「HiNative Trekの評判ってどうなの?」
「HiNative Trekビジネスコースの口コミが見たい」
HiNative Trek(ハイネイティブトレック)でビジネス英語を学びたいけれど、あまり口コミや評判が見つからずに、受講するべきか迷っている方も多いでしょう。
そこで今回、HiNative Trekのビジネスコースを実際に1ヶ月体験したので、そのレビューを紹介したいと思います。
HiNative Trekはビジネス経験のあるネイティブ講師が、毎日配信される課題の英作文と録音した音声をもとに発音を添削してくれるサービスです。
一般的なオンライン英会話と異なり、対面によるレッスンがないため、予約時間や講師選びに悩む必要はありません。
ただ手軽なのはよいですが、「英作文と音声の添削してくれる学習方法で学習効果があるの?」と半信半疑でした。
結論からいうと、HiNative Trekは中級以上のビジネス英語学習には最適です。
専任のネイティブ講師による添削フィードバックは、細かい点まで的確に添削してくれるので、正直驚きました。
もちろんHiNative Trekのビジネスコースを実際に受講して、デメリットもあるなと感じたので、その点についても正直にレビューします!
執筆者である私hanaeは、学生時代に1年間のアメリカ留学を経験。帰国後は日本企業の海外営業部での勤務経験があり、ビジネス英語に触れる機会が多かったです。現在は英語を使った仕事をしていませんが、中級レベルの英語力を維持しています。そんなわたしの正直な感想を書いたのでぜひ参考にしていただければと思います!
目次
HiNative Trekの概要と基本的な使い方
「HiNative Trekと一般的なオンライン英会話の違いがよくわからない」という方のために、まずHiNative Trekの概要と基本的な使い方を説明したいと思います。
HiNative Trekの概要は、次のとおりです。
HiNative Trekの概要 | |
---|---|
コース | ビジネスコース ITコース(IT1コース/IT2コース) |
料金プラン | 月額プラン:19,600円(税込) 年額プラン:196,000円(税込) ※1か月あたり16,333円 |
講師 | アメリカでビジネス経験があるネイティブスピーカー |
1日当たりの単価 | 約500円※ |
支払い方法 | クレジットカード (VISA・MasterCard・American Express・JCB) |
受講可能な端末 | パソコン・タブレット・スマートフォン |
無料体験 | なし |
※年額プランの1か月あたりの料金を30日で割って算出。
コースは「ビジネスコース」と、「ITコース」の2種類となっており、一般的なオンライン英会話にある「日常会話コース」などはありません。
基本的には、ビジネス向けの実践的な英語が学べるサービスと思っていただければと思います。
講師は固定制なので、毎回同じ講師が課題の添削をしてくれます。
※講師の変更は可能です。
料金については、月額6,000円台で受講できるオンライン英会話があることを考えると、少々高い設定になっているといえますね。
では次にHiNative Trekの受講の流れと基本的な使い方をみてみましょう。
HiNative Trek受講の流れ
-
1. 平日の朝に課題が届く
・課題が届くのは月曜日~金曜日の朝(土日はなし)
・課題の内容はビジネスまたはITについて(コースによる)
・学習テーマは毎月変わる(例:採用面接/Eメール/電話の対応など) -
2. 課題に対する回答を提出する
・回答にかかる時間は約10~20分程度
・英作文と音声録画を送信(音声は後日送信も可)
・当日提出できない場合は後日送信も可
・回答の提出後すぐに回答のサンプル例が届く -
3. 講師からフィードバックが届く
・専任のネイティブアメリカ人講師による英作文と発音の添削
・講師からのフィードバックはすべて英文で送られる
・質問は1つの課題につき3回までできる
一般的なオンライン英会話と異なり対面でのレッスンはなく、課題を提出し、後に講師からフィードバックが戻ってくるというやり方で学習します。
ちなみに講師からのフィードバックは添削するのに時間を要するため、提出時間によっては翌日の回答になることもあります。
講師からの添削結果を待たなければなりませんが、回答送信後すぐにサンプルの回答が届く仕組みなので、すぐに簡単な答え合わせができていいなと思いました。
また課題は平日の朝に毎日届きますが、仕事をしていると「忙しくて配信の当日に提出できなかった……」という日もあるかもしれません。
そんなときは週末などに複数の課題をまとめて提出して、添削してもらうことも可能です。
1日に提出できる課題数は決まっていないので、5日分をまとめて土曜日に提出しても問題ありません。
※ただし講師が1日に添削できる課題は3つまでです。
HiNative Trekを体験してわかったメリット3つ
HiNative Trekの概要でも紹介したとおり、課題の内容はビジネスやIT関連の英語となります。
ですからビジネス英語を学びたい人や、中級レベル以上の実力があって、オンライン英会話では少々物足りなさを感じている人などにオススメの英語学習サービスです。
また対面式ではないという点で、あなたの都合で好きなときに勉強できるというメリットがあります。
ではハイネイティブトレックのメリットについてくわしく紹介します。
HiNative Trekのメリット3つ
実践的な IT・ビジネス英語を学習できる
オンライン英会話でもビジネス英会話を学べるところはたくさんありますが、HiNative Trekでは、本当に使える実践的なビジネス英語やIT英語を学習できます。
HiNative Trekのビジネスコースの特徴は以下の通りです。
ビジネスコースの特徴
- 1年間のコースで毎月テーマが変わる
- 文章の直訳や暗記ではなく、実践英語で活かせる表現が学べる
- 教材の監修は関谷英里子さん(マーク・ザッカーバーグ米副大統領などの同時通訳を担当)
ビジネスコースは毎月テーマが変わるため、1年を通してさまざまな表現が学べます。
一般的なビジネス英語を学びたい人は、ビジネスコースを選ぶとよいでしょう。
一方IT系の仕事に就いている人は、ITコースをオススメします。
ITコースの特徴
- IT系ビジネス英語の基礎が学べる「IT1コース」と、上級者向けの「IT2コース」の2種類
- 「IT1コース」と「IT2コース」それぞれ1年間のコースで毎月テーマが変わる
- 翻訳に重点を置いて学習する
- 曜日によって課題の難易度が変わる
- 教材の監修はアメリカ西海岸のTech企業に勤めるネイティブ・スピーカー
ITコースで実践的な英語が学べる理由は、教材の監修をアメリカ西海岸のTech企業に勤めるネイティブ・スピーカーが行っているから。
HiNative Trekの公式サイトによると、リアルな会話シーンを教材にするために、総勢5名のアメリカ人チームがクオリティチェックを行っているとのことです。
ビジネスコースもITコースも、HiNative Trekの教材に対する熱意を感じますね。
ネイティブ講師に丁寧に添削指導をしてもらえる
HiNative Trekでは、ビジネス経験のあるアメリカ人のネイティブ講師が課題を添削指導してくれます。
「ネイティブ講師だからといって、よい添削が返ってくるとは限らないのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、実際に受講してみると、HiNative Trekのフィードバックの丁寧さに驚くかもしれません。
わたしが体験したときも、ひとつの課題に対して、文法・発音・語彙を中心に、予想以上に細かい点まで添削指導してくれました。
自分が提出した英作文の合っていたところ、間違っていたところ、正しい書き方など解説文とともに添削してくれます。
英作文の添削だけでなく、スピーキングに対するフィードバックもとても丁寧です。
録音機能で自分が読み上げた音声をアップロードし提出すると、どの部分の発音が聞き取りずらかったか、どのように発音したらよいかなど細かく発音指導してくれるので、対面でなくてもスピーキングの練習がしっかりできます。
さらに講師の添削に対して質問することも可能。
1日の課題につき3回まで質問できるので、わからないところが放置したままになることはありません。
ちなみに課題とフィードバックはすべて履歴が残るので、過去に学んだ表現を忘れてしまったときには何度も復習ができます。
わたしは大手のオンライン英会話を受講したことがありますが、そのときは教えてもらえなかった細かい間違いなんかもわかりやすく指摘してくれたので、すごく丁寧だなと感じました。
予約不要!すき間時間にビジネス英語を学習できる
HiNative Trekは、オンライン英会話のように予約する必要がなく、自分の都合にあわせて利用できます。
前述したとおり、ネイティブ講師からの添削が返ってくるまで時間を要しますが、受講者と講師が時間をあわせる必要がないので、とても自由度が高いです。
仕事の合間のすき間時間を利用して回答を作成したり、夜中や早朝に講師の添削をチェックして復習することもできます。
またパソコンだけなくスマホでも手軽に学習できるため、忙しくてなかなか時間がとりにくいという人でも、通勤などちょっとしたすき間時間に効率よく学習できますよ。
スマホからでも、パソコンと同様に課題を見ることができ、回答の提出と講師からのフィードバックも見られます。
「画面が小さくなることで、やりにくい部分があるのでは?」と心配する人もいるかもしれませんが、わたしはスマホだからといって得にやりにくいと感じた事はありませんでした。
むしろ音声の提出は、パソコンよりもスマホの方がやりやすかったですよ。
パソコンよりもスマホの方が使い慣れている人は、スマホを使って課題提出するほうがよいかもしれません。
ちなみにHiNative Trekのアプリは、無料でダウンロードできます。
HiNative Trekの課題は10~20分程度で終わる内容になっています。もしかしたら課題のボリュームが少ないと感じる人もいるかもしれませんが、わたし自身は毎日ムリなく継続するためには丁度よい量の内容だと思いました!
HiNative Trekを体験してわかったデメリット3つ
ここまでHiNaitve Trekのメリットを紹介してきましたが、やはり逆のデメリットも気になる人もいますよね?
わたし自身はHiNative Trekを使ってみて、次のようなデメリットがあるなと感じました。
HiNative Trekのデメリット3つ
「英語初心者の人」「英会話レッスンがしたい人」「料金を安くすませたい人」は、HiNative Trekを選ぶときには、気を付けた方がいいかもしれません。
以下では、それぞれのデメリットについて詳しく説明しています。
英語初級者にHiNative Trekの課題は難しい
HiNative Trekは実践的なビジネス英語が学べる英語学習サービスです。
じつは「ビジネス英語と日常英語の違い」という記事で、英語初心者は日常英会話よりもビジネス英会話のほうが習得しやすいと解説しています。
もちろんビジネス英語を学ぶ事自体は、英語初心者でも問題なくできるかと思います。
ただHiNative Trekで出される課題の難易度や、講師からの回答がすべて英語であることを考えると、英語初心者がHiNative Trekでビジネス英語を勉強するのは難しいといえそうです。
HiNative Trekの公式サイトで明記されている学習対象者を見ても、英語がある程度わかる人向けであることがわかります。
辞書等の助けを借りて英語記事を読むことはできるが、 いざカンファレンス等で英語を話そうとすると、言いたいことが出てこないような方が対象
引用元: HiNative Trek
ここでHiNative Trekの難易度を体験していただくために、課題のひとつを一緒に見てみましょう。
HiNative Trekの課題は、一番上に「テキスト」の文章があり、その下に「ヒント」、回答すべき「課題」の順番になっています。
この課題を見ると「ヒント」と「課題」は日本語ですが、テキストは英文のみで日本語による翻訳文がないことがわかりますね。
課題を回答するために辞書を使っても構いませんが、テキストの英文がまったくわかならい人には、HiNative Trekでの学習は厳しいと思います。
また、ネイティブ講師による添削もすべて英文なので、HiNative Trekは添削の英文を理解できる中級レベル以上の英語力の人に向いていると言えるでしょう。
英語初心者で、ビジネス英語を習得したい人は、まずは手軽に学べるスタディサプリEnglishのビジネス英語コースからはじめることをオススメします。
初心者でも少しずつ英語力を身につけることができますよ。
日常英会話のレッスンや対面の英会話レッスンはない
HiNative Trekの課題は基本的にビジネスシーンで使われる表現が中心となっており、旅行や日常会話で使うような英会話はあまり学べません。
もしビジネス英語に合わせて日常英会話も習いたいという人は、HiNative TrekではなくネイティブキャンプやDMM英会話といったオンライン英会話を検討するとよいでしょう。(おすすめのオンライン英会話はこちら)
またHiNative Trekは一般的なオンライン英会話とは異なり、直接先生と話す英会話レッスンはありません。
「英会話を上達させるには、やっぱり対面レッスンがいいのでは?」と思うかもしれませんが、HiNative Trekはオンライン英会話ではフォローしきれない細かい文法や発音なども指摘してくれたので、わざわざ対面でなくても十分学習効果を感じました。
現在オンライン英会話を利用していて、学習効果がいまいち感じられないという方はHiNative Trekに乗り換えてみてもいいかもしれません。
ちなみに私はオンライン英会話を10社以上体験しています。オンライン英会話によって異なりますが、英語が中級レベルのわたしにとって、レッスンに物足りなさを感じることが何度かありました。その経験から、HiNative Trekの課題レベルはとてもよかったですし、添削がとても丁寧なので対面でなくても十分学習できると感じました。
料金設定が比較的高い
HiNative Trekの料金は、月々19,600円(税込)の月額プランと、196,000円(税込)の年額プランの2種類のみです。
オフラインの英会話スクールと比較すると、妥当な料金かもしれませんが、オンラインの英語学習サービスであることを考えると、決して安いとはいえません。
なので、HiNative Trekをはじめることを躊躇してしまう人もいるかもしれませんね。
HiNative Trekは残念ながら無料体験を行っていないので、まずは月額プランで数ヶ月利用し、続けて利用したい場合は年額プランに切り替えるという流れがよいと思います。
月額プランで1年間使い続けると、年間プランよりも2ヶ月分多く支払うことになるので、長期で利用する際は切り替えることをオススメします。
最初からお得に利用するなら、年額プランからはじめるとよいでしょう。
年額プランの料金を、1日当たりの料金に換算すると1コインの500円ほど。
この料金を安いと捉えるか、高いと捉えるかは人それぞれですが、わたし自身が実際HiNative Trekを利用してみて「1日1コインで済むならむしろお得だな」と感じました。
それだけHiNative Trekのネイティブ講師によるフィードバックは、とても丁寧だったということです。
初期投資はかかってしまいますが、実践的なビジネス英語を習得し、キャリアアップを目指すなら、無駄にはならないかと思います。
HiNative Trekビジネスコースを1か月受講した体験レポート
ここからは、わたしがHiNative Trekのビジネスコースを、実際に1か月使ってみた体験談や感想を紹介したいと思います。
HiNative Trekの使い方や課題の内容、講師の添削指導についてできるだけ詳しく紹介するので、申し込む前に使用感を確かめたい人はぜひ参考にしてください。
ちなみに体験した時期は2020年の4月で、そのときの月テーマは「同僚とのコミュニケーション(Conversing With Colleagues)」でした。
自己紹介や相手への質問の仕方、さまざまな状況での同僚とのコミュニケーションに役立つ表現、チームリーダーになった場合の話し方など、実践的なビジネス英語を学習できる課題内容になっていました!
※課題は2020年に体験したものです。現在は内容が一部異なっている可能性があります。
体験1週目(4月6日~4月10日)
体験1周目のレポートでは、課題提出までの流れをできるだけ具体的に紹介したいと思います。
HiNative Trekのすべての課題は、英文のテキストと日本語のヒントを参考にしながら、日本語の質問に対して英文で回答する「Read and Answer」という形です。
以下は、パソコンでみたときの課題です。
「テキスト」「語彙」「ヒント」「課題」そして「テキストの音声」という構成になっています。
テキストの音声も聞けるのは、リスニングの勉強にもなってとてもいいなと思いました。
基本的には一番上のテキストを読み、そのあと課題に書かれた設問に沿って回答を提出するというやり方です。
「語彙」は、英文テキストでわからない語彙や表現があったときにURLをクリックすると英文での解説が見られます。
URLをクリックしたらカレンダーが出てきて、課題の日時を選ぶと語彙の解説が読める仕組みです。
回答は文章をチャットボックスに入力して提出し、さらに音声も録音して提出します。
提出した英作文と録音した音声はすぐにアップロードされ、同時に課題の回答サンプルと音声が送られてきます。
講師からの添削が返ってくるまで時間がかかるので、すぐに答え合わせができるのはよい点ですね!
ちなみに、先に英作文の回答だけ送信して、あとから音声を録音して送ることもできます。
この課題は夜18時以降に回答したため、講師のフィードバックが届いたのは翌日の午前中でした。
実際に先生から届いた添削を見てみましょう。
この画像を見てわかるように、講師による添削は、基本的にすべて英文です。
これは添削内容の一部ですが、合っているところ、間違っているところ、しょうもないちょっとしたケアレスミスまでとても細かく添削指導してくれています!
また英文だけでなく、添削した文の音声も一緒に送られてきます。
そのあとには、発音の添削指導が届きました。
発音の正しい音声も合わせて送ってくれます。
単語の細かい発音まで、きちんと指摘してくれていたのが印象的です。
ちなみに講師からの添削内容について質問などがある場合は、ひとつの課題につき3回まで質問できます。
質問だけでなく、先生へのお礼のメッセージや感想なども送れます。
わたしはLとRの発音をよく注意されて、「わかってはいるけどなおすのが難しいんだよね……」と愚痴を送ったりすることも。(苦笑)
そんなわたしの愚痴にも先生は、「みんなにとってRは難しい発音だから、大丈夫だよ!」と励ましてくれましたよ!(うう……やさしい。涙)
英語学習で行き詰まりそうなときに、こんな風に言ってもらえるとめげずに頑張れますね。
ここまでHiNative Trekの受講の流れについて詳しく紹介しましたが、使い方がわかっていただけたのではないでしょうか。
1周目に受講したほかの課題内容を以下に掲載するので、問題の難易度や学習内容を確かめるために活用してください。
- テキスト
New Sales Associate: I am passionate about customer management. I’m a fierce believer in the phrase “the customer is always right” and will do almost anything to satisfy anyone we do business with.
Sales Team Lead: It’s refreshing to hear that you’re so dedicated to maintaining relationships with customers. I think you’ll fit in fine here. - ヒント
あるテーマに対して自分の気持ちを表すとき、動詞「be」と前置詞「about」を次の構造で組み合わせます:「be」+「形容詞」+「about」+「名詞句」または「動名詞句」。「passionate」や「happy」といった感情的な意味の形容詞が使われます。
- 課題
1)「excited」を使って、これから来るイベントやチャンスが楽しみだという文章を書いてください。
(チャレンジ)基本的な構造は同じでも、形容詞によっては前置詞を変えることがあります。では形容詞「inspired」と前置詞「by」を組み合わせて、あなたが熱中しているものの動機は何か述べてください。
- テキスト
Dear Olivia,
I was wondering if I could borrow one of the company vans for the weekend. I have some old furniture that I need to get rid of, and I thought I’d do it myself. - ヒント
「if」は「もし〜」と言う意味の他に「〜かどうか」という意味も持つ接続詞です。そのため、次のように丁寧に許可を求める場合にも使えます:「I was wondering」+「if」+「I could」+「原型不定詞句」。訳:「〜してもいいかどうかと思っていたのですが」。ここの「if」は前後を接続する軸として機能しています。この場合、答える回答は2つあります:(1)その行動をしても良い。(2)その行動をしてはいけない。
- 課題
1)「if」を使って次の依頼文を完成させてください:Do you mind ______?
2)「if」を使って次の依頼文を完成させてください:Would it be all right _____?
(チャレンジ)質問に対する結果が2つしかない場合には、「if」に代わって「whether」を使うことができます。では「whether」を使って依頼文を1つ書いてみてください。
体験2週目(4月13日~4月17日)
1周目はパソコンから受講したので、2周目は試しにHiNativeのスマホアプリを使って受講してみました。
HiNative Trekをスマホで受講する場合は、「HiNative」という無料アプリが必要です。
アプリをダウンロードして、パソコンで登録したIDとパスワードでログインすれば、スマホから課題の提出ができるようになります。
ではスマホで受講する様子を見てみましょう。
スマホアプリでも、パソコンのときと同様に「テキスト」「語彙」「ヒント」「課題」が明記されており、テキストの音声も聞くことができます。
スマホで英文を作成するのはあまり慣れていませんでしたが、長文を書くわけではなかったので、スマホでも問題なく提出できました。
とくにスマホのよかった点は、音声録音です。
パソコンでの音声録音の取り直しやアップロードには、若干のタイムラグがありましたが、アプリではまったくありませんでした。
課題の提出後は、パソコンと同じようにサンプルの回答がすぐに届きます。
講師からのフィードバックも、パソコンと同じようにアプリで見ることができ、英文音声も問題なく聞けます。
スマホなら通勤時間や仕事の休憩時間といった、ちょっとしたスキマ時間に復習ができるので、会社員の方にもピッタリだなと思いました。
ちなみにわたしはHiNative Trekアプリの通知をオンにしていたのですが、先生からフィードバックが届いたときに通知が届くので、差し支えなければ通知をオンにしておくことをオススメします。
スマホでのHiNative Trekの受講方法は以上です。
2週目に受講した課題の内容については、以下を参考にしてください。
- テキスト
Dear Renee,
Would you mind switching shifts with me on Thursday? I’ve been invited to a cousin’s wedding in the afternoon, but now I realize that I can’t make it unless I leave work by noon. - ヒント
助動詞「would」は丁寧な質問を作るのに使われます。動詞「mind」と組み合わせれば、同僚に何かをするように丁寧に頼むことができます。文の構造:「would」+「you(主語)」+「mind」+「動名詞句」。テキストでは「verb」が動名詞。
- 課題
1)動詞「would」「mind」を使って同僚に何かを頼む質問を書いてください。
(チャレンジ)このような質問は「do」を使うことでカジュアルに言うことができます。今回習った内容を踏まえて、動詞「do」「mind」を使った質問を書いてみてください。
- テキスト
Presenter: If a prospective employer asks you how you would present a business case to a client, this may not seem like a question about your skills, but you should think in terms of skills when you answer it. Think about the skills you’d need to use to present a business case to a client: how can you respond in a way that shows your interviewer that you possess those skills?
- ヒント
人の能力を測るため、仮定の目標に対してどう達成するかを質問することがあります。このような質問は次の構造を取ります:「how」+「would」+「you」+「動詞句」。動詞句は相手に想像してもらう目標を表します。また、このような質問に答える場合は、法助動詞「would」を使わなければなりません。
- 課題
1)仕事で達成しなければいけない目標を想像してみてください。目標を表す動詞句を書き、その句を使って「how would you」を含む質問を作成してください。
2)上記(1)で書いた質問に答えてください。答えは動詞「would」を使わなければなりません。
体験3週目(4月20日~4月24日)
HiNative Trekを受講しはじめて3週目に突入。このころから課題を配信当日中に提出できず、空いた時間にまとめて送信するときもありました。
毎日コツコツひとつずつ課題をこなす方が効果があるのはわかりますが、やはり仕事などで忙しくてできないときもあるので、まとめて課題を提出できるのは助かります。
「課題をムダにすることがない=お金もムダにすることがない」ので、わたしは罪悪感を抱くことなく、自分のペースで進めることができました。
以下は3週目の課題の一部です。テキストの英文は少し難しいけど、なんとか読めそうという人は十分課題をこなせると思います。
- テキスト
Dear Mr. Barriston,
Could I take two or three days off next week? I plan to finish most of my current assignments by then, and I could really use some time to relax and clear my head. - ヒント
句動詞「take off」は、仕事で休暇を取りたいときに許可を求めるために使われます。文の構造:「take」+「名詞句(目的語に当たる)」+「off」。名詞句は特定の曜日か日付、または日数を表します。なお、この名詞句の部分は2〜3語以内でなければなりません。例えば「a few days」は使えますが、「a few days at the end of the month」なら不自然になります。一般的に言えば、こうした句動詞の間に目的語が入る場合は全てこの長さのルールが適用されます。
- 課題
1)ヒントを参考に、休暇の許可を求める文章か質問を書いてください。
(チャレンジ)「Share with」も句動詞の一つです。今回習った句動詞の使い方に沿って、「share with」を使った文章を書いてください。その際、あなたが取り組んでいるものを相手に見せたりアクセスさせることを提案する意味の文章にしてください。
- テキスト
Colleague A: Mara says that she is thinking of starting a new high-speed boat delivery service. She thinks we can turn a profit by delivering groceries to small islands that have no local supermarkets.
Colleague B: She might be right, but how many boats do you think we’ll need? - ヒント
行なっている最中の行動について話すとき、現在進行形を使います。例えば「think of」を現在進行形に変化させれば、今自分の考えている新しいビジネスアイディアについて同僚に教えることができます。文の構造:「主語」+「think of」の現在進行形+「動名詞句」。動名詞句はこれからしようと考えている物事を表します。
- 課題
1)あなたの考えている新しいビジネスアイディアについて文章を書いてください。ヒントで説明されるように文章では「think of」の現在進行形を使用してください。
(チャレンジ)「think of」の代わりに「think about」が同様に使えます。では「think about」を使って、あなたの考えている新しいビジネスアイディアを表す文章をもう一つ書いてみてください。
体験4週目(4月27日~4月31日)
はじめたころは正直1か月続くか不安でしたが、ずぼらなわたしでもムリなく1ヶ月やりきることができました。
毎日の課題をやりきることができた理由は以下の3点だと思います。
- 課題1回につき回答にかかる時間は10分~15分程度
- 課題の提出期限がなく、時間があるときにまとめて提出できる
- 課題のボリュームが多すぎず、継続するのにちょうどよい量だった
HiNative Trekビジネスコースの課題は多すぎず、中級レベルのわたしにとって、長く続けるのに絶妙な量だったと感じています。
今よりも1回の課題の量が多かったら、課題を溜め込んでしまい、嫌気がさしてやめてしまったかもしれません。
ただもしかしたら上級者レベルの人は物足りなさを感じるかなという気もします。
最終週に受講した問題の内容は以下のようなものでした。
- テキスト
Renee: I personally like Madison’s idea, but it could be difficult to convince the shareholders to go along with it. If we make premium features free, how will we monetize the app?
- ヒント
相手の発想や提案を丁寧に拒否するためには、法助動詞「could」を使うことがあります。その際に次のような構造を取ります:「it」+「could」+「be」+「difficult」+「不定詞句」。不定詞句は、相手の提案で必要になる行動を表します。その行動が難しいからその提案も難しいということを暗に示すことができます。
- 課題
次の動名詞句は話し手から見れば難しそうな方針を表します:
(a)「implementing the new features before the end of the year」
(b)「marketing a service like this to the senior demographic」
1)(a)と(b)の動名詞句をそれぞれ不定詞句に変えてください。
2)「it could be difficult」を使って、それぞれの不定詞句を入れた新しい文を書いてください。
3) 不定詞を自由に考えて、「it could be difficult」と組み合わせることで新しい文を書いてみてください。
- テキスト
Presenter: My team was asked to research companies that design and manufacture medical instruments. As you’re all aware, the hospital is in need of new surgery equipment. These are our top picks.
- ヒント
グループや会社を代表して話すとき、文の主語として「we」を使います。そのグループが所有する物(名詞)を指す場合には所有格(possessive pronoun)「our」を名詞の前に置きます。しかし自分たちがそのグループや会社を所有している訳ではない場合、「our company」というように使うことはできません。
- 課題
同僚とブレインストーミングをする際に、あなたが添付のスライドを発表することになっています。
1)「we」と「our」を使い、空欄を埋めてください。 ________ came up with some great ideas. Here are some of ______ favorites.
(チャレンジ)スライドに掲載されているテーマを1つ選んで、「our」または「we」を使い、それについて文章を書いてください。
HiNative Trekビジネスコース体験後のレビュー
HiNative Trekを1ヶ月(4週間)やりきった感想は、「フィードバックの質が高い」これに尽きると思います。
わたしはオンライン英会話を10社ほど受講したことがあるのですが、問題なく意思疎通ができるものの、正直英語力が上達しているのかといわれると微妙なところ……。
実際に自分が本当に正しく英語を話せているかどうかも、いちいちレッスンを止めて先生に確認しながら話しているわけではないので、うやむやのままということがほとんどでした。
HiNative Trekでは、そんなオンライン英会話では足りないフィードバックを補ってくれているように感じました。
英会話スクールやオンライン英会話ではフォローしきれない細かい文法や発音を、HiNative Trekでは毎日コツコツと学習できるようになっています。
背中のかゆ~いところまで細かく添削してくれるため、ときには重箱のすみをつつかれた気分になることもありましたが(苦笑)、中級レベル以上の英語力で伸び悩んでいる人は、必要な学習内容なんだなぁと感じました。
(ここを面倒くさがって避けると、ずっとわたしの英語力は伸び悩んだままだろう……)
また課題内容も、リアルなビジネスシーンやロールプレイを想定したものになっているので、実用的な使えるビジネス英語を学べます。
費用は少々高めではありますが、フィードバックの質の高さを考えると、個人的には納得感のある料金設定かなと思いました。
「なかなか、実践的で使えるビジネス英語が身につかない」
「オンライン英会話で学習効果が実感できなかった」
このように思っている人にこそ、ぜひHiNative Trekを活用していただけたらと思います。
HiNative Trekの受講者の評判や口コミ
わたしの他にも、HiNative Trekを受講したことがある人の評判や口コミが気になりますよね。
TwitterでもHiNative Trekについてのよい口コミが見られました。
Hinativetrek
ビジネス経験のあるアメリカひとネイティブ講師が、課題を添削してくれて発音までしてくれるサービス。
講師の添削がめちゃくちゃ丁寧すぎる、、、 pic.twitter.com/O0w0nqIsiZ
— げんそー@純ジャパバイリンガル早大卒 (@gensoueng) December 31, 2019
この録音で発音ミス指摘。 #hinativetrek の先生すごい。
The vowel sound in the third syllable of "international" is "aa", as in "cat". You pronounce this vowel sound correctly when you say "international" in (1), but I hear "ah" (あ) when you say "international" in (2). pic.twitter.com/Xm1saHEv7A
— のりりーな (@noririna_abc) September 27, 2020
わたしと同じように、HiNative Trekの個別添削フィードバックの質の高さを、メリットに感じている人が多かったようですね。
HiNative Trekの公式サイトでも利用者の口コミを紹介しているので、ぜひチェックしてみてください!
HiNative Trekが初めてなら月額プランに申し込むのがオススメ
HiNative Trekは残念ながら無料体験で試すことができません。
なのではじめて利用する場合は、まず「月額プラン」で利用することをオススメします。
申し込み方法はとても簡単!もしはじめてみて自分には合っていないと感じても、解約手続きもアカウント内で簡単にできるので安心です。
ここでは、HiNative Trekの申し込み方法と解約方法を紹介します。
HiNative Trek申し込みの流れ
まずは、HiNative Trekの申し込み手続きの流れを説明しますね。
HiNative Trekの申し込みには、クレジットカードが必要です。
支払いに利用可能なカードは、VISA・MasterCard・American Express・JCBの4つ。
HiNative Trekの申し込みの流れは、次の通りです。
HiNative Trekの申し込みの流れ
- HiNative Trek公式サイトの「HiNative Trekに登録」をクリック
- 母語を「日本語」を選び「選択する」をクリック
- 料金プランの「年額プラン」か「月額プラン」を選ぶ
- 登録方法を「Google・Facebook・Twitter・メールで新規登録」から選ぶ
- 「メールで新規登録」を選択した場合、メールアドレス・ユーザー名・パスワード・母語を設定し、「カード情報を入力する」をクリック
- クレジットカードの情報を入力する
- 登録したメールアドレスに届いたメールを確認する
- 申し込み完了
手順3の料金プランを選択する画面を見ると、時期によってとてもお得な割引キャンペーンをおこなっていることがわかりますね。
お得にHiNative Trekをはじめるなら、こういったキャンペーン期間に入会するのもよいと思います。
HiNative Trek解約手続きの流れ
HiNative Trekの解約手続きも、申し込み同様とても簡単にできます!
ただしHiNative Trekの月額プランを解約する場合は、課題の配信期限や添削の期限に気をつけてくださいね。
登録期間が終了するまで課題の配信は行われますが、添削指導はHiNative Trek解約後30日で終了します。
解約手続きは、自分のアカウント画面の右上にある以下のアイコンの「設定」からできます。
設定のなかにある「HiNative Trek」を選び、次に表示された画面の一番下にある「HiNative Trekを解約する」をクリックすれば、解約は完了です!
HiNative Trek年間コースは受講料の節約になるが解約に注意
なるべく費用を節約したいという人は、月々19,600円(税込)の月額プランよりも年額プランがオススメです!
年額プランの196,000円(税込)は一見するととても高いと感じますが、月額プランと比べると、ひと月当たりおよそ3,260円も安くなり、1年にするとおよそ39,200円もお得になります。
ただし年額プランの場合、途中解約しても残りの差額分は返金されないので注意が必要です。
また、途中で年額プランから月額プランへの変更もできないので、月額プランと年額プランのどちらで申し込むか迷っている人は、気を付けてください。
年額プランの解約については、次のように、受講しているコースによって解約手続きが必要かどうか変わってきます。
ビジネスコースとIT2コースの年額プランを利用している人は、コース終了後に自動更新されないため、解約手続きは原則必要ありません。
IT1コースを利用している人は、IT1コースが終了するとIT2コースへ自動更新されるので、IT2コースへ継続しない場合は解約手続きをしてください。
なお年額プラン解約後は、解約のタイミングに関わらずコース終了日から90日間添削指導と質問サービスが受けられます。
HiNative Trekを解約しても、HiNativeを退会しなければ、添削された課題やフィードバックなどの履歴はすべて残りますので、引き続き復習に利用することはできます。
※HiNative Trekに登録すると、自動的にHiNativeのアカウントが作成されます。HiNativeは、多言語や文化について学習できるQ&Aサービスで、HiNative TrekはHiNative内の英語学習サービスにあたります。
【まとめ】HiNative Trekは添削の丁寧さが評判の英語学習サービス
HiNative Trekのビジネスコースを試す前、わたしが感じた印象は「実践的なビジネス英語を学習できるのは興味あるけど、料金がちょっと高いな……」でした。
月額プランが月々19,600円(税込)、年間プランが196,000円(税込)と金額だけ見ると、わたしと同じように高いと感じる人もいると思います。
ですが、実際4週間HiNative Trekを使ってみて、「1日500円のワンコインで※、これだけ細やかに個別で添削してもらえるなら安いものだな~!」という印象に変わりました。
※年額プランの場合
それだけHiNative Trekのネイティブ講師によるフィードバックは、質が高く充実していると感じました!
課題についても、実際のビジネスシーンを想定した内容になっているので、持続していけば使えるビジネス英語を身に付けることができるでしょう。
オンライン英会話など今までの学習方法で英語力が伸び悩んできる人や、ビジネスで必要な実践的な英語表現がなかなか定着しない人は、ぜひHiNative Trekを利用してみてください。