待ちに待った夏休み。就活を終えた皆さんは、人生最後の夏休みを思う存分満喫しているのではないでしょうか。
2ヶ月間のフリーな時間なんて、社会人になってからは作れませんから、今を全力で楽しんでください!
その一方で、まだまだ就職活動を続けている方もいるかもしれません。
そんな皆さんは、それぞれの事情こそ違えど、「いつになったら就活が終わるのか」という共通した不安を抱えながら、コツコツと就職活動に取り組んでいることでしょう。
ここで、頑張るあなたに朗報です。
来年の3月までまだまだ日にちは残っていますし、これから秋採用が始まるので、納得いく企業から内定をもらえるチャンスはまだまだありますよ。
この記事では、これから秋採用を迎えるという就活生に対して、秋採用のスケジュールや進め方を説明していきたいと思います。
目次
秋採用とは?いつから行われるの?疑問をQ&A形式で解説
そもそも、秋採用とは何なのでしょうか。
いつから始まって、どのようなスケジュールで進んでいくのでしょうか。
秋採用に関してわからないことだらけだと思いますので、まずは秋採用のいろはについて、Q&A方式で解説します。
そもそも秋採用って何ですか?
読んで字のごとく、企業が秋に行う採用活動のことです。
基本的に、春採用・夏採用を通して採用予定人数に達しなかった企業が実施し、夏採用までに自分の納得いく企業から内定をもらえなかったり、様々な事情で夏まで就職活動を行うことができなかったりした学生が参加します。
採用予定人数に達した瞬間、その企業は募集を停止してしまうことが多いため、学生は出来るだけ早くから情報を収集し、動く必要があります。
具体的には何月から何月まで行われるのですか?
いくつか説があるので一概には言えませんが、「9月上旬から11月下旬まで」に行われる採用活動を指すことが多いです。
ちなみに、春採用は3月上旬から6月下旬まで、夏採用は7月上旬から8月下旬までの採用活動を指すと言われています。
春採用と比べた時の、秋採用の特徴は何がありますか?
秋採用の特徴としては、倍率が高い、1つ1つの選考フローがスピーディであるという2つが挙げられます。
まず、倍率が高い原因は、秋採用を実施している企業の数が春採用と比べてそもそも少なく、しかも彼らが設定している採用枠も「若干名」と少ない傾向があるからです。
少ない採用枠に大勢の就活生(春・夏採用で就活を終えた学生が多いとはいえ、まだ就活を続けている学生はたくさんいます)が押し寄せるため、それだけ倍率が高くなって、厳しい戦いになってしまいます。
また、1つ1つの選考フローがスピーディである原因は、春採用のときと比べて、就活を続けている学生の数と採用活動を継続している企業の数が少ないからです。
「早く内定がほしい」と考えている学生と、「早く採用予定人数を達成したい」と考えている企業の利害関係が一致して、自然とスピーディな選考フローになります。
秋採用を実施している企業は意外と多い!
ここまでの話を聞いた皆さんは、もしかしたらこのように考えたかもしれません。
「でも、秋採用を実施している企業って、そんなに多くないんでしょ?」
「残っている企業は、早く内定を出そうとするブラック企業ばかりなんじゃない?」
しかし皆さん、それは誤解です。
秋採用を実施している企業は皆さんが思っている以上に多いですし、採用活動を続けている企業の中にも、優良企業は多く隠れています。まず、以下のグラフをご覧ください。
こちらは、2017年の9月上旬から10月上旬にかけて、株式会社マイナビによって行われた、「2018年卒マイナビ企業新卒内定状況調査」の結果です。
このグラフによると、51.7%の企業が、秋以降も採用活動を継続すると答えています。
しかも、上場企業に限っても37.6%が秋採用を実施する予定で、非上場企業となると53.7%という数値になっているのです。
2社に1社は秋採用を実施しているということになるため、秋採用で自分の納得がいく企業から内定をもらえる可能性は十分にあります。
また、秋以降も採用活動を継続する企業は多いですが、その中には学生からの人気や知名度は低いものの、待遇や財政基盤が安定している中小優良企業もたくさん隠れています。
そのため、秋採用を行っている企業を一様に「ブラック」と決めつけるのは、正しくありません。
秋採用でも、大手企業やそのグループ会社を狙える!
ここまでの流れで、秋以降も採用活動を継続させている企業は数多く存在するということはご理解いただけたと思います。
それでは、秋採用ではどのような企業・業界が狙い目なのでしょうか。
その答えは、そもそも秋までに採用予定人数に達しなかったり、一度達したあとに内定辞退が続出してしまって、再度人員を補充する必要が出てきたり、内定式を目前にしてより多様な人材を採用したいと考えていたり、という事情で採用を続ける必要がある企業です。
ただ、このような事情は外からでは分からないので、就活生には判断しようがありませんよね。
そこで、上記の事情で採用活動を続けていることが多い企業・業界5つを、具体的にピックアップしました。
1. 大手金融機関や大手システム会社など、採用人数が多い企業
「そんな大企業はもう採用締め切ってるんじゃないの?」と思うかもしれませんが、意外と秋採用を実施していることがあります。
その理由は、採用予定人数がとにかく多いこと。
一旦採用予定人数に達したとしても、内定辞退が重なってしまうと、秋採用でその分を補充しなければいけなくなるのです。
また、大手金融機関や大手システム会社のような大企業の選考を受けるメリットは、以下のものがあります。
- 圧倒的な知名度、人気のある会社で働ける
- 平均水準以上の年収、福利厚生という待遇を受けられる
ただその分、枠を争う戦いは非常に熾烈なものになりますので、心して臨んでください。
2. 大手企業のグループ会社
また、大手企業だけではなく、大手企業のグループ会社も秋採用では狙い目でしょう。
近年、学生優位の売り手市場だともてはやされていることもあり、学生は大手企業(親会社)にばかり目を向けていて、グループ会社には人気が集まらないということが多いです。
そのため、大手企業のグループ会社であっても、秋まで採用活動を続けていることがあります。
そんな大手企業のグループ会社の選考を受けるメリットには、以下の3つがあります。
- 大手企業の子会社や関連会社は、大手企業と比べると入社難易度が低め
- 福利厚生などの待遇が親会社に準じていることがある
- グループ会社とはいえ、大手企業というブランドと安心感がある
以上3つの理由から、大手企業のグループ会社を受けることは、かなりオススメです。
3. BtoB企業
BtoBとは、Business to Business の略語で、法人顧客のサービスのことを指します。
すなわち、BtoB企業とは、企業間で取引を行っている企業です。
たとえば、様々なメーカーに素材を提供している鉄鋼メーカー、メーカーとメーカーの間をつなぐ商社などが、BtoB企業に当たります。
さて、このBtoB企業ですが、基本的に我々の生活と直接的な接点がないため、学生からの知名度や人気がないという特徴があります。(商社やコンサルなどは除きます)
そのため、応募してくれる学生の数が少なすぎて採用予定人数に達しないため、秋まで採用活動を続けていることがあるのです。
そんなBtoB企業ですが、選考を受けるメリットには以下の2つがあります。
- BtoC企業と比べて倍率が低い傾向があるため、そこに目を向けてみることで、内定を貰える確率がグッと高まる
- BtoB企業は企業間で長期間に渡る取引を行うため、財政基盤が安定したホワイトな優良企業が比較的多い
社会を陰ながら支えるような仕事をしたい、ホワイトな労働環境で仕事をしたいと考えている就活生は、ぜひBtoB企業にも目を向けてみましょう。
BtoC企業とは
BtoCとは、Business to Consumerの略語で、個人顧客相手のサービスのこと。
ですので、BtoC企業とは、直接消費者と取引を行っている企業を指します。
例えば、食品メーカーや自動車メーカーなどが、BtoC企業です。
BtoC企業は消費者との距離が近く、我々の生活と馴染みが深く人気があるため、春・夏採用で採用人数に達してしまうことが多いです。
4. ベンチャー企業
ベンチャー企業とは、革新的なアイデアや技術をもとにして、新しいサービスやビジネスを展開する企業のことです。
規模としては、小規模~中規模で、IT系の企業が多いです。
最近でこそ、将来を見据えた意識の高い学生がベンチャー企業を就職先に選ぶことも増えてきましたが、売り手市場ということもあって、学生の大手志向はまだまだ強い傾向にあります。
そのため、多くのベンチャー企業は人材を十分に集められず、秋まで採用活動を続けているのです。
そんなベンチャー企業の選考を受けるメリットは、以下の2つがあります。
- 大手企業と違って社員数がとにかく少ないため、意思決定のスピードが早く、圧倒的なスピードで成長できる
- 特定の業務に縛られることなく、幅広い業務に挑戦できる
上記のようなメリットがあるため、「挑戦したい」「自分のバリューを上げたい」と考えている人に、ベンチャー企業はオススメでしょう。
ただ、劣悪な環境で社員をこき使うブラックなベンチャー企業が存在することも確かですので、選考を受けるベンチャー企業のことは必ず精査するようにしてください。
5. 中堅企業・中小企業
近年、学生優位の売り手市場だと喧伝されていますが、すべての企業が満足に学生を採用できているわけではありません。
なぜなら、「売り手市場」と言われれば言われるほど、学生は「自分でも大手企業にいけるかも」と思うようになって、必然的に大手企業に人が集まり、中堅・中小企業の応募者が激減するという事態に陥るからです。
そのため、中堅・中小企業が売り手市場の煽りを最も食らっているといっても過言ではなく、従業員数300人未満の中小企業の有効求人倍率は、なんと9.91倍。(2018年4月、株式会社リクルートの調査より)
この数字からわかるように、中堅・中小企業の多くは、学生を十分に集められていないため、秋まで辛抱強く採用活動を続けているのです。
そんな中堅・中小企業の選考を受けるメリットには、以下の2つがあります。
- 社員の人数が少ない分、先輩に大切に扱ってもらえる
- 会社全体がアットホームな雰囲気である
秋採用を続けている企業の中にも、優れた企業はたくさんあるのですね。
秋採用を続けている業界・企業の特徴はよく分かりました。
一方で、秋採用まで就活を続けている学生は、どんな人が多いのでしょうか。
良い質問ですね。
続いては、秋採用に参加する学生の特徴について説明します。
秋採用に参加する学生は2種類いる
秋採用に参加する学生は、大きく分けると2種類です。まずは、就活延長戦組。
これは、3月から就活を続けているもののまだ1つも内定をもらえていない学生や、3月から就活を続けていて内定もすでにもらっているが、自身の就活に納得がいっておらず、まだまだ続けている学生のことを指します。
彼らは3月から就活経験値を蓄積してきたという強みがあります。
続いて、就活初参戦組。こちらは、公務員試験、部活動、留学などで忙しく、春・夏採用の時期に就活へ取り組めなかった学生のことを指します。
彼らは就活経験には乏しいものの、貴重な経験を数多く積んできたという強みがあります。
就活延長戦組にとって、秋採用は厳しい?
さて、秋採用に参加する学生は2種類いるということを説明しましたが、実を言うと、就活延長戦組にとって、秋採用は厳しい戦いになるかもしれません。
なぜなら、秋採用は、春・夏採用と比べてエントリーできる企業数や採用枠が少ない上に、就活以外の貴重な経験を積んできた「就活初参戦組」を採用するために実施される傾向があるからです。
数少ない採用枠を、優秀な就活初参戦組と就活延長戦組で奪い合うため、激しい戦いになるでしょう。
しかし、就活延長戦組の皆さん、落ち込みすぎないでください。
あなた方には、就活経験を積んできたという大きな強みがあるのです。
ここからは、秋採用で一発逆転するための、心構えについて解説します。
秋採用を迎えるにあたっての心構え
何も考えずに選考に臨んでいては、秋採用を成功させることはできません。
秋採用を成功させるための心構えを、5つ紹介しましょう。
ありがとうございます、1つ目から教えてください!
1. 焦りすぎず、周りと比べすぎない
大学4年生(院2年生)の夏となると、周りの友人の多くはすでに就活を終えていて、卒業旅行の話をしていたり、卒論の準備をしていたりしているでしょう。
そんな中、自分だけ就活を続けていると、楽しそうな友人たちと一人もがき苦しんでいる自分を比べてしまって、焦ってしまうかもしれません。
しかし、焦ったり、就活がうまくいっている周りと比べてしまったりすると、たちまち思考がネガティブなものとなり、自身の就職活動に大きな支障をきたしてしまいます。
そのため、適度なポジティブシンキングで就活に臨むことを大切にしてください。
2. 選考結果に落ち込みすぎない
面接を1回受けるたびに、「今日の面接ではここで失敗した。自分はだめな人間だ、もう面接なんて受けたくない…」とふさぎ込んでしまう人がいるかもしれません。
確かに、反省すること自体はいいことです。
ただ、行き過ぎた反省は自己否定に繋がり、ネガティブな思考回路になってしまいます。
ネガティブになりすぎると、行動量が減ってしまいますし、面接でも自信なさげに映ってしまうため、選考に落ちてしまう可能性が更に高くなってしまいますよ。
1つ1つの選考結果に一喜一憂しすぎずに、平常心を持って選考に臨んでください。
3. 自分の就活がうまくいっていない原因に目を向ける
しかし、ポジティブになりすぎて、今までの振り返りを全くしなくなることも良くありません。
もしあなたが3月から就活を続けていて、納得する内定をもらえていないのであれば、おそらくあなたにも何かしらの欠点があるはずです。
自身の欠点に全く目を向けなければ、以降も同じ失敗を繰り返してしまって、内定をもらえませんよね。
そこで、辛いことだとは思いますが、春採用・夏採用がうまく行かなかった理由をもう一回振り返りましょう。
内定がもらえない人の特徴について知りたい場合は、以下の記事を参考にしてください。
就活で内定をもらえない人の特徴25選!内定が出ない原因を知ろう!
4. 実際に行動を修正する
ただ、自分の就活がうまく行かなかった理由を把握するだけでは、以降の選考でも落ち続けてしまうでしょう。
内定をもらえるようになるためには、実際に行動を修正する必要があります。
「就活がうまくいかない理由を考える→行動を修正し、選考を受ける→選考の振り返りをする→より自身の行動を改善する」というPDCAのサイクルを回すことで、自信もつきますし、選考の通過率も上がっていくはずですよ。
内定をもらえる人の特徴について知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。
就活で内定をもらえる人の特徴25選!内定が出る人は取っている行動が違う!
5. 自分の就活の軸を大切にする
ここまで、ネガティブになりすぎないように心の平穏を保ち、今までの振り返りを行って自身の行動を改善することが大切だと解説してきました。
以上の4ステップを踏んだ後は、いよいよ自分が本当にやりたいこと、すなわち「自分の就活の軸」を見つめ直しましょう。
これだけではよくわからないかもしれませんね。
具体的には、内定がもらえないことに焦って闇雲に企業を受けるのではなく、自分が本当に「やりたい!」と思えるような仕事ができる企業だけを受けてほしいということです。
本来、就活は「内定をもらうこと」がゴールではなく、「自分の望む企業から内定をもらい、入社後も活躍すること」こそがゴールであるはずですよね。
しかし、なかなか内定をもらえない人は、最終的な目標をないがしろにしてしまい、「内定をもらうこと」自体をゴールにしてしまいがちです。
そのため、入社後に「こんな仕事をやるとは思っていなかった」とミスマッチを起こすことになり、学生にとっても企業にとっても、不幸な結末になってしまいます。
そこで、「内定を貰えればどの企業もいいや」と思うのではなく、焦る気持ちを抑えてもう一度自己分析をすることで、働く上で自分が大切にしたい「軸」を見つけましょう。
そして、その軸に合致した企業のみを受けるようにすればいいのです。
きちんと自分と向き合ったほうが、自分にあった企業を見つけることができるため、選考通過率も上がりますし、いいことずくめですよ。
秋採用でエントリーできる企業の効率的な探し方
さきほど、「秋採用では春採用のときと比べて募集している企業が少ない」とお話ししましたが、この言葉を聞いたときに疑問を持った人がいるかもしれません。
「まだ採用活動を続けている企業を効率的に探すためには、どうすればいいんだろう?」
そのように考えたあなた、非常に鋭いです。
秋採用では、春採用のときと比べて採用活動を続けている企業が少ないので、マイナビやリクナビのような就活情報サイトを使うだけでは、十分な情報を集めることができません。
春採用のときとは違うサービスを使って探す、いくつかのサービスを並行して使うなど、工夫をすることが大切なのです。
ここからは、秋採用でエントリーできる企業を効率的に探すための方法を5つ紹介します。
1. 大学の就職課に求人を出している企業をチェックする
大学に求人を出している企業は「その大学の学生がほしい」と考えているため、需要と供給が合致していて、その分内定を貰える確率が高いです。
また、質の悪い求人は就職課が断るはずなので、ブラック企業に当たる可能性が低いというのも大きなメリットです。
今まで大学の就職課に行ったことがないという人も、いい機会なので、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
2. 就活情報サイトを使う
秋採用を戦うにあたって、就活情報サイトはマイナビ、リクナビだけでは不十分です。
マイナビ、リクナビなどの大手就活情報サイトも使えないことはないのですが、秋採用の時期になると広告を出している企業は少なくなってきています。
その原因は、広告を掲載すると、高額な広告費がかかってしまうから。
若干名採用するためだけに、高額な広告費を払うのは割に合わないと考えて、広告掲載を取りやめてしまう企業が多いのです。
そこで、マイナビやリクナビの「新着求人」「ピックアップ求人」を探すだけではなく、秋採用・冬採用に特化した、「秋冬採用ナビ」などの就活情報サイトを使うことがオススメします。
いい機会ですので、今すぐ新規登録を済ませてしまいましょう。
オススメ就活情報サイト
3. 内定直結型の就職イベントに参加する
就職イベントは多数開催されていますが、その中でも内定につながる就職イベントに参加することをオススメします。
たとえば、就職エージェントのキャリアチケットは、「キャリアチケットサミット」というマッチングイベントを随時開催しています。
イベントのテーマや参加企業はその都度異なるので、イベント情報を随時チェックして気になるイベントがあればどんどん参加しましょう。
イベント終了後にはキャリアチケットのアドバイザーに個別相談ができるので、こちらも活用するとよいですね。
オンラインでの開催となっているので、全国どこに住んでいても参加できます。もちろん参加は無料です。
キャリアチケット以外にも、MeetsCompanyやキャリアパークも内定直結型のイベントを開催しているので、こちらもチェックしてみてください。
オススメ就職イベント
4. 就活エージェントやハローワークに相談する
就活エージェントやハローワークに相談することで、学生の希望に応じた最適な求人を紹介してもらえたり、ESや面接の対策をしてもらえたりするため、就活を有利に進めることが出来ます。
具体的には、DYM就職、ハタラクティブ、就職カレッジなどがオススメです。
百戦錬磨の就活エージェントが1人1人とじっくり向き合ってくれるため、勇気を出して就活エージェントに相談してみましょう。
5. スカウト型の就職サイトに登録する
スカウト型の就職サイトとは、具体的には、今流行りのOffer Boxなどを指します。
自分の経歴やプロフィールを入力しておくだけで、「自分を気に入ってくれる」企業が自然に見つかるので、内定に近づく可能性が高いです。
従来の就活は「自分から興味を持てる企業を探す→自分からアプローチし、選考を受ける→落ちる」という流れでしたが、Offer Boxでは「企業から自分に興味を持ってもらえる→相手からアプローチしてもらえるため、そのまま選考を受ける→内定獲得」という流れで進むため、振られることに疲れた就活生にとって、Offer Boxはオアシスかもしれませんね。
自分から動かなくても興味を持ってもらえる、相手から興味を持たれているため内定を貰える確率が高い、といいことずくめなので、早速登録してみましょう。
スカウト型の就職サイト
秋採用の面接で聞かれる質問
ここまで、秋採用の定義や秋採用を受けられる企業の探し方について解説してきたので、ここからは、秋選考の選考フローについて詳しく説明していきましょう。
春採用と秋採用の選考フローを比べたときに、大きな違いが2つあります。
1つ目は先程お話ししたように、「選考フローのスピード」。
秋採用では、企業と学生の双方が出来るだけ早く決着をつけたいと考えているため、秋採用は春採用と比べて選考フローがスピーディーに進みます。
そのため、通過連絡やお祈りメールは比較的早く来る傾向があります。
そして2つ目は、「面接の質問内容」。
残念なことに、秋採用では、春採用のときと比べて、面接で意地悪な質問をされることが多くなってしまうのです…。
頻出の質問内容やその回答例について知らなければ、面接で答えることができずに、選考で落ちてしまいますよね。
そこで、秋採用の面接でよく聞かれる意地悪な質問と、その質問への答え方について、順に解説していきます。
1. 春採用の時期には何をしていたの?(なぜ当社を春採用では受けなかったの?)
1つ目の質問は、「春採用の時期には何をしていたの?」です。
流石に「春採用に失敗したので、仕方なく御社を志望しています…」とは言えませんよね。
そこで、この質問に対しては、「志望業界の変化」を主張することがオススメです。
以下に具体例を示すので、参考にしてみてください。
しかし、この軸は「お金」という人々の生活に不可欠なものを通して、世の中を支えている金融業界にも当てはまるのではないかと考えて、現在は金融業界を志望しています。
また、就活初参戦組の皆様は、秋採用まで就活ができなかった理由を正直に話すといいです。(例 夏まで公務員試験の勉強をしておりまして…)
2. 内定を持っていますか?
2つ目の質問は、「内定を持っていますか?」です。
3月から就活を続けているものの、いまだに内定を持っていない就活延長戦組の人は、一番聞かれたくない質問かもしれませんね。
また、「内定を持っていません」と答えると、「まだ内定を持っていないのか」と思われそうで、怖いと感じる人もいるかもしれません。
ただ、この質問に対しては、正直に答えるという選択もありでしょう。
内定を持っていない人は、素直に「持っていません」と伝え、内定をもらっていてなお就活を続けている人は、「内定は1つ持っていますが、納得がいっていないため、まだまだ就活を続けています」と伝えることで、相手に悪い印象を与えることはありません。
ただ、それでも「内定は持っていません」と答えることに抵抗のある人がいるかもしれません。
そんな人は、うまくいっていた就活を自分でリセットしたという体で話せばいいです。
以下に具体例を示すので、参考にしてみてください。
しかし、内定をいただいてから数日考えた結果、〇〇社では自分のやりたいことができないという結論にいたり、丁重に辞退しました。
内定をいただくまでに自己分析を突き詰められていなかったことを、今では本当に反省しています。
しかし、もう一度深く自己分析した結果、御社であれば自分のやりたいことを実現できると考えて、現在は御社を強く志望している次第です。
また、就活初参戦組の皆様は、事情をきちんと説明した上で、正直に「内定は持っていません」と答えれば、全く問題ありません。
3. あなたが内定をもらえない原因は、何だと思いますか?
3つ目の質問は、「あなたが内定をもらえない原因は、何だと思いますか?」です。
「内定を持っていますか?」の質問に「持っていません」と答えた場合、その後にこの質問が続くことがあります。
自身の恥部と向き合わなければいけないので、人によっては、「内定を持っていますか?」の質問よりも辛いと感じることがあるかもしれませんね。
さて、この質問への答え方なのですが、嘘偽りなく素直に答えることを意識してください。
「あなたが内定をもらえない原因は、何だと思いますか?」という質問をする意図は、就活があまりうまくいっていない学生をいじめることではなく、失敗を素直に認める「真摯さ」や、その経験から学んで自分を高める「向上心」があるかどうかを確認することなのです。
素直に答えて、自分の人柄をアピールしましょう。
以下に例文を示すので、参考にしてみてください。
ですので今回は、面接の練習を家族や友人と重ねて、自信をつけた上で、御社の選考に臨んでいます。
秋採用で内定を勝ち取って一発逆転しよう!
最後に、夏が過ぎても就活を続けているみなさんに向けて、メッセージを送りたいと思います。
それは、「秋採用まで就活をしていても、負け組ではない」ということ。
もしかしたら、未だに就活を続けている学生さんは、自分自身のことを「同級生と比べて遅れている」、「負け組だ」と思っているかもしれません。
そんなことはありません。
なぜなら、秋採用に参加することには3つのメリットがあるからです。
- 早期内定をもらった人よりも、長く自分の将来のことについて考えることが出来る
- 自分に合う企業をとことん追求できる
- 例年であれば早期に採用活動を終えているような大手企業群と出会える
1つ目は、「早期内定をもらった人よりも、長く自分の将来のことについて考えることが出来るから」です。
秋採用まで就職活動を続けている人は、途中で志望業界を変更したり、ESの内容を何度も練り直したり、周りの友人よりも長く自分と向き合い、試行錯誤を続けていると思います。
この苦労は、絶対に無駄にはなりませんよ。
そうですね、周りの友人が旅行の計画を立てている中、自分は奮闘しているのですから、この頑張りが将来に生きると信じたいです。
2つ目は、「自分に合う企業をとことん追求できるから」です。
秋採用は春採用と比べて、募集している企業も就活を続けている学生も多くありません。
そのため、企業と学生はお互いにとことん向き合うことが出来るんです。
だからこそ、自分の納得のいく企業と出会える可能性が高いということですね。
そして3つ目は、「例年であれば早期に採用活動を終えているような大手企業群と出会えるから」です。
それはなぜですか?
近年は売り手市場ということもあって、内定辞退が非常に多いからです。
そのため、例年であれば春採用で採用活動を終えている企業の中でも、内定辞退が多発して、夏採用や秋採用で埋め合わせをしなければいけない企業が増えています。
秋採用で自分の納得いくような大手企業から内定を獲得して、早い段階で就職先を妥協して就活を終えていた学生を逆転するという可能性も充分あるでしょう。
そうなんですね!一発逆転、やってやります!!!
私も絶対に逆転します!
2人とも、その意気ですよ。
秋採用まで就活を頑張っている皆さんが、希望する企業から内定をもらえることを祈っています。
新卒向け就活エージェント キャリアスタート
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これまで3000人以上の就職支援を行ってきており、入社後の定着率が92%と高い定着率を実現しています。
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さらにキャリアスタートのメリットは、内定までの期間がとてもスピーディー!最短2週間で内定ゲットできる可能性もあります!
相談はZoomまたは電話でできるので、全国どこに住んでいても利用可能です。