中途採用の面接で、明らかに会話がはずんだにもかかわらず、不採用だったという経験はありませんか?
「書類選考も通ったし、面接でも手応えがあったのに、受からないのはなぜ?」
このように悩む人も多いかと思います。
面接まで進めたということは、書類選考の段階で企業の応募条件は満たしている、と考えてよいでしょう。
ということは、面接において不採用と判断される原因があったと考えられます。
次の面接までには、面接に落ちる原因を突き止めて、転職成功をめざしましょう。
面接で不採用の通知をもらうたびに、「なぜ受からなかったんだろう?」「スキルが足りなかった?」「もっと優秀な人がいたのかな?」と悩んでいる人は、ぜひこの記事を参考に、面接での言動を振り返ってみてください。
今回は中途採用の面接で受からない人の原因10個と、受かるための対策について紹介します。
面接は、受ける側が見られるというイメージが強く、苦手意識を持つ方も多いと思います。
良く見せようと空回りして、本来の自分の良さを伝えられないまま疲れて帰ってきたという声もよく聴きます。
面接の時に急によく見せるのは大変ですし、難しいです。
常日頃から自分の話方、態度、人との関わり方などの積み重ねで、面接でも自分らしく本来の自分を伝えられることになると思いますよ。
面接は応募者と企業の双方が確認し合うための場です。今回は、企業目線がどこにあるのかをお伝えしていますので、参考にして準備してください。
中途採用の面接に受からない原因10個
書類審査が問題なく通過したなら、あなたの経験やスキルは、企業の求める人材の条件をある程度満たしていると考えられます。
そう考えると、採用につながらない原因は、面接におけるあなたの言動が影響しているかもしれません。
ここでは中途採用の面接に受からない原因を10個まとめたので、今までの面接での言動を振り返りながら一つひとつ確認してみてください。
1. 面接での第一印象が悪い
第一印象はひと目で印象が決まるだけでなく、後々までその印象が強く残る傾向にあるため、とても重要です。
dodaによる中途採用担当者を対象とした調査によると、面接官が最も重視するポイントは「第一印象」を選んだ人が最も多いという結果も出ています。
とくに営業、企画・管理、技術系(IT・通信)、販売・サービス、金融系など幅広い職種で第一印象は重視されているようです。
また相手に持つ印象を100としたときに、半分以上の55%は視覚から受ける印象だと言われています。
つまり第一印象を重視する面接において、身だしなみがどれほど大事かがわかると思います。
面接での第一印象を悪くする身だしなみ
- 面接に合わないカジュアルすぎる服装で来る
- ヨレヨレのシャツやスーツ、汚れた靴で面接に来る
- メイクが濃すぎたり、香水の匂いが強すぎたりする
これらは面接官に対して、あまりよい印象を与えないでしょう。
2. 社会人としてのビジネスマナーを心得ていない
第一印象がとても重要である、と伝えましたが第一印象を決めるのは身だしなみだけではありません。
あなたの言動も、面接官に与える第一印象に大きく影響します。
たとえば、以下に挙げた行動は面接官にあまりよい印象を与えません。
面接での第一印象を悪くする言動
- 道に迷って約束の時間に1~2分遅刻した。少し遅れただけなので事前連絡はしなかった
- 面接中にスマートフォンの電源を切らず、マナーモードにしていた
- 面接官が来るまでスマートフォンゲームをして待っていた
このような面接のマナーに反した行動は、ビジネスマナーの認識がないと思われ不採用の原因となります。
新入社員のころはビジネスマナーをきちんと覚えて、覚えたとおりに実践している人も多かったと思いますが、社会人生活に慣れてくると、徐々に砕けてくるものです。
とくに業務の上で外部の人とあまり接することがなかった人や、日頃から親しい取引先の人としか接していないという人は、ビジネスマナーを心得ているか再確認する必要があるでしょう。
3. 面接官を不安にさせる態度や姿勢を見せる
面接中、面接官はあなたの行動をとてもよく見ています。
そしてこれから一緒に仕事をするにあたって、意思疎通が円滑に行えるかどうか、性格が社風に合うかどうか、そして他の社員と協力して業務を遂行できるかどうかを確かめるのです。
もしあなたが面接中に以下のような言動を行っているなら、面接官は今後業務をするにあたって、不安を感じるかもしれません。
面接官が不安に思う求職者の言動
- 受け答えの声が小さすぎて聞こえにくい
- 話すときに目線が合わない
- 目線が泳いでオドオドしている
- 座っているときに体が動き落ち着きがない
たとえ経験やスキルが合格点でも、一緒に仕事をするのが難しいと感じさせると、不採用となってしまうことがあるのです。
4. 言葉遣いが面接という場に相応しくない
中途採用の面接では、言葉遣いにも気をつけましょう。
「相手の失礼になってはいけない」という思いからか緊張してしまい、誤った敬語を使ったり、過剰に丁寧な言い方をしてしまったという経験はありませんか?
たとえば「御社の経営方針は◯◯とうかがっておりますが」が「聞く」の正しい言い方ですが、「御社の経営方針は◯◯とお聞きになったのですが」などと間違えてしまったら、面接官もよい印象をうけないでしょう。
この場合、「御社の経営方針は◯◯と聞いているのですが」のように、謙譲語を使わなくても違和感なく表現できます。
尊敬語と謙譲語の使い分けに自信がない人は、無理に話そうとすると話し方が不自然になってしまうので、丁寧語をメインに使うとよいでしょう。
また、面接官がフランクな人だとつい気が緩んでしまい「◯◯なんすよ」「◯◯っす」など、ビジネスのシーンにはふさわしくない言葉遣いをしてしまうこともあるようです。
「◯◯でぇ」「◯◯なんですけどぉ」のように語尾を伸ばすクセも、気になるところ。
話し方のクセは自分ではなかなか気づかないものですから、親しい先輩や上司に意見を聞いてみてもいいかもしれません。
5. 面接官の質問に対する受け答えがきちんとできない
求職者が面接官の質問を遮ったり、面接官の質問とズレた回答をすることが頻繁に見られると、コミュニケーションがうまくできないと判断される可能性があります。
思わず質問を遮ってしまったり、トンチンカンな回答をしてしまうという人は、緊張とともに「聞かれたことに対してはすぐに回答しなければ!」という思いから、焦りが出ている可能性が高いです。
また、話が無駄に長くなってしまうこともできるだけ避けたい点です。
話が長いと内容が複雑になりやすく、せっかくのアピールポイントもうまく伝わらない可能性があります。
また話が長くなり簡潔に伝えられない人は、「仕事においても要領が悪そう」「迅速な報告ができなさそう」といったマイナスの印象を与えてしまいます。
6. 履歴書や職務経歴書にあるスキルと実際のスキルが違う
書類選考に通りたいために、履歴書や職務経歴書の経歴を誇張して書いてしまったり、嘘の内容を書いてしまったという人は、面接に通る可能性が低くなるでしょう。
中途採用の面接においては、面接官も保有スキルや前職での経歴を重視しているため、スキルや経歴に関する質問は必ず行われます。
そのときに具体的な説明ができなかったり、話の辻褄が合わなかったりすると、応募書類による事前情報とのギャップを感じさせることになるのです。
ちなみに、履歴書や職務経歴書に書かれたスキルや経歴が嘘であるとわかった場合、印象がとても悪くなります。
少し自信がなくても、これまでの経歴や保有スキルをそのまま記載しましょう。
まだスキルを持っていなくても、取得を目指しているなら、その旨を履歴書に書いても問題ありません。
7. 志望動機があいまいで本気さが感じられない
中途採用の面接では、志望動機も問われます。
志望動機について、履歴書や職務経歴書に書いていること以上の話が聞けない、というのはマイナス評価になるわけではありませんが、物足りなく感じる面接官もいるようです。
新入社員を選ぶときも、中途採用の人材を選ぶときも、企業としては志望動機がはっきりしていて、入社を希望する思いが強い人を選びたくなるもの。
中途採用の面接は書類選考を経て行われることが多く、より具体的に志望動機を知りたいという面接官の想いがありますので、志望動機は応募書類に書いたこととプラスして言えることがあるとよいでしょう。
8. 転職の理由が後ろ向き
転職をする理由は人それぞれあり、「人間関係が原因で仕事を辞める」や「やりたい仕事をさせてもらえなかった」といったネガティブな理由で転職をする人もいるでしょう。
前職を退職した理由、転職を決めた理由は面接で聞かれることが多い質問です。
そのときに、ネガティブな退職理由を伝えることで、マイナス評価につながる可能性が高いのです。
たとえば人間関係に関する悩みは、どの会社でも起こりうることですよね。
ですから、「うちの会社でも同じ状況になったら、会社を辞めることで解決しようとするのでは?」と面接官を不安な気持ちにさせてしまうかもしれません。
また「やりたい仕事をさせてもらえなかった」という理由で会社を辞めたとして、もし社内で改善を求めるなど行動を起こすことなくいきなり辞めてしまったのであれば、仕事に対して積極性がないと印象づけてしまう可能性があります。
9. 面接官に対して何も質問がない
面接の最後に「何か質問はありますか?」とよく聞かれますよね。
この質問を逆質問といいます。
まず逆質問のときに、いつも何を聞いていたか思い出してみてください。
面接官の人に気を使って「質問はとくにありません」と答える人も多いかもしれませんが、これでは逆効果。
面接官側は「本当に働く気持ちがあるなら、聞きたいことはたくさんあるでしょう」と肩透かしをくらったような気持ちになります。
また「有給休暇をとる人はどれくらいいますか?」のように待遇についてばかり聞くこともあまりオススメしません。
もちろん条件面で気になることがあるなら、面接時に確認しておくべきです。
ですが質問内容が条件や福利厚生のことばかりになってしまうと、仕事に対する意欲が伝わりにくいため、よく考えて質問するようにしましょう。
10. 求職者が企業の社風に合わない
中途採用の面接に受からない10個目の原因は、単純に求職者が企業の社風に合わないと判断されることです。
誤解のないようにお伝えしておくと、これは求職者も企業側もどちらも悪くありません。
人それぞれ性格が違うのと同じで、会社ごとに方針が異なります。
面接を通して、あなたの求める条件や仕事に対する考え方が合わないと感じられたら、採用が見送られるだけです。
どうしてもその企業に入社したい!というこだわりがある人は別ですが、あなたの希望を大きく変えて無理に入社する必要はないと思います。
もし採用されたとしても、価値観が合わないまま仕事を続けることはとても辛く、早期退職の原因にもなるからです。
企業が求める経歴やスキルの条件は満たしているけれど、面接に受からないという場合は、気持ちを切り替えて次の面接の準備をはじめましょう。
中途採用の面接に落ちないための面接対策5つ
中途採用の面接に落ちる原因を解決するには、まず今までの面接を振り返り、原因として当てはまることをピックアップしてみましょう。
その上で面接前に準備することや、面接日当日に注意することを確認し、面接に臨んでください。
今回紹介する、中途採用の面接に落ちないための面接対策は次の5つです。
- 基本的なビジネスマナーを復習しておく
- 面接の実践練習をして問題点を指摘してもらう
- 面接で質問されることを予測し、答えを事前に準備する
- 髪型や服装など清潔感のある身だしなみを心がける
- 遅刻をしないために面接当日は早めの行動をする
1. 面接で質問されることを予測し、答えを事前に準備する
面接の受け答えで大事なのは、落ち着いて質問に沿った答えを返すこと。
何のために質問されているのか、何が聞きたいのか、相手の意図を考えるようにしましょう。
普段人が話しているときについ被せて発言する癖がある人は、とにかく最後まで話を聞いてから、発言することを意識してみてください。
また今までの面接で話が長くなりがちだと思った人は、質問をされた後すぐに論理的な話を組み立てて、発言することが苦手な人かもしれません。
話が長くならないように、日ごろから、結論→理由→具体例→結論といた論理的な話し方を心がけ、想定質問に対して要点をまとめておくなどの対策をしましょう。
退職理由の回答は前向きな答えを準備しておく
面接で退職理由を聞かれたときに、自分の評価を下げてしまうような回答は避けましょう。
たとえば「会社のやり方に問題があった」「上司が指示を出すのが下手で自分の成績につながらなかった」といったように、退職の理由を人のせいにするのは印象がよくありません。
退職理由を前向きな回答にするコツは、「転職後にやりたいこと」をアピールすることです。
退職理由が後ろ向きな理由でも、応募企業で働こうと思った動機は、前向きなものではありませんか?
退職のきっかけは後ろ向きな理由であったとしても、退職した後に自分はどうしたいのかを掘り下げて考えてみれば、「もっとこうしたい」「こんな風に取り組みたい」という今後への希望があるのではないでしょうか。
企業側も、入社後のビジョンが明確な人の方が採用したいと感じるものです。
応募企業で働きたいと思った志望動機にもつながる、前向きな退職理由を考えてみましょう。
逆質問も重要な評価対象なので事前に準備しておく
面接で落ちる原因のひとつとして「逆質問で面接官になにも質問しない人は、意欲が感じられない」と紹介しました。
ですが逆質問が思いつかないからといって、ホームページを見ればわかるようなことを聞くのも「企業研究不足」と評価されるのでオススメできません。
逆質問は仕事内容の詳細や働く環境について質問することで、仕事へのやる気を伝えられるので、自己アピールに有効です。
求人情報やホームページからの情報を基に、あなたがその企業で働いている姿を想像した時に、「これはどうなんだろう」「この場合どうするのかな」と疑問に思ったことをピックアップして、逆質問に備えましょう。
逆質問について詳しく知りたい人は、「採用を勝ち取る逆質問集と答えるときの注意点」で紹介しているので、参考にしてください。
2. 面接の実践練習をして問題点を指摘してもらう
面接中の言葉遣いや態度に問題があったとしても、自分ではなかなか気が付きにくいものです。
1回1回の面接の質を高めるためにも、第三者の力を借りて面接の実践練習を行い、問題点を指摘してもらいましょう。
面接の実践練習で解決できる問題は次の3つです。
- 面接中の言葉遣い
- 面接中の態度や言動
- 面接官の質問に対する受け答え
ここで問題となるのが、実践練習の方法です。
両親や兄弟、親しい知人に手伝ってもらうのも方法の一つですが、現実味がないためあまり参考にならないかもしれません。
面接の実践練習をするなら、面接対策を行う転職エージェントを活用してみてください。
転職エージェントは豊富な求人情報から、あなたに合った企業を紹介してくれるサービスを主に行っていますが、サービスの1つとして履歴書の添削や面接対策を行ってくれるエージェントもあるのです。
転職先を探しつつ、面接のスキルも上げられるのに、利用料金は無料なので使わない手はないですね!
オススメの転職エージェントを紹介するので、ぜひ利用してみてください。
リクルートエージェント
転職支援実績ナンバーワンのリクルートエージェントは、はじめて転職エージェントを利用する人にオススメ。
リクルートエージェントは求人紹介のほかに、提出書類の添削や面接対策も行っているので、面接で不安な点がある人に最適なエージェントといえます。
またリクルートがもつ豊富な情報から、独自に分析した業界情報や企業情報がゲットできるのも嬉しいポイント。
全国の転職に対応しているので、地方住まいの方も利用しやすいと思います。
doda
dodaも大手の人気転職エージェントです。
dodaでは応募する企業が決まってから、応募企業ごとに面接対策を行ってくれます。
また業種ごとに専任のアドバイザーが対応してくれるため、より業種に沿った面接対策ができるでしょう。
さらに応募書類の提出や、面接日程の調整もdodaが行ってくれるので、転職活動が進めやすくなります。
マイナビジョブ20’s(20代向け)
20代や第二新卒の転職なら、20代の転職に特化したマイナビジョブ20’sをおすすめします。
20代で転職する人は、スキルや経歴に実績がない人も多くいますよね。
一般的に中途採用では経験者や実績がある人を求める企業が多いため、総合的な転職エージェントだと応募できる企業が限られる可能性があります。
ですが20代向けの転職エージェントなら、20代の若い人材を求める求人情報のみを扱っているため、効率よく転職先企業が見つかるのです。
20代の転職ですと、はじめて転職を経験する人も多いので面接対策も丁寧に行ってくれます。
3. 基本的なビジネスマナーを復習しておく
中途採用の面接は、面接会場に入ったときから評価が始まっています。
面接官だけでなく、その企業のすべての人に見られていること意識しましょう。
中途採用の面接で、ビジネスマナーを守るべきところをまとめたので、参考にしてください。
面接で守るべきビジネスマナー
- 面接時間には余裕を持って現地に到着し、呼吸を整え、身だしなみを再チェックする
- 面接会場の受付には、5分~10分前に到着するのがベスト
- 受付の人にもきちんと挨拶をする
- 面接時の携帯電話は、マナーモードではなく電源を切っておく
- 入室時のノックの回数は3回で、入室後は挨拶のあとに一礼する
- 頂いた名刺や資料は大事に扱う
中途採用に応募する人は「ビジネスマナーは心得ている!」という方も多いと思いますが、再度基本的なビジネスマナーを確認しておきましょう。
4. 髪型や服装など清潔感のある身だしなみを心がける
面接では第一印象がとても重要です。髪型や服装は清潔感のある身だしなみを心がけましょう。
ここでは面接にふさわしい服装と髪型について、簡単に紹介したいと思います。
服装は清潔感のあるスーツスタイル
服装について、とくに指定がない場合はスーツスタイルで行きましょう。
ビジネスの場にふさわしく、面接の時間をいただくことへの感謝の気持ちも込めてスーツで臨むことで、企業の方に信頼感と安心感を与えられます。
男性女性ともに、新卒の就活時のようなリクルートスーツにこだわる必要はありません。
重要なのは、清潔感があるかどうか。たとえばシャツは男性女性ともに、アイロンのかかったシワのないものを着ていきましょう。
シャツのシワが目立つと、だらしない印象を与えてしまいます。またシャツのシワのほかにも、襟や袖口の汚れにも注意してください。
靴やカバンは、黒や焦げ茶、濃紺などスーツに合う色の物を選びましょう。
リュックやトートバッグは、ビジネス向けではないので、中途採用の面接にふさわしくありません。
新品である必要はありませんが、革の傷みが目立つものなども避けましょう。
中途採用の面接時の服装について詳しく知りたい人は、男女別スーツの選び方と服装マナーの記事もチェックしてください。
明るすぎない髪色とナチュラルメイクが好印象
次に髪型についてですが、表情がしっかり見えるよう、前髪が目にかからないように整えましょう。
面接ではお辞儀をすることも多いため、髪が長い人はゴム等でまとめておくと顔周りが明るくなり、印象アップにもつながります。
また、派手な髪色は仕事をする上でふさわしくないと考える企業が多く、中にはカラーリング自体を禁止している企業もあります。
髪がパサついてだらしない印象にもなりかねない過度なカラーリングは避け、自然な髪色を保ちましょう。
このほか、寝癖にも十分注意してください。
次にメイクについてですが、メイクはナチュラルメイクが基本です。
プライベートでのおしゃれではなく、面接のためのメイクなので、カラーコンタクトなど主張が強いものも避けましょう。
またネイルアートについては、募集要項に「ネイルOK」の記載がある企業でも、より多くの人に好印象を与えられるピンクやベージュの色味がオススメです。
男性の場合は、髭の剃り残しなどがないよう入念にチェックをしてください。
5. 遅刻をしないために面接当日は早めの行動をする
面接当日に遅刻すると、第一印象はとても悪くなります。
身だしなみを整える時間や、交通機関の乱れも考慮して早めの行動をとるようにしましょう。
慌てると忘れ物をする原因にもなりますから、必要なものは前日までに用意しておくといいかもしれません。
受付の開始時間や面接の時間は間違えないよう、前日までに必ず確認してください。
会場にはやく着きすぎた場合は、周囲のカフェ等でゆっくりと気持ちを落ち着かせておきましょう。
【まとめ】中途採用の面接に受からないならやり方を変えよう
今回は中途採用の面接に受からない原因と、面接対策の方法について紹介しました。
面接を受けた企業数が1社や2社なら、今のやり方でも問題ないかもしれませんが、あまりにも面接に落ちる数が多いようなら、やり方を変える必要があります。
まずは今までの面接を振り返って、面接に落ちる原因として考えられることをリストアップして、一つひとつ解決していきましょう。
リクルートエージェント、doda、マイナビジョブ20’sといった転職エージェントを利用すれば、転職先企業の紹介を受けつつ、面接対策も同時に行えるので効率的です。
転職エージェントは無料で利用できますし、1社に絞る必要もないので、複数社に相談してみて、あなたが利用したいと思う転職エージェントを利用するとよいでしょう。
- 監修者:石峰朱実(キャリア・コンサルタント)
- 各種学校、公共事業にて主に就職支援を担当。また転職エージェントでの面接指導にもあたっており、人材業界での10年の勤務経験も含め、就転職支援では20年超のキャリア。>>詳細はこちら