大学中退でも正社員として就職するコツ

大学を中退した人の中には「大学中退の経歴は就職に不利なのでは?」と悩んでいる方もいるでしょう。

たしかに、大学中退は高卒の扱いとなり大卒より求人数は少なく、また大学を中退したという事実から、企業からは就職してからの定着性が不安視され、就職は厳しいと言えます。

ですが、大学中退者はやり直しのきく若い年代。

正社員として就職することは可能です。

ポイントは、大学中退の理由を正直に話し、同じことが起こらないように努力していることを伝えること。

これにより企業が抱える「定着性の不安」が解消できます。

また、早期退職にならないために、働きたい職種や業界をしっかり決めるのも大切です。

大学を中退した人は、就職活動が初めてで何から始めたらいいかわからない、という人も多いと思うので、就職支援施設を利用して、アドバイスを受けながら就職活動を進めるのがよいでしょう。

ハローワークなどの就職支援施設や、就職Shop、就職カレッジといった就職支援サービスを利用すると、不安や疑問を解消しながら効率よく正社員への就職が実現できます。

池上 彰子

とくに就職Shopは、大学中退者で正社員として就職したい人にオススメの就職支援サービスです。各企業へは書類選考なしで面接を受けることができるので、学歴ではなくあなた自身を見てくれる会社に出会えますよ。
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今回は、大学を中退した人の就職活動の流れやポイントを紹介します。

大学を中退した人の就職はなぜ不利なの?大学中退者の就職事情

大学を中退した人の就職は厳しいのでは?と思われています。

実際に就職は難しいのでしょうか。

大学中退者は高卒枠!大学を中退した人の就職事情

大学を中退した人の最終学歴は「高校卒業」となります。

そのため、大学卒業以上が条件の企業へ応募することはできません。

新卒や第二新卒枠での応募も不可です。

リクナビNEXTでは営業職の求人が約9000件あるのに対して、学歴不問のフィルターをかけると約3500件まで減少してしまうことから、大卒に比べて求人数は少ないことがわかります。

高卒と比べると、知名度のある難関大学を中退した人は、大学を中退したということから定着性に不安は持たれるものの「難関大学に入れるだけの能力があるなら、仕事もすぐに覚えられるのでは?」と判断されることもあります。

そのため、高卒よりも採用される確率が高くなる場合もあるようです。

大学を中退した人の応募は中途採用枠

大学を中退した人は、中途採用枠での応募となります。

中途採用枠は、転職希望者が応募する枠と一緒です。

そのため、働いたことのない大学中退者が転職者と中途採用枠で戦うのは不利といえます。

大学中退者が就職するのに不利な理由5つ

大学を中退した人が、就職に不利な理由5つを紹介します。

1. 応募が中途採用枠

中途採用枠には、当然ですが一般の転職希望者も応募します。

転職者は経歴・スキルがあり、第二新卒は新人研修を受けた経験などビジネスマナー等の基礎ができており、それがアピールポイントになります。

ですが、就業経験のない大学中退者は経験や基礎がないため、アピールポイントがなく不利といえます。

2. 就職活動について相談できる場所がない

高校や大学にはキャリアセンターと呼ばれる場所があり、学校で就職活動に関する相談ができますが、大学中退者はひとりで就職活動をしなければいけません。

求人の情報収集や履歴書の書き方、面接対策などはインターネットを見て行うことになります。

相談できる場所がないため、就職のノウハウがわからず不採用が続く、不採用が続いた場合は妥協や断念してしまう、などのことが大学中退者には起こりやすいといえます。

3. 企業側から定着性に不安を持たれる

採用担当者から、「大学を中退したということは、会社もすぐに辞めてしまうのでは?」と思われてしまうため、就職には不利です。

この場合、大学を中退した理由をどう説明するかがポイント。

きちんと説明できれば、定着性の問題はクリアできます。

4. 大学中退から現在までのブランクがある

企業は「ブランクがある人」を警戒します。

一般の転職者でもブランクのある人は「他の会社からも採用がもらえないような人材なのでは?」「先の見通しも立っていないのに会社を辞めるとは計画性のない人なのかな」などさまざまな懸念を抱かれ、採用を躊躇されます。

大学を中退してから期間が空くと「社会人としてすぐに適応できるか」不安に思う企業も多いのです。

ブランクは短い方が就職には有利。

すぐにでも就職活動に取り組みましょう。

5. 応募できる企業が採用条件のゆるい会社ばかり

大手企業や人気企業の求人は大卒の資格を有するものが多く、「学歴不問」「未経験者歓迎」など採用条件のゆるい会社は、離職率の高い業界や職種、ブラック企業である可能性も。

とはいうものの、ポテンシャルを重視して「学歴不問」や「未経験者歓迎」をうたう優良企業がたくさんあることも事実です。

大学を中退した人は特に、ブラック企業かどうかを見極めることがポイントになります。

就職が難しくても正社員を目指そう!大学中退者が非正規雇用で働くデメリット3つ

大学中退者の場合「大学中退がネックとなり不採用が続く」「年代が若いためアルバイトとして働き続けることに危機感がない」などの理由から、アルバイトや派遣社員・契約社員としての就職を考えがちです。

アルバイトや派遣社員・契約社員として働くことを非正規雇用といいますが、非正規雇用で働くことの何がいけないのでしょうか。

非正規雇用で働くことのデメリット3つを紹介します。

1. 正規雇用に比べて年収が低い

正規雇用と非正規雇用、どちらの年収が高いかというと、大方の予想通り正規雇用です。

正社員・正職員 非正規雇用
男性の平均年収 349万円 235.4万円 113万円
50~54歳男性の平均年収 440.5万円 247万円 193.5万円
女性の平均年収 262万円 188.6万円 73.4万円

男性の場合、正社員・正職員の年収の平均は349万円、非正規雇用は235.4万円で113万円の差があります。

一方女性は、正社員・正職員の年収の平均は262万円、非正規雇用は188.6万円で73.4万円の差があります。

また男性で見ると、正社員・正職員の一番年収の高い年齢は50~54歳で年収は440.5万円ですが、非正規雇用の年収は247万円とその差は約2倍。

男性で50~54歳というと、結婚して子どもがいる場合、子どもは大学へ通う年代です。

年収が247万円で、子どもを大学へ通わせるのは厳しいですよね。

さらに非正規雇用の年収は年齢に関わらず横ばいで、年齢に応じて年収があがることはないというデータもあります。

一生、非正規雇用で働くとなると、中年以降の生活は苦しくなるということです。

このほか、年収300万円を下回ると既婚率が著しく下がるというデータも。

この記事を読んでいる皆さんはまだ若く、結婚はまだ先のことと思っている人も多いかもしれませんが、現時点で結婚を望んでいなくても人生の選択肢は多いほうがいいもの。

結婚する・しないの選択ができるように、正社員を目指しましょう。

※参照)厚生労働省 平成28年賃金構造基本統計調査

2. 正社員登用の壁

労働者派遣法の改正に伴い、派遣社員の働く環境は改善されつつあります。

たとえば派遣社員としての勤務年数の上限は3年となり、3年を超えて働く場合、雇い主は派遣社員を直雇用にしなくてはいけなくなりました。

3年経てば正社員になれるなら問題ないのでは?と思われますが、直雇用=正社員ではありません。

正社員ではなく、パート・アルバイトとして直接雇用する例もたくさんあります。

また、正社員登用される人数はほんのわずかなため、よほど仕事ができる人でないと正社員にはなれないと考えましょう。

もともとアルバイトや派遣社員・契約社員だった人を正社員として再教育するよりも、経験のある中途採用者を育てる方が効率的と考える企業もあり、非正規雇用からの正社員登用はなかなか厳しいといえます。

さらに、非正規雇用で働くと経験・スキルが育たないのも問題のひとつです。

アルバイトや派遣社員・契約社員は、正社員の補助的な仕事や責任を伴わない仕事など、正社員に比べると仕事が限定されたものとなり、スキルや経験につながりにくい内容となっています。

派遣社員や契約社員として経験を積んでから正社員として転職しようとしても、アピールできるほどの経験がつめない可能性があります。

3. 年齢が上がれば上がるほど入職率は下がる

厚生労働省の「性、年齢階級別転職入職率 平成28年上半期」によると、転職入職率のピークは25~29歳の7.7%で以降は右肩下がりです。

転職入職率の一番低い年代は45~49歳で2.7%。

年齢があがるたびに就職が難しくなることがわかります。

以上のことから、若ければ若いほど、正社員としての就職は有利。

また、いったん非正規雇用として働くと、スキルが育たないなどの理由から正社員として採用されるのが難しくなります。

大学中退の若い世代なら、「正社員としての就職」にこだわって就職活動を行うほうがよいでしょう。

正社員の仕事を探すなら、リクルートが運営する「就職Shop」の就職支援サポートがオススメ。100%訪問取材した優良企業のみを紹介してもらえるので、正社員として長く働ける会社との出会いが期待できます。

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大学を中退した人の就職活動の流れ

就職から内定までの流れは、求人を探す→応募→書類作成→選考・面接(面接対策)→内定となります。

内定までに行うことは以下の通りです。

1. 求人を探す

求人の探し方として、求人サイトハローワークで探す方法がポピュラーです。

求人サイトは自宅でも移動中にも検索できる、最も手軽な方法。

幅広い業界や職種、さまざまな条件から自分の希望に合った仕事を探すことができます。

ハローワークは求人の検索はもちろん、就職活動に関する相談ができるのもポイント。

適性がわからない、自己アピールでは何を言ったらいいの?など、わからないことを気軽に質問できます。

またハローワークの求人は、地元の中小企業のものが多いのも特徴のひとつ。

地元で働きたい、大企業でなくてもいいから優良の中小企業で働きたいと考えている人は、ハローワークに足を運んでみてください。

働きたい企業が見つからない場合は業界研究を行う

いざ求人を探したけれどどれもピンとこない、という人は、どんな仕事がしたいのかはっきり決まっていないからかもしれません。

求人を探すのは一旦休んで、まずは業界研究をしましょう。

池上 彰子

たとえば「自由が効いて雰囲気がオシャレな外資系企業で働きたい」といったように、漠然としたイメージで志望する企業・業界を選んでいませんか?
仕事内容をよく知らないまま、在籍していた学部に関係する仕事を選ぶことも学生さんはやってしまいがちです。

大谷 翔太

確かに、学部に関係しているというだけで候補に入れているかも。

池上 彰子

思い込みやイメージ先行で就職した場合、実際に働いてみると「思っていたことと違う」と感じることが多く早期退職につながります。

菊地 絵理奈

やっぱりすぐに退職してしまうのはマズイですよね。

池上 彰子

大学中退にプラスして早期退職となると、次の転職はさらに厳しくなります。
早期退職しないように、業界研究は念入りに行いましょう。

業界研究は、書籍やインターネットを使って情報を集めます。

書籍では「会社四季報」や「就職四季報」がおすすめです。

一般的に会社四季報は転職者向け、就職四季報は新卒向けとされています。

就職四季報には3年以内の離職率が掲載されており、参考になるでしょう。

インターネットで手軽に調べたい、という人は、リクナビの「業界ナビ」や、エンジャパンが手掛ける「Lighthouse」が、見やすくておすすめですよ。

2. 応募

求人サイトから応募する場合、簡単なプロフィールの入力でエントリーとなり、その後書類選考となるパターンが多いです。

「採用されても働くかどうかわからないから」という理由で、複数への応募をためらう人がいますが、1社目で採用をもらえる人は稀。

条件に合う企業や働きたいと興味を持った企業へは、迷わず応募しましょう。

3. 書類作成

エントリー後、書類作成を行います(応募と同時に履歴書送付の企業もあります)。

通常の転職者の場合、応募書類は履歴書と職務経歴書ですが、大学中退者で就業経験のない人は履歴書のみでOKな企業が多いようです。

4. 面接(面接対策)

書類選考を通過すると、いよいよ面接です。

面接では、大学を中退した理由と志望動機、自己PRは必ず聞かれることですので、事前に回答を用意します。

大学中退者のような若い世代では、アルバイトの面接しか経験がない人も多く、就活の面接で緊張しがち。

ハローワークで面接対策をしてもらう、用意しておいた回答を声に出して読む、など事前に練習をしておきましょう。

語尾を伸ばさない、適切な敬語を使うだけでもずいぶん良い印象になります。

声を出して読む際には、意識して読んでみてください。

また面接では「何を答えるか」も大事ですが、マナーや身だしなみも重要です。

次の記事を読んで、面接に備えましょう。

「就活の面接対策!面接の評価基準や1次・2次・最終面接で見られているポイントを解説」

5. 内定

内定後の入社日や手続き等は、企業の指示に従います。

複数内定がもらえた場合は焦らず、求人票や会社からもらった資料を読み込み、自分の認識と差がないか確認する、口コミサイト等で再度調べるなどして慎重に検討しましょう。

内定をもらったあとに企業から、退学証明書の提出を求められることがあります。

退学証明書には退学理由は書かれていないので、安心して提出してください。

退学証明書の発行は大学へ問い合わせを。

大学を中退した人が正社員として就職するための3つのコツ

大学を中退した人が正社員として就職するコツは、次の3つです。

  1. 大学を中退した理由をうまく伝える
  2. 働きたい企業の条件を明確にする
  3. 相談しながら就職活動を行う

以下で詳しく説明しましょう。

1. 大学を中退した理由の伝え方

大学を中退した人が就職をする際にネックとなるのが、大学を中退したという事実。

面接の際に、採用担当者にどのように伝えるかで印象は変わります。

大学中退の事実は隠さない

「どうせ最終学歴は高卒だし、大学中退したことは言わないでおこう」と、考えたことはありませんか?

大学へ進学しなかったことにすると、大学へ通っていた期間は「空白期間」になります。

企業としては、空白期間に何をしていたかは気になることなので、面接の際、空白期間についての質問があるでしょう。

その際、「高校を卒業してフリーターをしていました」と回答するのと、「大学へ進学して勉強をしていましたが、わけあって退学しました」では採用担当者の受ける印象は異なります。

退学した理由がどうであれ、大学へ進み勉強をしていた方がよい印象を与えられると思いませんか?

以上のことから、大学中退の事実を隠すより大学を中退した理由をきちんと説明して、誠実な印象を与える方がよいでしょう。

退学理由にウソは禁物!

「思っていたより大学生活や勉強が楽しくなくて中退した」など、正直に言いづらい理由で退学したとしても、「授業料が払えなくなった」のようにウソの退学理由を言ってはいけません。

面接官は多くの人と会って面接をしている経験から、ちょっとした表情の変化や体の動きからウソを見抜くことができます。

よって退学理由のウソは、見抜かれる可能性が高いです。

また、一度ウソをつくと辻褄を合わせるのが大変。ウソはつかないほうが無難です。

そのまま伝えていい大学を中退した理由2つ

そのまま伝えても問題にはならない退学理由は「やむを得ない理由」か、「前向きな理由」の2つです。

  1. やむを得ない理由

    授業料が払えなくなってやむを得ず、病気でやむを得ず、などが挙げられます。
    病気の場合は、「現在は完治しており働くのに支障はない」ことを伝えましょう。

  2. 前向きな理由

    勉強とは別のやりたいことが見つかった、語学力アップのための留学などが挙げられます。
    夢の実現のために大学を辞めてアルバイトを始めたことも十分アピールになります。
    その際に経験したことや得た知識、またそれをどのように仕事で活かすことができるかを伝えられるといいですね。

そのまま言ってはいけない、伝えるのに工夫がいる退学理由

「学部の下調べが十分でなく学ぶことに意味を見いだせなくなった」
「親に言われて進学したが勉強が楽しいと思えなかった」

このように自己都合で中退した場合、その事実だけを伝えてはいけません。

なぜなら、「反省していないのかな」「また同じことを繰り返しそうだな」と、マイナスに評価される可能性が高いからです。

大学を中退した理由の理想的な伝え方は、「学校を中退した理由」+「反省や自責の念」+「大学中退の事実を挽回するために現在努力していること」の3つの要素を入れること。

以下で例を紹介しますので、大学中退した理由を考える参考にしてください。

  • 大学中退の理由 例1

    早く社会に出て働きたいと思い大学を中退しましたが、いざ働くとなると自分がどんな仕事がしたいのか全くわかりませんでした。
    自分の適正とはなにかを考えず思いつきで大学を中退したことを後悔しています。
    今では、将来の展望がつかめるまで大学で勉強しながら考えればよかったと思います。
    浅はかな考えで行動してしまったことを反省し、今は行動に移す前にじっくり考え、また両親や先輩など年長者に相談し、意見を取り入れるようにしています。

  • 大学中退の理由 例2

    勉強とは別のやりたいことが見つかり、大学を中退しましたが、実際にやりたいことを行ってみると大学を中退しなくてもできることでした。
    大学を中退することで、将来の選択肢を狭めてしまい後悔しています。
    その経験から、興味のあることがあっても安易に飛びつかないことや、先のことも考えて慎重に行動するように心がけています。

  • 2. 働きたい企業のイメージを明確に

    「インターネット業界ならどの会社でもいい」

    「事務職はどこの会社でも仕事内容は変わらないでしょう?」

    このように働きたい企業のイメージが明確でないまま就職活動を行うと、志望動機が曖昧なため採用されなかったり入社後のアンマッチにより早期退職してしまう可能性があります。

    就職後、1年以内に離職した経験のある人の書類選考突破率は著しく下がります。

    そのため適当に就職して早期の離職になることは、絶対に避けなければいけません。

    親に言われるまま大学へ進学した、大学の下調べを十分にせずイメージだけで進学した、という経験がある人は特に注意!

    同じ失敗を繰り返さないように、どんな会社でどんな仕事がしたいのか十分に考えましょう。

    また求人はたくさんあるので、その中から自分に合った企業を見つけるには、ある程度条件を付けておく必要があります。

    働きたい企業のイメージを明確にし、応募する企業の条件に優先順位を付けましょう。

    まずは、職種、業界、会社規模や職場の雰囲気、休日や福利厚生などの待遇面で、どのような条件がよいのかを考えます。

    1. 自分の適性に合った職種を選ぶ

    営業、事務、エンジニアなど、自分の性格や適性に合った職種を選びましょう。

    すべてにおいて言えることですが、イメージだけで決めないことが大切です。

    たとえば、事務はパソコン入力の仕事がメインだから人見知りの自分でもできそう、というイメージがありますよね

    ですが事務は、事務所の人とコミュニケーションを取りながら行うもの。

    コミュニケーション能力は必要不可欠です。

    また「営業はノルマがあるから自分にはムリ」と考えている人もいると思いますが、営業には新規顧客を開拓する「新規営業」や決まった顧客に商品を売る「ルート営業」、相手からの問い合わせに対応する「反響営業」などがあり、ノルマ達成の難易度はそれぞれ異なります。

    2. 興味が持てる業界を選ぶ

    事務や営業など仕事内容が一緒なものはどこの業界でもいいのでは?と思われがちですが、業界により取り扱う商品やサービスは異なります。

    まずは、自分が興味を持てる商品やサービスを取り扱う業界を調べるとよいでしょう。

    3. 会社規模や職場の雰囲気を見る

    会社規模は地元密着型の中小企業がいい、大企業で幅広く体験したいなど自分が求める働き方をするのに適した会社を探しましょう。

    職場の雰囲気は、活気のある会社、老舗の落ち着いた会社など具体的な希望を挙げてみます。

    4. 休日や福利厚生などの待遇面もきちんと考える

    一人暮らしをしているから寮のある企業がいい、住宅手当ての出る会社、土日が休みがいい、平日休みがいいなどが挙げられます。

    給与が他の企業と比べて少なくても、福利厚生がしっかりしている会社の方がトータルの出費は少ないこともあり、福利厚生はチェックしたいポイントのひとつです。

    3. 就職支援施設を利用して相談しながら仕事を探す

    満足度の高い就職を実現するには、自分の強みを知ることや働きたい業界や職種を絞ること、たくさんの情報を集め精査して選ぶことなど、やることはたくさんあります。

    ですが、それらすべてを一人で行うには、就職活動の経験のない人にとっては難しいことかもしれません。

    また、自分を客観的に捉えることもなかなかできることではありません。

    このような場合は、就職支援施設を利用しましょう。

    ハローワークや若者サポートステーション、ジョブカフェは、大学を中退した人も気軽に利用できる就職支援施設です。

    ハローワーク

    ハローワークでは求人検索のほかに、職業相談や履歴書・職務経歴書の添削、セミナーなど就職活動をサポートするサービスも行われています。

    職業相談では、「どんな仕事が自分に向いているかわからない」「就職活動は何から始めたらいいの?」など、就職に関する相談が可能。

    履歴書の基本的な書き方に沿っているか、適切な志望動機や自己PRが書けているかなど、応募書類の添削やアドバイスもしてもらえます。

    就職支援セミナーは、最近の雇用情勢や就職活動の方法、面接の受け方など就職活動に役立つ情報が満載です。

    参加無料なので、気軽に参加できますよ。

    開催日程は各会場によって異なりますので、事前にホームページで確認を。

    ※応募書類の作成支援は予約制の地域があるので希望者は事前の確認をおすすめします。

    ※セミナーによっては40歳未満が対象など、年齢に制限のあるものもあります。

    若者サポートステーション

    若者サポートステーションは、厚生労働省が委託した全国の若者支援の実績やノウハウがあるNPO法人、株式会社などが行う就職支援機関で、全国173カ所すべての都道府県に設置されています。

    サポートの対象は15歳~39歳と若年層に絞られ、「働くこと自体に不安を感じる」といったような込み入った内容の相談もできます。

    専門スタッフと自分を見つめ直しアピールポイントを探す「コミュニケーション講座」や、実際に仕事を体験する「ジョブトレ」などで働く不安を解消することも可能。

    働き出してからの悩みや、キャリアアップに関する相談も可能で、就職後の定着やスキルアップも支援してもらえます。

    相談や面接は事前の予約が必要なので利用したい人は、近くの若者サポートステーションを探して、電話やメールで予約を。

    詳細はサポステ(地域若者サポートステーション)公式サイトをご覧ください。

    ジョブカフェ

    46の都道府県に設置されているジョブカフェは、求職者が自分に合った仕事を見つけるためのいろいろなサービスを1か所で、すべて無料で受けられる場所です。

    正式名称を「若年者のためのワンストップサービスセンター」と言い、キャリアカウンセリングやセミナー、書類添削、面接対策等で、求職者を支援します。

    求人票の読み方セミナーや若年層向けの「自己PR対策セミナー」、自分に合った仕事の見つけ方セミナーなど就職活動に役立つセミナーも実施。

    カフェのように気軽に利用できるのが、ジョブカフェのよいところです。

    利用は事前の予約が必要なものもあるため、電話で予約を。

    各地のジョブカフェは「厚生労働省 ジョブカフェによる支援」から検索できます。

    正社員として働きたい大学中退者にオススメの就活支援サイト

    「就職するのにだれかの助けが必要!」という方は、就活支援サービスを利用しましょう。

    大学中退者にオススメの就活支援サイトは「就職SHOP」「就職カレッジ」です。

    就職Shop

    就職Shop

    リクルートが運営する就職支援サービス就職Shopは、大学中退者を含む若い人を対象に仕事を紹介しています。

    大学中退者にオススメの理由は、書類選考なしで面接から選考がスタートする会社を紹介してくれるから。

    通常の選考なら、履歴書に「大学中退」とあるとどうしてもマイナスのイメージになってしまい、書類選考が通らない可能性もあります。

    ですが就職Shopで紹介してくれる会社は、人柄と可能性を重視しているため、あえて書類選考をしないようにしているのです。

    さらにもう一つ就職Shopをオススメしたい理由が、正社員未経験者の就職率が高いこと。

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    就職カレッジ

    就職カレッジ

    就職カレッジは、大学中退者や既卒のフリーター、第二新卒など若年層を中心に就職活動のサポートを行っている会社です。

    求職者に対して専門スタッフが個別に対応し、就職活動の準備から仕事の紹介、採用までを徹底的にサポートしてくれます。

    フリーターや既卒、未経験からの就職の成功率は80.3%、定着率・満足度は94.3%と高い評価を得ています。

    それは、就職カレッジが「ただ就職するのではなく、満足度の高い末永く働ける会社に就職することが大事」と考えサポートしているから。

    紹介する案件は、質の高い案件が多く、求人サイトにはない魅力的な案件が期待できます。

    就職カレッジの案件

    • 正社員の仕事のみ
    • 外食産業や投資用不動産など離職率の高い業界は紹介しない
    • 紹介する企業へは就職カレッジの社員が実際に足を運んで雰囲気や福利厚生などを確認する(※)

    ※ 現在新型コロナウィルスの状況を鑑みエリアによってはオンラインにて確認しています。

    また就職カレッジでは、ビジネスマナーや応募書類の書き方、面接対策が身につく無料の就活講座を開催しています。

    就活講座は、フリーターや既卒、大学中退者が対象です。参加無料でしっかり学べます。就職活動が初めての人や、就職活動に難航している人は気軽に相談してみてください。

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    大学を中退した人が正社員として就職する方法まとめ

    大学を中退した人でも、正社員での就職は可能です。

    大学中退者の「大学を中退した」という事実は確かにネックですが、中退した理由と反省点、改善点を述べることで採用者側の不安を払拭することができます。

    また、「自分は大学中退だからどうせいい会社には就職できない」と条件を狭めてしまうのではなく、自分の希望に合った業界や職種、福利厚生などの待遇を条件に設定することも大切です。

    就職するには、履歴書などの応募書類を書く、面接で聞かれるであろう質問の回答を事前に用意しておくなども必要ですが、就職活動を経験したことのない人が一人で行うには難しいかもしれません。

    ハローワークや若者サポートステーションなどの就職支援施設や、就職カレッジなどの就職支援サービスを行っている会社を利用して進めると効率よく就職活動が進められ、就職成功率も高まります。

    新卒向け就活エージェント キャリアスタート

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    これまで3000人以上の就職支援を行ってきており、入社後の定着率が92%と高い定着率を実現しています。

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