面接の評価基準や1次・2次・最終面接で見られているポイントを解説

就活を進める上で、避けて通れないものが「面接」

そう、社会人と面と向かって話さなければいけない、恐ろしきあの「面接」です。

アルバイトやサークル活動など、同学年と接することが多かった学生さんは、初対面の社会人と話すことに対して、苦手意識を感じてしまうかもしれませんね。

「コミュ障なんだけど面接大丈夫かな?」

「緊張してしまってうまくしゃべれない、ESはちゃんと書けるのに…」

面接でうまく話せないために自分が内定を獲得できるのか不安になり、悲観的になっている人もいるかもしれません。

でも大丈夫です、安心してください。

古代中国の武将、孫子の名言の一つに「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」という言葉がありますよね?

これを面接に置き換えれば、「面接(敵)について知り、自己分析をすれば(己を知れば)、100回面接を受けても落ちない」ということなのです!

面接もきちんと対策すれば、通過できるようになりますよ!

今回の記事では、面接の評価基準や特徴、面接の対策方法について解説していきます。

面接の評価基準6選

面接官の男性と就活生の女性

敵である面接を知るためには、まず第一に「面接官はそもそもどのような点に着目して、それぞれの学生に評価を下しているのか」ということを知らなければいけませんよね。

就活生の全員が知りたがっている「面接の判断基準」、実は究極的にはただ一つしかないんです。

それは、「この学生と一緒に働きたい!と面接官が思うか」ということ。

つまり、学生は腹の中で何を思っていても、面接官に「この学生と働いてみたいな」と思わせさえすれば勝ちで、その時点で面接は絶対に通過できるということです。

ただ、どのように振る舞えば面接官をその気にさせられるのかが、これだけではよくわかりませんよね。

ここからは、面接官が「この学生と働きたい」と思うポイントを6つ紹介していきます。

1. 最低限のマナーや言葉遣いを備えている

  • 社会人と面と向かって話すときは、寝癖をなおすなどして髪型をセットし、清潔感を出す。
  • 面接を受ける際は、ドアを3回ノックしてから入り、入室後は「お座りください」と言われるまで着席しない。
  • 質問に答えるときは丁寧な言葉づかいを心がけ、尊敬語、謙譲語、丁寧語などの敬語を場面に応じて正しく使い分ける。

これらは、全て社会人として求められる最低限のマナー、言葉遣いです。

ただ、最低限のマナー、言葉遣いをすべて持ち合わせている学生はそう多くはなく、これらをアピールすることができれば、面接官に好印象を与えることができるでしょう。

面接のマナー、言葉遣いに自信がない人は、以下の記事を参考にしてください。

新卒就活生のための正しい面接マナー

2. 第一印象がいい

第一印象には、先ほど話したマナーや言葉遣いも関係しますが、何よりも話し方によるものが大きいです。

例えば、1年留年しているけど大きな声でハキハキと話す体育会系の学生と、成績優秀だけど面接官と目を合わせずにボソボソと話している文化系の学生だったら、どちらのほうが印象が良いと面接官は思うでしょうか?

おそらく、99%の面接官は前者だと答えるでしょう。

なぜなら、前者は「元気な学生である」という良い印象を与えやすいのに対し、後者は「優秀だけど陰気なのかな…」とあまり良い印象を与えないからです。

確かに学生の能力は重要ではあるのですが、面接が面接官と学生との対話である以上、学生の第一印象は能力以上に大事だと言えるのです。

もし、自分の第一印象に自信がない学生さんがいれば、以下のことを心がけてみてください。

  • 力強くハキハキと話すこと
  • 胸を張って背筋を伸ばし、相手の目を見て話すこと
  • 「かもしれません」などと文末を濁さずに断言口調で話すこと
  • 表情豊かに、時折笑顔やボディランゲージを交えて話すこと

3. 基本的なコミュニケーション能力を有している

ここで言うコミュニケーション能力とは、大学生たちが仲間内で騒ぐようなノリとは異なります。

社会人として必要なコミュニケーション能力は、面接で測定される能力とほぼ同義です。

具体的には、「相手(面接官)の言ったことを適切に理解し、それに合った内容を答える能力」や「相手に自分の言いたいことが伝わるように、論理的に話すことができる能力」を指します。

社会に出ると、1人でできる仕事はほぼなく、ほとんどの仕事は年齢やバックグラウンドの違う人たちと協力して作業しなければいけません。

自分とは考えの違う人の意見を聞いたり、その人達に自分の意見をわかりやすく伝えたりするコミュニケーション能力は、社会に出てから一番必要になってくる能力なのです。

そのため、この能力をすでに持っている学生がいれば、面接官が「この学生と働きたい」と思うのは、自然の流れだといえます。

4. 志望動機が強い、明確

志望動機が強い学生が良いとはいえ、「あなたの企業に入りたいです!」と言うだけの学生はダメです。

なぜなら、論理性が欠けているために「ケーキを食べるのが好きだからケーキ屋さんになりたい」という小学生の夢と何ら変わらない上、企業からしてみればその学生のことが何もわからないし、その学生を採用するメリットがないからです。

闇雲に「入りたいです!」とアピールするのではなく、自分の経験と企業の業務内容を紐付けて「このような強みを活かせます」と主張したり、事前に調べておいた企業情報について言及したりして、熱心さをアピールしましょう。

すると、面接官は「この学生は企業のことを熱心に調べてくれていて、しかも自分の経験と関連付けて論理的に話してくれた。ここで将来働くビジョンも明確だ」という高評価を下し、その学生と一緒に働いてみたいと思うはずです。

5. 企業の売上に貢献できる能力を持っている

たとえば、コンサルだったら論理的思考力、CAだったら笑顔、サービス精神といった長所を持っていると、入社してからも活躍できる可能性が高いです。

そのため、面接の場で「業界や企業に求められる能力を自分は持っています」とアピールすることで、面接官に「入社してからも企業の売上に貢献してくれそうだ」という良い印象を与えることができます。

面接でアピールするためにも、企業がどんな人材を欲しているのかを調べて、企業理解を深めておきましょう。

ただ、企業が求める人材に自分を近づけすぎてしまい、「自分の強み」が嘘になってしまうことは避けてください。

面接初期は嘘でもごまかせるかもしれませんが、選考が進むにつれて「その強みを活かした他の経験は?」など、より踏み込んだ質問をされるため、ごまかしが効かなくなります。

自分の強みを語るときは、エピソードと関連付けて真実を話すようにしましょう。

6. 学生の人柄や雰囲気が企業と合っている

学生にとっては、自分と雰囲気が合わない企業で働くことはつらいですし、企業としても、自社の雰囲気と合わない学生を採用してしまって、すぐに辞められてしまったら困ります。

つまり、会社の雰囲気に合わない学生を選んでしまうことは、学生と企業の双方に不都合なことなので、面接官は自社の雰囲気に合っている学生をより採用したいと考えるのです。

学生さんは、企業とのミスマッチを防ぐために、企業の社風や社員の雰囲気と自分のキャラクターが一致するかどうか、企業の価値観と自分の価値観が一致するかどうかを、見極めるようにしましょう。

そのためには、企業HPを閲覧したり、インターンシップや企業説明会に参加して実際に働いている人の話を聞いたりすることが有効です。

面接の種類別の特徴と見られているポイントを解説

さて、ここまで面接の評価基準を6つ説明してきましたが、これらすべては面接全体を通して見られていると考えてください。

ただ、面接の段階によって、どの基準が重視されるかは変わってくるので、ここからはそれぞれの面接の特徴と、特に評価されているポイントについて解説していきます。

就活の面接は、1次面接、2次面接以降、最終面接、GD(グループディスカッション)の4つに分けられます。

1. 1次面接

1次集団面接

1次面接は、書類選考を通った後の最初の面接のこと。

この段階では、応募してきた学生をESや適性検査でふるいにかけただけなので、学生の数がまだまだ多いです。

そのため、1次面接は優秀な学生を選ぶというよりは、基準を満たしていない学生を落とし、学生の数を減らす「足切り」を目的に行われる面接だといえます。

また、選考に参加している学生の数が多い故に、面接官1人対学生3~6人といった「集団面接」の形式を取ることが多いです。

1次面接の特徴

20代後半から30代前半の現場職や人事の若手社員が、面接官を担当する傾向があります。

面接官の年齢が若く、面接経験も乏しいため、学生のみならず面接官も面接慣れしていないことが多いです。

面接の時間は平均して20~30分と短いですが、1次面接が集団面接だった場合は更に短くなり、その場合は一人あたりに割り振られた時間は10分程度しかありません。

そのため、限られた時間内で自分が一番主張したいことを簡潔に伝え、自分を売り込んでいくことが必要になってきます。

また、聞かれる質問としては、自己PRや学生時代一番頑張ったこと、志望動機などのオーソドックスな質問が多いです。

1次面接で特に見られているポイント

まず、学生の第一印象が非常に重要視されます。

なぜなら、面接時間が短く、面接官が面接慣れしていないことから、評価が第一印象に引っ張られやすいからです。

身だしなみを整えること、マナーを再度確認すること、面接官に「明るく元気な学生だ」という印象を与えられる話し方をすることを心がけましょう。

加えて、基本的なコミュニケーション能力も注目されています。

1次面接では短い時間内で学生を評価しなければいけないので、面接官に聞かれた質問に的確に答えられているか、面接官と言葉のキャッチボールができているか、などの「相手の話を理解し、適切なレスポンスを返す能力」が大きな判断基準なのです。

また、1次面接が集団面接だった場合は見られるポイントがすこし変わってきて、短い時間で話の核心を伝えることが何よりも重要視されます。

なぜなら、集団面接では一人あたりの持ち時間が異様に短いため、短時間で自分の言いたいことを面接官に伝えて、面接官にわかってもらう必要があるからです。

自己PRをしようと躍起になって、長々と一人で喋り続けてしまう学生さんもいますが、それはかえって逆効果。

簡潔に話すことができないコミュニケーション能力の低い学生とみなされてしまいますし、何より他の学生の持ち時間を奪って迷惑をかけてしまいます。

集団面接では特に話の要点だけ伝えることを意識して、長くとも2分以内に話を収めるようにしましょう。

そして、集団面接では他の人の話を聞く姿勢も見られています。

自分の番が終わって安心してしまい、他の人が話している間にあくびばかりしている学生がいたら、面接官はおそらくいい印象は抱かないでしょう。

他の学生が話している間も、話に相槌を打つなど、きちんと話を聞いていることをアピールしていくのがベストです。

2. 2次面接

1対1の2次面接

2次面接以降は、基礎的なマナーやコミュニケーション能力を満たしてさえいれば通過した1次面接とは異なり、企業への熱意や、学生が持つ強みについて厳しくチェックされます。

「基準に達していない学生を落とす」というよりは、「優秀な学生を残す」という選抜の意味合いが強くなっていて、通過率も1次面接と比べて低くなる傾向があります。

また、1次面接は集団面接のことが多いですが、2次面接以降は基本的に個人面接(学生1人対面接官1~3人)です。

2次面接の特徴

2次面接になると面接官の年齢層が上がり、30代から40代の人事部の中堅社員や現場職の責任者が面接官を担当します。

1次面接と比べて、面接官のスキルも経験もレベルアップしているため、ごまかしがきかなくなってきます。

また、所要時間は企業によって違ってくるため一概には言えませんが、1次面接よりも長いことが一般的で、大体30分から60分の間です。

聞かれる質問は基本的に1次面接と同じですが、1次面接で聞かれた内容がさらに深堀りされたり、より踏み込んだ内容が聞かれたりします。

1次面接で聞かれた内容とそれに対する自分の答えを整理しておくと同時に、自己分析と企業研究をきちんと済ませておきましょう。

2次面接で特に見られているポイント

まず、優秀な学生を選抜するために、学生が主張する強みに説得力があるか、自社で活躍できそうな人材であるかが見られています。

そのためにも、企業の求める人物像や能力を意識して自己PRすることや、自分の長所を発揮した別のエピソ-ドを考えておくことが有効です。

続いて、志望動機が強いか、明確であるかも評価されています。

2次面接からは志望動機だけではなく、「競合他社ではなく弊社でなければいけない理由」や「希望する職種とその理由」など、より詳しい質問がされます。

また、「弊社が第一志望ですか?」や「他社の選考状況を教えてください」などの、あからさまに学生の志望度を確かめる質問もされるのです。

2次面接を通過するためにも、企業HPに事前に目を通しておいて企業への理解を深めたり、OB訪問をしてなぜ同業他社ではなく御社なのかという差別化を図ったりすることで、企業への志望度をアピールしましょう。

そして、一つ注意してほしいのが、「弊社が第一志望ですか?」という質問に「第一志望群です」と答えてしまうと、通過確率が低くなってしまうこと。

企業からしてみれば、「第一志望群」とは第一志望ではないと言っているようなもので、その結果、「第一志望です」と言い切った志望度の高い学生を優先するというのは容易に考えられます。

そのため、「弊社が第一志望ですか?」には「第一志望です」と嘘でも言い切るようにして、第一志望だと言い切れる理由もきちんと用意しておきましょう。

3. 最終面接

面接官の男性と就活生の男性が面接をしている

最終面接は、複数回の面接を勝ち抜いてきた学生だけが足を踏み入れることが許される、志望企業から内々定をもらえるかを占う大勝負です。

最終面接は入社するかどうかの意思確認だけで、落とされることはほとんどないという意見がありますが、実は大きな勘違い。

最終面接までの面接回数が多い企業では、たしかに最終面接で落とされる可能性は低いですが、面接回数が少ない企業では、最終面接でも普通に落とされます。

内々定の一歩手前で落とされてしまうのは本当にもったいないので、今まで以上に気合を入れて臨みましょう。

最終面接の特徴

最終面接の面接官は、役員や社長などの重役が多いです。

その存在感に圧倒されて緊張してしまうかもしれませんが、平常心で臨みましょう。

所要時間は企業によって異なりますが、2次面接と比べて短い傾向があります。

また、聞かれる質問は「他社ではなくて何故弊社を選ぶか」や「今内定を出したら、ここで就活を終えるか」などの志望動機の強さについて問う質問や、「あなたの性格を一言で表すと」や「今後のキャリアプラン」などの学生の価値観と企業の価値観が合致するのかを見極める質問がメインです。

最終面接で特に見られているポイント

まず、志望動機の強さ、志望度の高さは一番良く見られています。

最終面接まで残っている学生は優秀だとみなされているため、能力をアピールするというよりは、ハートをアピールするようにしましょう。

企業としても、「最終面接まで残した学生に内定を出してから内定辞退される」という事態は避けたいので、志望動機、他社と弊社との違い、弊社で具体的にどのようなことにチャレンジしたいか、などの質問を通して、学生の本気度を図ろうとするのです。

企業への強い思いを、ありったけぶつけましょう。

また最終面接では、社長や役員との相性の良さや第一印象の良さが、選考結果に大きく影響してきます。

大きな声でハキハキと、姿勢を正して話すことを念頭に置いて、相手に好印象を与える話し方を徹底しましょう。

4. GD(グループディスカッション)

最後に紹介するのは、GD(通称グループディスカッション)

GDとは、近年選考プロセスに採用されることが増えてきた面接の形式で、「社会人対学生」という構図だった従来の面接に対し、「学生対学生」という構図です。

学生数名がグループを作って、グループ内であるお題について話し合い、そのお題への結論を出すという流れで進みます。

一度に多くの学生を選考することができるため、選考の初期段階で「足切り」として使われることが多いです。

GDについてより詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

苦手なグループディスカッションを克服するコツ

面接対策はしないとNG!おすすめの面接対策法7選

大谷 翔太

一つ質問があります。
面接がどのようなものなのか、どのような学生が評価されるのかはわかったのですが、具体的にどのような対策をすればいいのでしょうか。

新山 保

そうですよね。
面接対策は7つあるから、ひとつずつ説明しますね。

菊地 絵理奈

お願いします!

1. 身だしなみやマナーをきちんとする

身だしなみやマナーについては、1次面接から最終面接までずっと見られています。

面接中に素晴らしいことを言っていたのに、服装が乱れていたり、面接マナーが身についていなかったりして面接官に悪い印象を与え、落とされてしまうのはもったいないですよね。

面接官に「一緒に働きたい!」と思わせるためにも、きちんとした身だしなみ、マナー、話し方を習得しておきましょう。

2. 想定される質問を考えておき、自分の答えを書き出す

面接を重ねるとわかってくると思いますが、実は面接で聞かれる質問は企業の間でほとんど違いがありません。

特に、ガクチカ、自己PR、志望動機といった質問は頻出です。

ですので、あらかじめ面接で問われそうな質問を予想しておき、それらの質問への答えを紙に書き出しておくことで、面接当日はスムーズに話せるようになります。

また、質問への答えを考えるときは、一つのエピソードが深く掘り下げられたときも答えられるように、自分の答えに「なぜ?」を3回繰り返すことが有効です。

初めてエピソードを聞く面接官にも理解してもらえるように、抽象的な言葉を具体的なものに変えることも意識してください。

3. 論理的な話し方を習得する

面接では、短い時間で自分の言いたいことを伝え、面接官にわかってもらう必要がありますが、話している内容が論理破綻していたり、話が長く要領を得ないものだったりしたら、面接官にはうまく伝わりませんよね。

そのため、練習を繰り返して、初対面の面接官にも言いたいことが伝わるような、論理的で簡潔な話し方を習得する必要があります。

こんなことを言うと、「論理的な話し方ってどうしたら身につくの(怒)?」という声が聞こえてきそうですね。

答えは単純、ESと同じことを意識すればいいのです。

ESを書くときに意識すべきことは、「結論を一番最初に明示すること」、「その後に結論を補完する理由とその根拠を書いて、最後にもう一度結論を示すこと」の2つです。

これを面接にも応用すると、以下のようになります。

  1. まず、自分がこれから何について話すのか明示するために、結論(Point)から話す。
  2. 続いて、その結論の理由(Reason)を話し、その理由の根拠となる具体例(Example)を続ける。
  3. そして最後に、もう一度結論(Point)を述べる。

このように、結論→理由→根拠→結論というPREP法を使えば、誰でも論理的に答えられるようになりますよ。

ESの志望動機や自己PRを書くコツ

4. 回数をこなし、面接の場に慣れる

まだ面接を経験したことがない人は、とりあえず一回やってみましょう、数回しか経験がなくて自信がない人は、慣れるまで何回も経験しましょうということです。

「自己分析や企業研究がまだ終わっていなくて…」といって面接になかなかとりかからない学生さんがいますが、これは逆効果。

自己分析や企業研究はやろうと思えば無限にできますし、いくらやったところで面接の独特の雰囲気に飲まれてしまったらうまくしゃべれません。

自分の弱点をあぶり出すためにも、とりあえず面接の回数をこなしてみましょう。

ただ、いきなり面接の回数をこなそうと思っても、どこで練習すれば良いのかわからない、と考える学生さんがいるかもしれませんね。

そんな人のために、面接を練習する方法を3つに分けて紹介します。

一人模擬面接

一人模擬面接とは、鏡の前やスマートフォンの前で、一人で面接の練習をすることです。

このとき、自分が話している様子を録音・録画することで、自分では気づけなかった面接中のクセを、客観的に知覚することができるというメリットがあります。

一人で面接の練習をすることを恥ずかしがって、やらない学生さんも多くいますが、やるのとやらないのとでは結果は大きく変わってくるでしょう。

人から自分のクセを指摘されるのと、自分が話している姿を動画で見て、自分のクセと真正面から向き合うのだったら、どちらの方がいい薬になるか想像がつきますよね?

対人模擬面接

対人模擬面接とは、キャリアセンターの職員などに面接官役になってもらって、面接の練習をすることを指します。

友達とペアになって模擬面接してみて、お互いに感じたことを言い合うのも効果的です。

対人模擬面接には、一人模擬面接では気づけなかった内容面の弱点を指摘してもらえるという大きなメリットがあります。

中小企業、ベンチャー企業の本選考を受ける

上の2つは「模擬」面接なので、本選考に特有な物々しい雰囲気を経験したいという人には不向きかもしれません。

そんな人におすすめしたいのが、中小企業、ベンチャー企業の本選考を受けること。

これらの企業は、就活解禁の3月1日以前から選考を開始していることが多く、ESの選考も緩くて面接に進みやすいため、格好の「本選考面接の練習台」になります。

中小企業、ベンチャー企業の面接を繰り返して実戦経験を積むことで、次第に面接慣れしてくるのは間違いないでしょう。

5. 丸暗記するのではなく、自分らしく話す

「自分は面接が苦手だ」と考えている、真面目で口下手な学生さんに多い傾向が、答える内容を予め丸暗記してしまっていること。

その勤勉さには敬服しますが、残念ながらこれは逆効果。

なぜなら、丸暗記した内容を話している学生は、面接官からすると機械的で、自分の頭を使って話していない学生だと映ってしまうからです。

それに、丸暗記をしようと思うと、すこし内容を言い間違えただけでガタガタッと崩れてしまって、話すつもりだった内容が頭から抜け落ちてしまうことがありそうですよね?

流暢に話そうと考えすぎなくて大丈夫、すこしつまりながらでも良いので、自分の言葉で話すことが肝要です。

ただこう言うと、「話す内容を事前に考えておかなかったら、それこそ当日に話すはずだったことを飛ばしてしまうじゃないか」という意見も出てくるかもしれません。

それはたしかにそのとおりなので、代わりに「絶対に伝えたいことのキーワードを覚えておく」という考えを提案します。

なぜなら、それさえ覚えておけば、文章を途中で飛ばしてしまってもその場でつなぎ合わせることができ、自分が絶対に伝えたいことだけは伝わるからです。

6. 面接反省ノートを作って、振り返りをする

ノートとペン

先ほど、面接の場数を踏んで面接慣れすることが、面接の有効な対策法だと紹介しましたが、闇雲に面接を繰り返しても、あまり意味がありません。

なぜなら、以前と同じミスを繰り返していては、成長がないからです。

そこで、面接反省ノートを作って、面接で聞かれた質問と自分の答え方、今回の面接の反省点を記録するといいでしょう。

そうすることで、その日のミスをその日のうちに解決して、次回以降の面接につなげることができます。

7. 対策本を読んでみる

「面接でどうやって答えれば良いのかどうしてもわからない!」という人は、面接対策本を読んでみることも一つの手です。

面接対策本には、面接ではどのようなことが求められているのか、頻出質問での回答例、などが載っているため、対策本を読めば「面接の基本」を理解できるはずです。

ただ、あまりにも対策本を参考にしすぎたり、例文をそのまま引用してしまったりすると、「マニュアル本に書いてあることしか話せない、没個性的な学生」になってしまうので、対策本に頼るのは程々にしましょう。

具体的な書籍は、「ロジカル面接術(津田久資、下川美奈、坂本直文著)」や、「凡人面接戦略(武野光著)」などがあります。

面接で落とされても引きずらないことが大切!

新山 保

今回、面接の評価基準や種類別の特徴、面接の対策について述べてきました。

菊地 絵理奈

「面接」の全体像について理解が深まりました、ありがとうございます。

新山 保

それは良かったです。
では最後に、就活の面接を迎えるにあたって、心構えを1つお伝えしましょう。

大谷 翔太

それは何ですか?

新山 保

面接に落ちたときは引きずらず、次の面接に切り替えてほしいということです。

これから面接を何度も受けて、何度も面接で落とされる経験をするでしょう。
たしかに、面接で落とされると自分が否定されたように感じて辛いと思いますが、そのことにいつまでも固執していると、自信をどんどん失ってしまいます。
自信なさげに映る学生さんは、企業からしても魅力的には映りませんよね?

菊地 絵理奈

たしかに…

新山 保

ですので、面接に落とされてしまっても、「しょうがない、次、次!」くらいに考えて切り替えたほうが、結果としてうまくいきます。
ただもちろん、面接後は毎回振り返りをしてくださいね(笑)

大谷 翔太

わかりました、反省はしても引きずるなということですね。

新山 保

まさにそのとおりです。
それでは、この記事を読んでくれたみなさんが、志望企業の面接を通過し、内定を獲得できることを祈っています。