派遣社員の時給を上げる方法

働く期間が限定されている派遣社員。

「派遣社員は長く働いても3年だし、どうせ時給は上がらないよね?」と時給アップをあきらめていませんか?

正社員のような賞与や昇給もなく、いくら仕事をがんばってもお給料に反映しないと思うと、仕事に対するモチベーションも下がりがち。

ですが実は派遣社員でも、時給アップは可能です。

派遣社員が時給を上げる方法は「派遣会社に時給アップの交渉をする」「契約終了後に時給の高い仕事へ転職しなおす」「派遣会社を変える」の3つ。

今回は、派遣社員の時給を上げる方法を紹介します。

派遣会社に交渉して時給を上げる

男性と女性が会話をしている様子

派遣社員として働く場合、派遣先企業ではなく、派遣元の企業があなたの雇い主になります。

つまり契約更新など、就労に関することはすべて派遣元企業で管理されるというわけです。

ですから、派遣先企業の上司に給料アップをお願いするのはNG。

給料に関することは派遣先企業ではなく、派遣会社の担当者に交渉しましょう。

派遣会社に時給アップを交渉するタイミング

時給アップの交渉は、契約更新時に行います。

派遣社員の契約更新のタイミングは、3カ月ごと、6カ月ごとなど契約している派遣会社により異なりますが、まずは派遣先企業に勤務してから1年目のタイミングで交渉してみましょう。

実績が足りない等の理由で時給アップを却下された場合、めげずに再度2年目のタイミングで交渉します。

時給の交渉をする際は実績のアピールが効果的

時給アップを実現するためには、実績をアピールするのが一番です。

営業なら売り上げ、事務職等のデスクワークの場合は「普段のルーティーンワークのほかにアルバイトの指導を任されるようになった」など、仕事の幅が広がったことが実績となります。

資格取得もアピールになりますが、仕事に活かしきれていないと評価してもらえないかもしれません。

また、勤務態度が非常によいことで時給アップに成功した人もいるので、勤務態度に問題がないと感じている人は、実績に自信がなくても時給アップの相談をしてみるといいですよ。

希望する時給の具体的な金額を提示する

具体的に「◯◯円上げてほしい」と伝えることで、時給アップの本気度が伝わります。

具体的な金額がないと、「時給上がったらラッキー」くらいの気持ちで言ってきたと勘違いされるかもしれませんし、上がったとしても納得のいかない金額になってしれません。

担当者も「時給をいくら上げるべきか?」と考えるよりも、「時給◯◯円上げるべきか?」と考える方が答えが出しやすく、早く対応してもらえる可能性が高いです。

ではその具体的な金額ですが、できるだけ時給は上げたいけど、いくらくらいで交渉すればいいのかわからないですよね。

もし派遣先企業で、同じ仕事をしているのに他社から派遣された人の方が時給が高ければ、その旨を伝えたうえで、同等の金額を提案してもよいでしょう。

同じ業務でも契約している派遣会社ごとにマージン率が異なることから、時給が異なる場合があるのです。

また、職種別の時給の相場と比べて低い場合は、相場の金額を希望するのも方法の1つです。

派遣社員の時給の相場を見る

ほかの派遣社員と比べてもとくに時給が低いわけではなく、いくら提案したらよいかわからないという人は、時給アップの相場データを確認してみましょう。

エン・ジャパンによると「給料がアップした金額は時給に換算するといくらか」の問いに対して、10円~50円が54%と一番多いことがわかっています。

次に多かったのは、51円~100円上がったという人で23%。

100円上がればかなりいい方なので、客観的に見た自分の仕事の評価を踏まえながら100円以内の金額で交渉するのがベストでしょう。

※参照)エン・ジャパン

宮里 明

時給アップの交渉のタイミングや内容はわかりましたが、自分からお金のことを相談するのは勇気がいりますよね。

池上 彰子

そうですね。
実は、実際に時給の交渉をする派遣社員の人は少ないんです。

糸井 嘉人

どういうことでしょう?

池上 彰子

エン・ジャパンの調査によると派遣社員として働く人の中で、時給に不満をいだいている人は47%ほどいるのですが、時給アップの交渉を実際にした人は20%しかいないんです。
さらに、交渉をして時給が上がった人はたったの7%と少ないこともわかっています。

宮里 明

交渉で派遣社員の時給を上げるのは難しいんですね…。

池上 彰子

実際に時給が上がった人の割合は低いですが、仕事の実績がある人は交渉して時給アップすることが可能ですよ!

現職より時給の高い職種に変える

時給がアップして喜ぶ女性

「派遣会社に時給アップの交渉をしたけれど、時給を上げてもらえなかった」

「時給アップにつながるような実績がないけど、時給を上げたい」

このような人は派遣の契約期間満了後、今より時給の高い仕事に就いて時給アップを試みるのがオススメ。

現在働いているのと同じ職種で、時給の高い派遣先企業へ転職することもできますが、時給が高い職種へ転職する方が大幅な時給アップが実現できるかもしれません。

なかには「ずっと事務職ばっかりだったから、他の職種は雇ってもらえないかも…」と思う方もいるでしょう。

正社員として転職する場合は経験やスキルを求められることが多く、未経験では採用されにくいのが現状です。

ですが派遣社員として働く場合、正社員の補助的な仕事が任されるため未経験でも採用されやすいというメリットがあります。

IT系(プログラマーやSEなど)は比較的時給が高い職種で、未経験でも採用されやすいうえ、スキルアップすればいろんな会社で働くことができるので大変オススメです。

派遣社員ならではのメリットを生かして、時給の高い職種への転職にチャレンジしませんか?

チェックしておきたいおすすめ優良派遣事業者

マイナビスタッフで高時給の仕事をチェック!

未経験でも高時給の職種に転職するコツ!資格を取得してやる気をアピール

「経験がなくてもやる気はある」ことをアピールするために、資格の勉強をするとより採用される可能性が高まります。

就職の際に役に立つ資格を職種別に紹介するので、参考にしてください。

※資格があるから転職に有利になる、というわけではありません。あくまでも向上心をアピールするための材料だと考えましょう。

事務系の仕事で役に立つ資格

一般事務よりも経理事務の時給が高いことから、事務系の仕事を希望する人には日商簿記の資格がオススメ。

受験者数が多く知名度の高い、日本商工会議所が主催する日商簿記には初級、3級、2級、1級があります。

まずは社会人の基礎知識が問われ、所得していると経理関連の書類の適切な処理ができるとみなされる、3級の取得を目指しましょう。

会社規模によっては総務部で給料計算などをする会社もあるので、簿記の資格を持つことで総務事務の応募もできるようになり、可能性が広がります。

事務職でも十分に時給アップが期待できますよ。

営業系の仕事で役に立つ資格

営業の仕事で欠かせないのが、車の免許(普通自動車第一種免許証)です。

営業はもちろん、不動産業や介護業界など幅広い業界・職種で働けるようになります。

短期間で取得できる合宿が人気ですが、通学でも半年~1年で取得でき、働きながらの取得も可能です。

まだ取得していない人は、この機会に取得するのもいいかもしれません。

また、日本営業士会が主催する営業士検定もオススメ。

営業検定士の試験は、初級、上級、マスターがあり、合格するとマーケティング、セールスのスペシャリストとして認定されます。

営業のスキルは実際に行うことによって磨かれるものですが、知識を持っているだけでも評価につながる可能性がありますよ。

IT系の仕事で役に立つ資格

ITパスポートは国家資格で、IT未経験者も独学で勉強すれば取得できる資格。

資格試験では、セキュリティやネットワークのようなITに関する知識のほかに、マーケティング等経営に関することなど、幅広いビジネスの知識が問われます。

IT業界の技術職はもちろん、事務系や営業系でも幅広く通用するお得な資格です。

そしてIT系を業界を目指す人にもうひとつオススメなのが基本情報技術者試験です。

テクノロジー系、マネジメント系、ストラテジ系から情報技術に関する基本的な知識が問われます。

合格率は25%と難易度は高めですが人気の国家資格なので、IT業界経験者でより活躍したいと考えている人にぜひ挑戦していただきたいです。

こちらも持っているだけで時給アップとはいかないかもしれませんが、IT系の知識が十分あることを証明することができます。

サービス系・介護系の仕事で役に立つ資格

人手不足の介護業界は、未経験からでも働きやすい業界。

ただその分、未経験者や無資格者の時給は高いとはいえません。

介護業界で時給アップを目指すなら、ケアマネージャーなど介護の資格を取って経験を積むのが一番の方法です。

ケアマネジャーとは介護支援専門員のことで、ケアプランの作成や担当者に仕事の指示を出す、マネージャー業務を行います。

ケアマネージャーになるには実務経験が必要ですが、資格を取得すれば末永く業界で活躍できる資格です。

派遣会社を変えて時給アップを図る

「今の派遣会社で時給が上がる仕事が見つからない」という人は、派遣会社を変えて仕事を探してみるのもいいでしょう。

派遣会社によって保有している求人が違うので、派遣会社を変えると今より時給の高いお仕事ができるかもしれませんよ。

今回は全国で利用できて案件が豊富、そして福利厚生も充実している大手派遣会社を2社紹介しましょう。

マイナビスタッフ

マイナビスタッフ

クリエイティブ職の多さが魅力の、マイナビスタッフ。

就職情報誌の発行やwebサイト運営などを行うマイナビグループだから、広告・出版業界のグラフィックデザイナー、コピーライター、制作進行、webプログラマー、webデザイナーなどクリエイティブ職の求人を多く扱っています。

他社の求人サイトでは見ることのできない、メーカーや学校、公的機関のクリエイティブ職も扱っています。

また、未経験OKで高時給のコールセンターの優良案件も豊富。

クレーム対応や商品の販売など、精神的に負担が大きいイメージで人気のないコールセンターの仕事ですが、マイナビスタッフでは通販等の注文受け付けや、保険の契約変更、運送会社の集荷受け付けなど働きやすいお仕事が多いのだそう。

未経験の人が多いため、研修が丁寧に行われるのもポイントです。

興味のある人は、コールセンター専門のコーディネーターに相談することもできますよ。

マイナビスタッフをチェックする

派遣社員の時給を上げる方法まとめ

派遣社員の時給を上げるには、自ら派遣会社と交渉する、今より時給の高い仕事へ転職しなおす、派遣会社を変える方法があることを紹介しました。

いずれの場合も、時給を上げるには実績が必要です。

専門的なスキルを身につけていることはもちろんですが、それに加えて仕事に対する姿勢や気配りなども時給アップにつながります。

派遣社員だから時給アップなんてムリ!とあきらめていた人も、将来のことを見据えて仕事に取り組みましょう。

仕事にやりがいを感じられるようになり、毎日が楽しくなるかもしれませんよ。