派遣社員の時給相場っていくら?

「派遣社員の時給の相場っていくら?」

派遣社員として働こうと考えたときに、一番気になるのはお金のことではありませんか?

派遣社員とアルバイトの時給を比較すると、派遣社員の方が高い場合が多く、「同じ非正規雇用なら時給が高い派遣社員の方がいいかも。」と派遣社員に興味を持った方もいるでしょう。

すでに派遣社員として働いている方は、今もらっている時給が相場よりも高いのか低いのか気になりますよね。

そこで今回は派遣社員の職種別の平均時給や、派遣社員の時給がアルバイトより高い理由などをご紹介。

雇用や収入が不安定な反面、未経験の仕事にチャレンジできたり自分の自由な時間を確保しやすいので、派遣社員という働き方を選ぶ方面たくさんいます。

働き方を迷っている方は、お給料の面から派遣社員について考えてみましょう。

派遣社員のお給料はどこから支払われる?派遣社員のお金の流れ

派遣社員のお給料がどこから支払われるか、知っていますか?

派遣社員のお給料は、勤務している会社(派遣先企業)からではなく、契約している派遣会社(派遣元)から支払われます。

派遣先企業から派遣元に支払われた賃金から、必要経費が引かれたものが派遣社員のお給料となります。

つまり、派遣先企業→派遣元→派遣元が必要経費を引く→派遣社員へという流れになるのです。

派遣社員の給料の流れ

賃金から引かれる必要経費(マージン)について

派遣会社が、派遣先企業より支払われた賃金から差し引く必要経費のことをマージンといいます。

マージンには労災保険・雇用保険・厚生年金保険・健康保険などの社会保険や、派遣会社運営のための諸経費が含まれます。

マージンの割合は派遣会社によって異なりますが、大体2割~4割です。

このように各派遣会社でマージン率がちがうことから、同じ企業の同じ職種の求人であっても派遣元によって時給が異なるという現象が起こります。

たとえばマージン率が30%の派遣会社Aと、28%の派遣会社Bがあるとします。

派遣先企業からの報酬が1時間2,000円である場合、派遣会社Aから派遣された人は時給1,400円となり、派遣会社Bから派遣された人は時給1,440円となります。

1時間たった40円の差ですが、1日8時間勤務で320円、1カ月20日勤務で6,400円の差となり、意外とあなどれないものです。

各派遣会社では、マージン率を公開しているので気になる人は派遣会社のホームページから確認しましょう。

宮里 明

では派遣会社を選ぶときは、マージン率の低い会社を選ぶといいんですね!

池上 彰子

マージン率の低さだけで派遣会社を選ぶのは要注意!
実は、「マージン率が低く時給が高い=高待遇」とは限らないんです。

糸井 嘉人

どういうことですか?

池上 彰子

マージンの中には福利厚生費なども入っているため、マージン率があまりにも低いと社会保険の一部に加入できていないかもしれません。

宮里 明

たしかに、自分で保険に加入するのはめんどくさいかも。

池上 彰子

マージン率が多少高くても、そのぶん福利厚生が豊富でサポートが手厚かったりするので、登録の際にはマージン率以外のこともよくみて決めてください。

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職種別に見る派遣社員の平均時給

派遣社員として働くことを考えている人は、やはり時給が一番気になるところですよね。

JBRCの調査によると、2018年12月の関東・東海・関西3大都市の派遣社員の時給は昨年同月に比べて14円(0.9%)アップしました。

派遣社員の時給が高くなった背景には、正社員の有効求人倍率の上昇や、派遣社員の無期雇用が本格化し無期雇用になった派遣社員が増え、新たに派遣として働く人の確保が厳しくなってきたことが考えられます。

それでは職種別に、派遣社員の平均時給を見ていきましょう。

※紹介する時給相場はエン・ジャパン 2018年3月度の派遣平均時給のものです。

オフィスワークは1,400円~1,800円

電話を取る事務職の女性

特別な資格は不要で、他の職種に比べて未経験でも採用されやすいのがオフィスワークです。

一口にオフィスワークと言っても業務内容は様々で、一般事務や、会社のお金に関する事務処理を行う経理事務、データ入力などがあります。

データ入力と聞くと、顧客データや売り上げなどを入力する仕事を思い浮かべる人がほとんどだと思いますが、コールセンターでテレフォンオペレーターとして働く場合も「データ入力」として募集がかけられます。

オフィスワークの中では、新しいものを生み出す企画やマーケティングに携わる人が高い時給をもらっているようです。

仕事 平均時給
一般事務 1,532円
営業事務 1,531円
経理・財務・会計・英文経理事務 1,612円
総務・人事・法務 1,606円
企画・マーケティング 1,842円
金融(銀行)事務 1,490円
データ入力 1,451円

営業・販売・サービス系は1,300円~1,600円

ハッピを着てエアコンを販売する男性

営業や販売などのサービス系は、派遣の求人が豊富な職種です。

企画営業は会社が利益を得るための戦略や目標などを立てる仕事で、営業職とは仕事内容が異なります。

未経験から企画営業として働く人はまれで、営業職の経験が必要です。

ラウンダーとは、自社の製品を置いてもらっているスーパーなどの販売店をまわり、売上状況をチェックして販売促進のための提案をする仕事で、営業系の中では時給が高いお仕事。

営業アシスタントは営業をサポートする仕事で、営業のスケジュール管理やメール対応など営業事務のような仕事のほかに、顧客にアポイントを取る、営業先に同行するなど営業事務よりも幅広い業務を任されます。

仕事 平均時給
営業・企画営業・ラウンダー 1,675円
営業アシスタント 1,612円
販売(アパレル) 1,350円
テレマーケティング、テレフォンオペレーター 1,463円

クリエイティブ系は1,500円~1,800円

パソコンで仕事をする女性に話しかける女性

ものを作る、またはものを作る作業に関わる仕事は、クリエイティブ系の職種に分類されます。

DTPオペレーターはデザイナーが作成したものをデータ化する仕事で、仕事内容は文字の流し込みや画像の張り込み、完成したデータの修正などです。

自分でデザインをすることはないことからクリエイティブさに欠け、物足りなさを感じることもあるようですが、企業によってはデザインをする仕事も兼務しているところもあります。

そんなクリエイティブな仕事の時給は全体的に高めで、最近人気の仕事であるWebデザイナーは1,800円を超える場合も。

Webの仕事は需要もあるので、これから新しい仕事にチャレンジするならWeb関係の仕事もオススメです。

仕事 平均時給
Webデザイナー 1,844円
Web制作・編集 1,753円
DTPオペレーター 1,594円

IT系は1,700円~2,400円

パソコンで作業をする男性と女性

年々需要が拡大し続けており、常に人手不足のIT業界。経験がなくても知識を身につけることで、働ける職種もあります。

プログラマーは、システムエンジニア(SE)が設計したシステムを、プログラム言語を使って組み立てる仕事。

自分でシステムを設計するわけではないので、プログラム言語の知識がある人なら未経験からでもチャレンジできる職種です。

そしてIT系の仕事の一番の魅力は高い時給。

エンジニアなら時給2,400円を超える場合もあります。

やはりスキルが必要であるということと、需要の高さから高時給の求人が多いのでしょう。

ちなみに下表で紹介しているビジネスアプリケーション系SEの「ビジネスアプリケーション」とは、オフィスや仕事関係で使われるアプリケーションのことで、スプレッドシートやデータベースなどを作ります。

仕事 平均時給
プログラマー 2,192円
ビジネスアプリケーション系SE 2,487円
ネットワークエンジニア 2,456円
ユーザーサポート・ヘルプデスク 1,805円
インストラクター、講師、教師 1,796円

技術系は1,600円~1,700円

パソコンで設計をする男性

CADオペレーターは設計士やデザイナーの指示のもと、CADソフトを使って図面の修正や作製を行います。

CADの基本操作や設計・製図の基礎知識は必要ですが、設計に関する専門的な知識は必要なく未経験から始める人も多い職種。

建築関係の会社や、家電メーカー、家具・服飾メーカーなど多くの業界で活躍できるのも魅力です。

エンジニアやプログラマほどの高い給料ではありませんが、技術系も比較的時給が高いお仕事といえます。

仕事 平均時給
CADオペレーター 1,638円
CAD・設計 1,778円

医療・介護系は1,200円~1,300円

おばあさんの介護をする男性

医療・介護系の派遣のなかで、医療事務は女性に人気の職種。

通学や通信で気軽に資格が取得できて、出産や子育て終了後も長く働けるところが人気の秘密です。

他の仕事に比べると、平均時給は低いかもしれませんが一生使える技術が身につきます。

これからますます需要が高まることが予想される介護関連は、若いうちに経験を積んでおくと将来のステップアップにつながりますよ。

仕事 平均時給
医療事務 1,260円
介護関連 1,227円
看護師・准看護師 1,393円

その他の仕事

上記で紹介した仕事以外にも、工場で働く製造業、各種ドライバー、塾講師やヨガインストラクターなど派遣の仕事は多種多様です。

製造業務は高時給とはいえませんが、工具の簡単な組み立てや、荷物の梱包作業、商品の強度測定、ネジ締めなどの軽作業など仕事内容は多岐に渡り、未経験OKの求人が多いのでチャレンジしやすいお仕事。

ドライバーの中でもタクシードライバーは、外国人観光客が増えたことから外国語のスキルを活かせるお仕事でもありますし、スキルアップすれば時給が増える可能性もあります。

講師や教師は時給が高めですが、授業の準備にも時間を要することから、強い熱意がなければ続けるのは難しいかもしれません。

仕事 平均時給
製造業務 1,311円
ドライバー 1,287円
インストラクター、講師、教師 1,638円

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派遣社員の時給がアルバイトよりも高い3つの理由

女性「派遣の時給ってなんで高いんだろう?」

同じ非正規雇用なのに派遣社員の方がアルバイトより時給が高く設定されていることが多いですよね。

20代のような若い世代では、正社員より派遣社員の方が手取りが多いこともあり、「正社員よりも派遣で働くほうがいいかも…」と思う人もいるかもしれません。

派遣社員の時給がアルバイトより高いのには、きちんとした理由があります。

1. 派遣社員には交通費が支払われないから

派遣社員には交通費が支払われないことがほとんどです。

交通費が支払われない代わりに、時給を高く設定しているのです。

たとえば時給1,350円の企業で8時間働くとして、1日の交通費が700円の場合、交通費を引くと日給は10,100円となり、実質の時給は1,262円ということになります。

派遣の仕事に応募をする際には、交通費のことも考えて応募しましょう。

2. 派遣社員を雇う際の宣伝広告費がいらないから

アルバイトや正社員を募集する際には求人サイト等を利用するため、宣伝広告費が発生します。

一方派遣社員を雇う際には、派遣会社と契約し、人材を派遣してもらいます。

もちろん企業が派遣会社を利用するにはお金がかかりますが、求人サイトに広告を掲載するよりはコスパがいいのです。

単に金額の面だけでなく、応募書類を見たり面接を行うなど採用のための手間が省け、直接雇用ではないので社会保険の手続き等の事務作業もいりません。

広告費と労力、それにかかる人件費が節約できるので少々時給が高くてもアルバイトを雇うより派遣社員を雇うほうが割に合っている、と考えられているのです。

3. 派遣社員は一時的な戦力だから

正社員を雇った場合、長く働くとなると実績を考慮した昇給を考えなければいけません。

ですが派遣社員の場合は短期間で職場を変える人がほとんどなため、昇給を考える必要がありません。

厚生労働省の調査によると、同じ会社で3ヶ月ごとの更新を4回以上行う人が40%ともっとも多い一方で、更新せずに3カ月の契約で辞める人は17.8%、1回の更新で半年働いて辞める人は12.7%と、1年未満で辞める人も少なくないことがわかっています。

さらに派遣の仕事は「短期のプロジェクトの期間限定」「繁忙期だけ」など、短期間のものも多く「一時的な戦力」としての働き方が求められます。

派遣社員は期限が決まっていますから、無期雇用のアルバイトに比べてトータルで支払う報酬の負担は少ないと考えられており、派遣社員の時給は高く設定されているのです。

派遣社員の時給まとめ

派遣社員の時給がアルバイトより高いのは「交通費が支給されないから」「一時的な戦力として雇うため多少時給が高くても問題ないから」などの理由であることを紹介しました。

「派遣=時給が高い=ブラック?」という不安を持っていた人は、その思いを払拭することができたのではないでしょうか。

期間に限りのある派遣社員ですが、職歴として職務経歴に書くことは可能ですし、短期間で職場を変わることによってリフレッシュしながら働くことができるというメリットもあります。

「派遣社員としての働き方が自分に合っているかも」

「未経験の職種にチャレンジしたいけれど、正社員の求人がない」

「いずれは正社員として働きたいけど自信がないから、まずは派遣で働こうと思っている」

このように少しでも派遣社員に興味がある方は、派遣会社に相談してみましょう。

派遣の仕事を専門に扱うマイナビスタッフなら、豊富な経験からいろんなアドバイスをしてもらえますよ。