の際に地元へ移動するのが大変ですが、転職エージェントを利用すると面接日の調整をしてもらえて、効率よく面接が受けられますよ。

仕事を先に辞めてしまった人も転職エージェントを利用すると、応募書類の添削や面接対策が受けられるため、自分ひとりで行うより選考突破率が高くなるのでオススメです。

転職エージェントの賢い使い方