履歴書や職務経歴書も苦労して作ったし、あとは郵送するのみ!
お疲れさまでした!と言いたいところですが、履歴書の類はただ送れば良いというものではありません。
郵送の際の細かなルールを守らないと、「社会人としての常識がないのでは?」とマイナスイメージを抱かれてしまいます。
応募書類は中身が大切ですが、郵送のマナーも多少の評価につながります。
採用担当者によい印象を与えるために履歴書は、受け取り手のことを考えた方法で送るのがベスト。
- 履歴書の他に何を送ればいい?
- 封筒はどんなものを用意する?
- 宛名は縦書きと横書きどちらがいい?
など郵送にまつわる疑問を、この機会に解消しましょう。
今回は、履歴書の送り方にまつわるNG事項、宛名の書き方、封筒の入れ方、郵送の仕方などを紹介します。
目次
常識がない人と思われる?履歴書送付時の9つの注意点
せっかく優秀なキャリアを持っていても、履歴書送付時のマナーがめちゃくちゃだと採用担当者に良い印象を与えられません。
履歴書送付時に気をつけたい9個のことを以下で紹介するので、送付の際に確認をしましょう。
1. 封筒は企業側より指定がなければA4の白い封筒を用意する
茶封筒でも問題ありませんが、他の郵便物に紛れてしまう可能性があります。
白い封筒なら履歴書だと担当者がわかりやすいため、白い封筒で送ると親切でしょう。
ただし、市販の履歴書についている長形3号などの小さな封筒は三つ折りにしないと履歴書が入らないので絶対に使わないこと。
応募書類は基本的に折ってはいけません。
2. 封筒の宛名は縦書き・横書きどちらでもOK
封筒の宛名を縦書きかにするか横書きにするかですが、基本的には中に入っている書類に合わせます。
とはいえ、日本の手紙文化で宛名は縦書きであると考える人もいるので縦書きが無難でしょう。
社名がアルファベットなどの場合は横書きでも構いませんが、その際は、裏面や「応募書類在中」の文字もすべて横書きにして統一します。
3. 「履歴書在中」か「応募書類在中」かは入っている書類による
転職の場合、履歴書の他に職務経歴書をつけるので赤字で「応募書類在中」と書きましょう。
職務経歴書をつけず履歴書のみの場合は「履歴書在中」でOK。
赤で「履歴書在中」「応募書類在中」と書くのは応募書類であることをわかりやすくするためです。
サインペンのような太さなら枠がなくても構いませんが、ボールペンの場合は定規で枠を囲みましょう。
4. 郵便番号の「〒」マークは書かない
郵便局では、機械で郵便番号を読み取って自動で振り分けているので、「〒」マークがあると読み取れないことがあります。
番号とハイフンのみを書きます。
5. 応募書類はクリアファイルに入れてから封筒へ入れる
応募書類は必ずクリアファイルに挟んで、郵送中の汚れや折れを防ぎます。
また、クリアファイルに入っているとクリアファイルごとで管理できるので、採用担当者がラクなのだとか。
クリアファイルは面倒でも新しいものを用意しましょう。
6. 履歴書を郵送する際に企業へ連絡は入れなくてよい
企業にはたくさんの履歴書が送られてくるので、電話まで対応するのは大変です。
添え状を付けているので電話連絡はしなくてOK。
応募の少なそうな企業で、どうしても一報入れたいという人は、迷惑にならないよう丁寧な対応を心がけます。
決して、「何人くらい応募がきていますか?」など人事の人が答えにくいことを聞かないように。
7. 特別な事情がなければ普通郵便で送る
締切日が間に合いそうにない、熱意をアピールしたいという場合は速達でもかまいません。
速達で出したからと言って、必ずしも好印象が得られるわけではないことを忘れずに。
8. レターパックを利用してもよい
レターパックは、A4サイズ、4kgまで日本全国一律510円または360円で送れるサービスです。
ポスト投函ができ、追跡サービスで郵便物の配達状況を確認できる利点があります。
書類の到着が気になる人は利用しても構いませんが、料金が割高なのでたくさんの企業を受ける人は普通郵便でよいでしょう。
9. 簡易書留は利用しない
簡易書留を受け取る際は、サインやハンコを押して配達員から直接受け取らなければなりません。
簡易書留で履歴書を送ると先方の手間になるので避けましょう。
先方の手をわずらわせることはしないのがマナーです。
履歴書送付時の基本的な宛名の書き方
履歴書や同封の書類を封筒に入れる前に、封筒の宛名書きをしましょう。
宛名は黒のボールペンかサインペンで書きます。
サインペンの方が見やすいので、できれば黒のサインペンを用意します。
- 企業の住所
住所は、都道府県から正確に記入。番地はハイフンでなく◯丁目◯番◯号と書く - 社名に(株)などの略字は使わない
- 封筒の中央に送付先(部署や担当者)がくるようにバランスを考えて書く
- 企業名・団体名・部署名は「御中」、個人名は「様」
※宛名は「御中」と「様」を併用しない。
「◯◯株式会社 人事部御中 田中様」は☓→この場合、「◯◯株式会社 人事部 田中様」と書く - 封筒の左側に赤字で「履歴書在中」または「応募書類在中」と記載
- 切手はまっすぐに貼る
- 自分の郵便番号、住所、氏名を記入。住所は都道府県から書くこと。
番地はハイフンでなく「◯丁目◯番◯号」と書く。 - ノリで封をして、〆印する。
〆印は、封をした箇所に〆と書きます。
※テープを使ってはいけない。
テープだと〆印が書けないこと、他の郵便物と一緒になったときに剥がれる可能性がある。 - 住所の上に、縦書きで投函する日付を記載する。
天候の都合などで配達日が遅れたり、応募書類が殺到して見落としたときのために日付を入れておく。
履歴書の封筒の入れ方と履歴書郵送のマナー
最後に履歴書の封筒の入れ方と郵送時のマナーについて見てみましょう。
まず、履歴書やその他の書類を封筒に入れるときは折れないようにクリアファイルに入れてから封筒に入れるのがマナーです。
応募書類は手前から
- 添え状
- 履歴書
- 職務経歴書
- その他の応募書類
の順番にクリアファイルにはさみます。
次に、郵便局へ持っていきます。
料金不足のトラブルを防ぐため、窓口へ持っていくのが絶対にオススメです。
窓口へ行く時間がない人は料金不足に注意しましょう。
A4サイズの普通郵便(50グラム以内)であれば120円ですが、念のため、「国内の料金表手紙・はがき」で確認するとよいでしょう。
また、履歴書を送る時のマナーとして、記念切手などはビジネスにふさわしくないと思われますのでなるべく使用しないようにします。
以上が、履歴書を郵送する方法です
履歴書郵送のポイントは?
応募書類の郵送は、
- 企業が指定したとおりに行うこと
- 企業の手間にならない方法を考えて送ること
- 書類を折らないこと
- 封筒は丁寧に記入すること
を心がけましょう
相手のことを考えて丁寧に、ということですね
そのとおり。
熱意が伝わって面接にたどり着けるといいですね!