リクナビNEXTの評判や特徴(適職診断・オファー制度)、エージェントとの違いは?

転職支援サイトとして知名度の高いリクナビNEXT

広告を掲載したいという企業も多く、求人数は他のサイトと比べてナンバーワンです。

転職者の約8割が利用しており、幅広い業種・規模の企業の求人から転職先を選べます。

トップページには「第二新卒」や「女性」「40代・50代」などの特集があり、自分の条件や希望に近い求人を簡単に探せるのもポイント。

自分で探すだけでなく、オファー機能を使えば企業側からオファーがくるため、転職先の選択肢が増えます。

また、自己分析や応募書類のチェックなどは転職エージェントを利用しなければ受けられないサービスですが、リクナビNEXTに登録すると無料で適性診断やレジュメ完成度診断ができます。

「マイペースに転職活動を進めたい、でもプロの意見も欲しい」という人はコンテンツが豊富なリクナビNEXTがピッタリです。

今回は、リクナビNEXTの特徴や転職を成功させる使い方について紹介します。

リクナビNEXT 公式サイト

求人数はナンバーワン!リクナビNEXTの特徴

リクナビNEXT

リクナビNEXTは、リクルートホールディングスが手がける求人サイトです。

転職者の約8割がリクナビNEXTを利用していることから、人気の高い転職サイトであることがわかります。

リクナビNEXTが人気の理由は、幅広い業種や規模の企業から転職先を選べるということ。

たとえば、会社の規模は100人以下の中小企業が全体の6割を占めており、人気の大企業はもちろん、優良な中小企業の案件が豊富なのです。

求人掲載している企業の従業員数の規模と割合は以下の通りです。

従業員規模 割合
10人以下 15%
11~50人 34%
51~100人 13%
101~500人 23%
501~1000人 6%
1001~5000人 7%

業種も、不動産・建築系からサービス、メーカー、マスコミ、ITなど幅広い業種の企業が求人を出しています。

求人を掲載している企業の業種 割合
不動産・建築系 17%
サービス系 15%
メーカー系 10%
流通・小売系 10%
マスコミ系 10%
IT・通信系 9%

求人が豊富なため「探すのが大変そう!」と思う人もいますが、トップページの求人特集は「第二新卒」「定着率の高い会社」「会社制度の整っている会社」などのカテゴリに分かれており、自分の条件や希望にあったカテゴリから探すことができます。

また、女性も、「育児と両立しやすい職場」「17時までに退社可」「育児支援・託児所あり」「ブランクOK」「女性管理職登用あり」など、こだわりの条件から女性が働きやすい職場を探せて便利です。

リクナビNEXT利用者の年齢層

リクナビNEXTのオファー機能の利用者は、30~34歳が最も多く全体の22%、次に35~39歳と45歳以上が20%となっており、年齢に関わらず利用できることがわかります。

「35歳転職限界説」などの定説から、転職が厳しいと言われている40代以降の人も多く活用しているところがポイントです。

オファー機能利用者の年齢層 割合
24歳以下 7%
25~29歳 16%
30~34歳 22%
35~39歳 20%
40~44歳 15%
45歳以上 20%

リクナビNEXTとリクルートエージェントとの違い

リクルートエージェント転職エージェントで、キャリアアドバイザーが仕事探しや応募書類の書き方、面接対策、面接日や入社日の設定など転職活動をトータルにサポートしています。

一方リクナビNEXT求人サイトで、転職エージェントのようなキャリアアドバイザーの支援はありませんが、Web上で気軽に仕事探しができます。

「転職活動をサポートしてくれるなら、転職エージェントを利用した方がいいのでは?」と多くの人が思うことですが、転職エージェントは正社員や派遣社員、契約社員などある程度の経験が必要で、誰でも利用できるわけではありません。

スキルが足りないなど、経歴によってはサービスを利用できない人もいるのです。

転職エージェントは、すぐに転職したい人や、転職が初めての人、客観的な視点で評価してほしいなどプロのアドバイスがほしい人にオススメ。

求人サイトは「良い企業があれば転職したい」と目当ての求人が出るまで転職しない人や、長期的に転職活動したいなどマイペースで進めたい人にオススメです。

転職エージェントについてより詳しく知りたい方は、次の記事を参考にしてください。

転職エージェントの賢い使い方

転職成功に導くリクナビNEXTの使い方

求人サイトを利用してマイペースに転職活動を進めたい人でも、誰かに相談したいことがありますよね?

リクナビNEXTでは、転職エージェントのように転職活動をサポートしてくれる機能があります。

うまく利用して転職を成功させましょう。

企業からオファーが届く「オファーを待つ」機能

「オファーを待つ」は、求職者がレジュメや希望条件を登録することで企業側から求人のオファーが届くサービスです。

オファー利用企業は2万社以上、さらに400社以上の提携転職エージェントから掲載求人や非公開求人のオファーが届きます。

転職エージェントからの非公開求人は優良な案件や魅力的な案件が多いため、今より良い条件での転職を望む方は「オファーを待つ」機能を利用されると良いでしょう。

利用には無料の会員登録が必要です。

「オファーを待つ」3つのオファー

「オファーを待つ」のオファーには「求人掲載企業からのオファー」「転職エージェントからのオファー」「転職エージェントが取り扱う求人企業からのオファー」の、3つの種類があります。

  • 求人掲載企業からのオファー

    企業が設定した条件と、職種や経歴など求職者の登録した情報が合致した場合に、企業側から送られるオファーです。

    掲載中の求人や説明会を知らせるもので、応募後に書類選考となります。

  • 転職エージェントからのオファー

    レジュメ(職務経歴書)を見た転職エージェントから届く、個別面談のオファーです。

    返信後、転職エージェントへ面談へ行き、面談後はキャリアアドバイザーと一緒に転職活動を行います。

  • 転職エージェントが取り扱う求人企業からのオファー

    企業の採用担当から届くオファーで、特典として「面接確約」が保証されているオファーもあります。

    この場合、返信をすると書類選考免除で企業の面接が受けられます。

    転職エージェントが扱っている求人なので、非公開求人のオファーも期待できます。

非公開求人とは

非公開求人とは、求人サイトには掲載しない求人のことを言います。

なぜ掲載しないかというと、新事業のメンバーを募集したいが事業内容の詳細は公開したくない案件や、求人を出すと大量に応募が集まり選考に時間がかかる大手企業や人気企業などの案件が多いため。

非公開求人にすることで企業側としては、求めるスキルにあった人とだけ面接ができるというメリットがあります。

非公開求人は高いスキルを必要とする案件も多く、スキルの高い人ほどオススメです。

非公開求人に応募したい場合は、「オファーを待つ」に登録するか、転職エージェントを利用するとよいでしょう。

「オファーを待つ」を利用するメリット3つ

「オファーを待つ」を利用することで、非公開求人に応募できる可能性ができることは先程の章で紹介しましたが、「オファーを待つ」を利用するメリットはほかにもあります。

非公開求人に応募できるほかに、「1. 求人の選択肢が増える」「2. 予想外の企業からオファーがくるため転職の可能性が広がる」「3. オファーの量や内容によって自分の市場価値がわかる」の3つが、メリットとして挙げられます。

  1. 求人の選択肢が増える

    経歴を見た企業が「この人に自社で働いてほしい」と思いオファーを出すわけですから、自分で探すよりも選択肢は増えます。
    仕事をしながら転職活動をする人で、求人を探す時間がない人にオススメです。

  2. 予想外の企業からオファーがくるため転職の可能性が広がる

    希望する業界や職種からのオファーは無いけれど、希望していない企業からオファーが来る場合、希望する職種の経験やスキルが足りず、他の要素でマッチングした求人かもしれません。

    また企業が求職者の職歴や経験、スキルから「うちの仕事を任せられるかもしれない」と判断し送ったオファーの可能性もあります。

    自分では気づかない可能性を企業が発見してくれたのかも。

    気になる場合は、返信から質問してみましょう。

  3. オファーの量や内容によって自分の市場価値がわかる

    たくさんオファーが来るということは、経験やスキルが充実しており市場価値が高いということになります。

坂本 勇治

オファーが来なかったら市場価値が低いということなのでしょうか?

池上 彰子

その可能性もありますが、オファーが来ないという人は一度、レジュメをチェックしてみましょう。

古閑 美貴

チェックすることで何がわかるんですか?

池上 彰子

経験した仕事の内容やスキルが、うまく説明できていないのかもしれません。
レジュメの経歴やスキルなどを見直し、詳しく書くようにするといいですよ。

またレジュメは更新日が最新であるほど、企業や転職エージェントの目に留まる確率が上がります。
自己PRやキャリアプランを書き直すなど、頻繁に更新すると企業の目に留まりやすくなるのです。

坂本 勇治

なるほど!

今の職場に内緒で転職活動をしている人に便利な「レジュメ公開ブロック」

レジュメ公開ブロックは、特定の企業に対してレジュメを非公開にし、検索や閲覧、オファーの送信をされないようブロックする機能です。

レジュメ公開ブロックの設定は、社名で検索し該当企業をブロックするだけなので簡単。

現在の職場や取引先に内緒で転職活動をしている人に、便利な機能です。

レジュメのクオリティがわかる「レジュメ完成度診断」

レジュメ完成度診断は、インターネット上でレジュメ(職務経歴書)の完成度を診断し、アドバイスがもらえるサービスです。

転職エージェントでしかできないと思っていた応募書類の添削が、インターネットで、しかも空いた時間にできるのはうれしいですね。

診断方法は、レジュメを見ながら質問に対し「はい」「いいえ」で答えるだけ。

質問の一部を紹介しましょう。

  • 内容についての質問
    • 担当業務の内容は、一目見て業務の概要がわかるものですか?
    • 取扱製品やサービスについて書きましたか?
    • 具体的な取り組みと成果はわかりやすく表現されていますか?
    • マネジメント経験がある人はその内容を書きましたか?
  • 読みやすさのチェック
    • 卒業後から現在まで、勤務情報や空白期間が記載されており時系列でつながっていますか(なぞの空白期間はありませんか)?
    • カッコや記号を使って読みやすく工夫しましたか?
    • 箇条書きを使用していますか?
    • 改行をして見やすく整えたものですか?

以上のような質問から、修正箇所やどのように修正したらよいかのアドバイスがもらえます。

レジュメの出来でオファーの数が決まり、レジュメの書き方がわかれば応募書類に応用することもできます。

書類審査で落ちてばかりいる人や、オファーの数が少ない人は試してみる価値がありそうです。

採点の対象となるのは「職務経歴・現在または直前の勤務先」のみですが、書き直して何度でも利用できます。

利用はリクナビNEXTの会員登録が必要です。

リクナビNEXTの会員登録はこちら

客観的に見た自分の長所がわかる適性診断

履歴書を書く際、自分の長所や自己アピールを書くのに苦労したことはありませんか?

リクナビNEXTの適性診断は、インターネットで手軽に自分の長所や適性を知ることができます。

適性診断は2種類。

あまり時間をかけたくない人は、「3分間!適職診断」がオススメ。

所要時間わずか3分の間に簡単な質問に答えるだけで、仕事選びに重要視していることや求人の見方のポイント、適性がわかります。

より本格的に適性が知りたい、応募書類を書く参考にしたい人は、「グッドポイント診断」がいいでしょう。

グッドポイント診断は、約30分で本格的な自己分析ができます。

親密性、現実思考、慎重性、冷静沈着、自己信頼、俊敏性、需要力、バランス、継続力、決断力、社交性、挑戦心、悠然、高揚性、感受性、柔軟性、自立、独創性の中から、特に優れている5項目を選出。

グッドポイント診断をすることで以下の3つのメリットがあるので、応募書類や面接対策に役に立ちます。

  1. 客観的な自分の強みがわかる
  2. 応募企業へ診断結果を添付して送れる
  3. 自分の長所などアピールポイントがわかる

グッドポイント診断は、リクナビNEXTに会員登録すれば無料で診断できます。

グッドポイント診断をする

リクナビNEXT登録の流れ

求人数が多く、転職活動に役立つコンテンツも豊富なリクナビNEXTを利用しませんか。

登録の流れは以下の通りです。

1. 登録

新規会員登録は無料です。

リクナビネクスト新規申し込み画面

メールアドレスを入力すると、リクナビNEXTからメールが送られます。

メールを受信し、本登録を行います。

1分程度の入力作業で会員登録は終了です。

2. 希望条件とプロフィールの入力

希望条件とプロフィールを入力後、直近の職歴や自己PR、資格入力を行います。

希望の転職時期と勤務地を入力後、就業状況や雇用形態、職種、希望の職種、年収、最終学歴、語学スキルを入力します。

リクナビNEXT会員登録2

3. 直近の職歴

在籍期間や社名、業種、役職など、現在または直前の勤務先の情報を入力します。

リクナビNEXT会員登録3

4. 直近の職務経歴について

職務経歴について記入します。

リクナビNEXT会員登録4

職務経歴書のテンプレートが挿入されているので、フォームを参考に記入しましょう。

また職種にあわせた文例も見られるので、職務経歴書を書くのは苦手という人も気軽に作成できます。

採用担当者はたくさんの応募書類を見ており、文章を見ただけでインターネットから得た知識かどうかは分かるものなので、できるだけ自分の言葉で書くようにします。

職務経歴を書くと、スカウト機能が利用できるようになります。

リクナビNEXT会員登録5

5. 資格入力

経験職務とスキルを設定します。

経験したものはすべてチェックを入れると選択肢の幅が広がりますよ。

リクナビNEXT会員登録6

会員登録の手順は以上です。

スカウトを待ちながら求人を探しましょう。

リクナビNEXT利用時のQ&A

リクナビNEXTを利用する際に生じる疑問について回答します。

求人数が豊富というけれど、毎回同じような求人しか出てこない
毎回同じ条件で検索すると、同じような案件しか出てこない可能性があります。

たとえば今までは経験・スキルで検索していたけれど、急募の案件を見る、福利厚生など待遇面で検索するなど、いつもと違う条件で検索してみると見たことがない求人に出会えるかもしれません。

オファーを利用したいけれど、突然スカウトの電話がかかってくることはある?
プロフィール欄に氏名や電話番号などの個人情報は入力していますが、企業には公開されないので電話がかかってくることはありません。

企業とのやり取りはすべて、リクナビNEXTのサイト上で行われます。

オファーに返信しなかった場合、返信しなかった履歴が残るなど転職活動に悪い影響が出ることはある?
企業側には個人情報が見えていないので、返信をしなくてマイナス評価がつくなど、リクナビNEXT利用者に不利になることはありません。
働きたい会社があったけれど募集が終わっていた!直接問い合わせしてもいい?
まずは企業のHPをチェックしましょう。

企業のサイトにも求人の掲載がない場合は、現在は募集していないと考えたほうが無難です。

また問い合わせても採用活動は企業の機密事項になるので、教えてもらえないこともあります。

リクナビNEXTでは、現在は募集をしていない企業が求人を再開したときに自動でお知らせする「新掲載お知らせメール」というサービスがあります。

「気になるリスト」や過去掲載企業リストの画面から登録が可能です。

退会の方法を教えて
パソコンとスマートフォンでは操作が少々異なります。

  • パソコンから退会する

    ログイン後、各種設定画面の最下部にある「退会する」ボタンをクリックし、「退会手続きへ」ボタンをクリックします。
    退会についての質問に答えます(質問はスキップすることも可能です)。
    「上記内容を確認し、了承しました。」にチェックを入れ、「退会する」をクリックします。

  • スマートフォンから退会する

    ログイン後、右上のメニューバー(横三本線のアイコン)をタップし、「各種設定」を選択します。
    「退会」の「リクナビNEXTからの退会手続き」をタップ。
    「退会手続きへ」をタップします。
    以降はパソコンの操作と同様です。

メールアドレスごとに退会手続きが必要なため、複数のメールアドレスで登録している場合はそれぞれのメールアドレスで退会手続きを行いましょう。

リクナビNEXTの評判

  • 30代男性:営業

    リクナビNEXT登録後、リクルートエージェントからオファーをいただきエージェント経由で転職しました。
    リクナビNEXTの求人情報はこまめにチェックしていたのですが、エージェントが紹介してくれた企業はリクナビNEXTに載っていないもので、スキルや希望にピッタリでした。
    在職中だったため面接の日程調整などが難しかったのですが、エージェントの人が間に入ってくれたことでスムーズに決まりました。
    エージェントを利用するのは無料なので、オファーが来たら気軽に話を聞いてみるのが転職成功の秘訣だと思います。

  • 20代女性:事務

    初めての転職にリクナビNEXTを利用しました。
    多数応募したのですが、なかなか面接まで行かず落ち込みました。
    知人から「書類選考を突破できないなら応募書類を見直してみては?」とアドバイスをもらい、リクナビNEXTの「レジュメ完成度診断」でレジュメをチェックしました。
    項目に対する答えだけではなく、採用担当者がイメージしやすいように、できるだけ細かく書くことが大切だとわかり、アドバイス通りに修正するとレジュメ完成度は55%から95%まで上がりました。
    もちろん書類選考の突破率も上がり、無事転職できましたよ。

リクナビNEXTの特徴まとめ

リクナビNEXTは求人数ナンバーワンで、転職者の8割が利用する人気の求人サイトです。

そのため広告を掲載する企業も多く、幅広い業種や会社規模の企業の中から選べます。

また自分で探すだけでなく、オファー機能を使うことで選択肢の幅も広がります。

レジュメ完成度診断や適性診断など、プロからのアドバイスがもらえる転職エージェントのようなサービスも受けられるコンテンツが充実しているのはリクナビNEXTならではの魅力です。

求人数NO.1!転職サイトはリクナビNEXT!